8725東証プライム保険業
MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
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ROIC
%
投下資本利益率
ROE(実績)1862位
8.7%
有報 報告値
営業利益率
%
営業益 —億
自己資本比率3610位
21.7%
EPS(実績)
343.0
26/03期
JINGI 解析 / 無料
読解タイプ複合型

解析準備中。

✓ 直近6期連続増収✓ 営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均3.06x)

直近6期連続増収。売上 48922.4→76530.3億

営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均3.06x)。計上益がキャッシュで裏付けられる=利益の質が高い

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JINGIの解析は有価証券報告書など一次開示の事実に接地した構造読解です。「所有に値する事業か・静かにすり減る事業か」を読むためのもので、割安/割高の断定・目標株価・特定銘柄の売買推奨ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

RESULTS 直近業績(26/03期・単年)

損益(PL)
売上高
7兆6,530
前年比 +14.9%
営業利益
経常利益
1兆1,202
前年比 +20.6%
純利益
5,106.1
前年比 +70.1%
財政状態(BS)
総資産
29兆5,922
前年比 +10.3%
純資産
6兆4,198
前年比 +19.3%
現金
2兆5,138
前年比 +7.4%
有利子負債
キャッシュフロー(CF)
営業CF
9,540.0
前年比 +34.9%
投資CF
-7,195.1
財務CF
-1,387.6
フリーCF
9,231.7
前年比 +34.9%
直近1年の実額と前年比(億円)。PL=稼ぐ力/BS=財務の厚み/CF=現金の出入り。推移は下の各カードで確認できます。出所: 有報 連結PL/BS/CF

FINANCIALS 業績推移(5期・有報)

指標22/0323/0324/0325/0326/03
売上高(百万)5,132,0425,250,7946,572,8896,660,8137,653,030
営業利益(百万)
経常利益(百万)390,499292,262416,440928,9891,120,230
純利益(百万)262,799211,006369,266300,191510,612
EPS(円)158.2130.5231.8193.4343.0
1株配当(円)180.0200.0270.0145.0160.0
営業利益率(%)
ROE(%)8.36.69.85.38.7
自己資本比率(%)13.012.720.920.121.7

BALANCE SHEET 財政状態推移(5期・有報)

指標22/0323/0324/0325/0326/03
総資産(百万)25,033,84624,349,98428,076,71426,821,45229,592,153
純資産(百万)3,302,7493,139,5015,878,4515,381,5866,419,831
流動資産(百万)74,56661,41131,43851,526
流動負債(百万)25,3213,3753,49426,486
現金(百万)2,256,2162,646,4312,851,6922,341,3882,513,765
有利子負債(百万)782,902714,743715,045590,565
BPS(円)1,985.11,928.83,707.33,561.04,424.6
自己資本比率(%)13.012.720.920.121.7
現金は日銀当預など規制・決済のための資産で余剰資金ではなく、調達の本体は預金で有利子負債に含まれません。ネットキャッシュ・ROIC・ネットデット倍率は非金融の資本構造を前提にした定義のため、当てはめると誤りになるので算定していません(有利子負債の額そのものは掲載しています)。出所: 有報 連結貸借対照表

CASH FLOW キャッシュフロー推移(5期)

キャッシュフロー22/0323/0324/0325/0326/03
営業CF(百万)236,708194,153549,466707,427954,001
投資CF(百万)-71,976480,953-276,825-555,927-719,514
財務CF(百万)58,545-314,502-231,549-680,424-138,762
営業CFがプラスで安定=利益がきちんと現金化。営業CFが継続してマイナスなら本業が現金を生めていない兆候(投資CFのプラスは資産売却による場合あり)。出所: 有報 連結CF計算書

STATEMENTS 財務三表(2026-03期・細目まで)

貸借対照表 50項目
項目当期前期
財政状態計算書
資産
流動資産
現金及び現金同等物2,513,7652,341,388
売却目的で保有する資産20,73246,626
非流動資産
有形固定資産375,137341,070
のれん41,08836,898
無形資産333,980337,455
投資不動産62,86659,942
持分法で会計処理されている投資917,477224,978
繰延税金資産29,69832,511
資産29,592,15326,821,452
負債及び資本
負債
非流動負債
繰延税金負債873,246631,607
負債23,110,91321,387,337
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金101,367101,367
資本剰余金205,351346,843
利益剰余金4,928,3014,443,871
自己株式-150,623-285,533
その他の資本の構成要素1,335,434775,037
親会社の所有者に帰属する持分6,419,8315,381,586
非支配持分61,40752,528
資本6,481,2395,434,114
負債及び資本29,592,15326,821,452
財政状態計算書
資産
現金及び現金同等物2,513,7652,341,388
未収法人所得税42,53211,274
売却目的で保有する資産20,73246,626
持分法で会計処理されている投資917,477224,978
デリバティブ資産126,967107,536
退職給付に係る資産1,32612,901
有形固定資産375,137341,070
のれん41,08836,898
無形資産333,980337,455
投資不動産62,86659,942
繰延税金資産29,69832,511
その他の資産1,216,2531,023,435
資産29,592,15326,821,452
負債及び資本
負債
未払法人所得税163,075106,865
社債及び借入金1,039,038623,738
デリバティブ負債156,68093,281
退職給付に係る負債120,038131,037
引当金16,1718,845
繰延税金負債873,246631,607
その他の負債848,065704,404
負債23,110,91321,387,337
資本
親会社の所有者に帰属する持分
資本金101,367101,367
資本剰余金205,351346,843
利益剰余金4,928,3014,443,871
自己株式-150,623-285,533
その他の資本の構成要素1,335,434775,037
親会社の所有者に帰属する持分6,419,8315,381,586
非支配持分61,40752,528
資本6,481,2395,434,114
負債及び資本29,592,15326,821,452
損益計算書 25項目
項目当期前期
損益計算書
継続事業
収益6,436,0265,949,509
その他の収益84,76464,685
その他の費用186,541186,282
持分法による投資損益(△は損失)36,42630,276
税引前利益(△損失)703,521458,500
法人所得税費用187,389152,709
当期利益(△損失)516,131305,791
当期利益(△損失)の帰属
親会社の所有者510,612300,191
非支配持分5,5195,600
当期利益(△損失)516,131305,791
1株当たり当期利益(△損失)
基本的1株当たり当期利益(△損失)
基本的1株当たり当期利益(△損失) 343193
希薄化後1株当たり当期利益(△損失)
希薄化後1株当たり当期利益(△損失) 343193
包括利益計算書
当期利益(△損失)516,131305,791
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定-5,16810,248
持分法によるその他の包括利益10,04516,684
純損益に振り替えられることのない項目合計572,501-347,059
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の外貨換算差額245,294-29,077
キャッシュ・フロー・ヘッジの有効部分-3,5014,043
持分法によるその他の包括利益25,129-22,701
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計404,732-9,103
その他の包括利益977,233-356,162
当期包括利益1,493,364-50,371
当期包括利益の帰属
親会社の所有者1,482,121-56,700
非支配持分11,2436,328
当期包括利益1,493,364-50,371
キャッシュ・フロー計算書 38項目
項目当期前期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー
当期利益(△損失)516,131305,791
税引前利益(△損失)703,521458,500
調整
減価償却費及び償却費103,398105,808
減損損失(又は戻入れ)1,60888,527
持分法による投資損益(△は益)-36,426-30,276
運転資本の増減
退職給付に係る資産の増減額(△は増加)-672-873
退職給付に係る負債の増減額(△は減少)-11,369-5,640
引当金の増減額(△は減少)9,1243,659
その他-164,217-169,494
小計358,114198,403
利息の受取額399,484292,095
配当金の受取額400,625366,012
利息の支払額-15,799-10,998
法人所得税の支払額又は還付額(△は支払)-188,423-138,086
営業活動によるキャッシュ・フロー954,001707,427
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出-30,833-23,189
有形固定資産の売却による収入4,73412,514
無形資産の取得による支出-62,302-66,421
無形資産の売却による収入88217
投資不動産の取得による支出-4,510-3,796
投資不動産の売却による収入6941,867
貸付けによる支出-173,251-156,758
貸付金の回収による収入283,999194,358
子会社の取得による支出-1,866-530
投資有価証券の取得による支出-14,032,758-7,979,111
定期預金の純増減額(△は増加)-42,29710,944
その他-157,830-55,731
投資活動によるキャッシュ・フロー-719,514-555,927
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債の発行による収入457,847
社債の償還による支出-50,000-125,000
自己株式の取得による支出-221,499-250,876
配当金の支払額-224,862-190,510
非支配持分への配当金の支払額-3,133-3,718
その他-20,613-17,072
財務活動によるキャッシュ・フロー-138,762-680,424
現金及び現金同等物の為替変動による影響83,71518,619
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)179,439-510,304
現金及び現金同等物2,513,7652,341,388
この会社だけの項目 49件
共通の勘定科目リストに位置を持たない、この会社が独自に定義した項目です。(注記の本文 12件・名称の定義が取れていない 1件は含みません)
項目当期前期
代理店手数料等1,033,458946,980
平均臨時雇用人員5,4855,753
再保険損益-487,807-390,752
保険契約に係る割引率変動差額382,387342,453
再保険契約に係る割引率変動差額-12,895-10,151
再保険契約資産の増減額(△は増加)-393,594-238,603
費用2,176,4302,000,604
金融損益261,099234,209
先渡契約の先渡要素及び外貨ベーシス・スプレッド88390
売却目的で保有する資産に係る売却益32,5821,486
固定資産処分益2,0058,797
減損損失1,60888,526
金利収益302,980288,811
金利収益-302,980-288,811
税金費用43,91441,551
保険契約負債の増減額(△は減少)1,086,515466,200
投資契約負債の増減額(△は減少)-12,913-55,247
保険契約資産17,4839,612
保険契約負債18,604,85017,735,421
保険収益6,436,0265,949,509
保険サービス費用5,422,7755,230,341
保険サービス損益525,444328,415
投資契約負債789,755802,669
投資損益931,931408,547
投資有価証券20,132,83418,865,208
負債性金融商品に対する投資-231,770-294,059
資本性金融商品に対する投資567,623-374,184
売却目的で保有する負債14,609
貸付金1,121,5911,234,469
持分法で会計処理される投資を累積原価アプローチで当初測定したことによる損失29,898
国内損害保険株式会社の合併関連費用42,529
保険金融費用(純額)730,788202,062
再保険金融収益(純額)59,95627,724
売却目的で保有する資産への振替に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)-7,061
レポ取引及び他の類似の担保付借入の純増減額(△は減少)-76,248-80,839
レポ取引及び他の類似の担保付借入の純増減額(△は減少)11,256-151,150
保険金融損益-670,831-174,338
従業員数39,74638,247
その他の金融費用17,67212,802
その他の金融投資244,051220,795
その他の投資損益628,950119,735
その他の投資損益(△は益)-641,553-148,148
借入れによる収入30,0001,251
投資有価証券の売却・償還による収入13,485,3617,660,672
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出-253-12,408
再保険契約資産2,435,4531,952,246
再保険契約負債3,7602,854
借入金の返済による支出-30,000-1,251
レポ取引及び他の類似の担保付借入481,620546,612
金融庁 EDINET の有価証券報告書を、勘定科目リストの並び順と階層にそのまま流し込んだものです。どの項目を出すかを JINGI は選んでいません。金額は百万円。出所: EDINET 有価証券報告書(採用ツリー: 詳細ツリー)

解析 / 時間軸 グラフで見る(5年の軌跡)

水準の一点でなく軌跡で読む(原則8)。稼ぐ力 → 現金 → 1株の価値 → 財政状態の順に並べています。各グラフはカーソルを載せると年ごとの数値が出ます。詳細な数値は各セクションの表に併記。

表示形式:(選択は次回も保持・%系は補助線のまま)

① 稼ぐ力 ― 成長・収益性・資本効率

売上高・純利益(億円)
0億20,000億40,000億60,000億80,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 売上高 5兆1,320億 ・ 純利益 2,628億23/03 ・ 売上高 5兆2,508億 ・ 純利益 2,110億24/03 ・ 売上高 6兆5,729億 ・ 純利益 3,693億25/03 ・ 売上高 6兆6,608億 ・ 純利益 3,002億26/03 ・ 売上高 7兆6,530億 ・ 純利益 5,106億
売上高純利益
規模(売上)と最終利益。売上が伸び利益も連動して増えているか。差の開き=利益率の変化。
利益率トレンド(%)
0%2%4%6%8% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 5.1%23/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 4.0%24/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 5.6%25/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 4.5%26/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 6.7%
粗利率営業利益率純利益率
利益率が安定〜上昇なら価格決定力・コスト管理が効く。低下は競争激化や一過性費用を疑う。
ROE・ROA・ROIC(%)
0%5%10% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ ROE 8.3% ・ ROA 1.0% ・ ROIC —23/03 ・ ROE 6.6% ・ ROA 0.9% ・ ROIC —24/03 ・ ROE 9.8% ・ ROA 1.3% ・ ROIC —25/03 ・ ROE 5.3% ・ ROA 1.1% ・ ROIC —26/03 ・ ROE 8.7% ・ ROA 1.7% ・ ROIC —
ROEROAROIC
資本効率。ROEが高くてもROAが低ければレバレッジ依存。ROIC(投下資本利益率)は本業が投下資本をどれだけ稼ぎに変えたか=事業そのものの効率。

② 現金の生成と使い方(キャッシュフロー)

キャッシュフロー(億円)
-10,000億-5,000億0億5,000億10,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 営業CF 2,367億 ・ 投資CF -720億 ・ 財務CF 585億23/03 ・ 営業CF 1,942億 ・ 投資CF 4,810億 ・ 財務CF -3,145億24/03 ・ 営業CF 5,495億 ・ 投資CF -2,768億 ・ 財務CF -2,315億25/03 ・ 営業CF 7,074億 ・ 投資CF -5,559億 ・ 財務CF -6,804億26/03 ・ 営業CF 9,540億 ・ 投資CF -7,195億 ・ 財務CF -1,388億
営業CF投資CF財務CF
営業CFがプラスで安定=本業が現金を生む。投資CF−は成長投資、財務CF−は返済・還元。
フリーCF(営業CF−設備投資・億円)
0億5,000億10,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ フリーCF 2,086億23/03 ・ フリーCF 1,695億24/03 ・ フリーCF —25/03 ・ フリーCF 6,842億26/03 ・ フリーCF 9,232億
フリーCF
オーナー利益の目安。継続プラスなら配当・自社株買い・無借金化の原資。マイナス続きは要警戒。
設備投資・減価償却(億円)
0億500億1,000億1,500億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 設備投資 281億 ・ 減価償却 848億23/03 ・ 設備投資 246億 ・ 減価償却 931億24/03 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —25/03 ・ 設備投資 232億 ・ 減価償却 1,058億26/03 ・ 設備投資 308億 ・ 減価償却 1,034億
設備投資減価償却
再投資の強度。設備投資が減価償却を上回る=成長投資の局面、下回る=維持・回収局面。資産の重い/軽いビジネスかも見える。
利益の質(営業CF÷純利益・倍)
0倍1倍2倍3倍 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 営業CF/純利益 0.90倍23/03 ・ 営業CF/純利益 0.92倍24/03 ・ 営業CF/純利益 1.49倍25/03 ・ 営業CF/純利益 2.36倍26/03 ・ 営業CF/純利益 1.87倍
営業CF/純利益
1倍前後以上なら利益がきちんと現金化。継続して1倍を大きく下回ると会計利益と現金の乖離を疑う。

③ 1株の価値と株主還元

EPS(1株利益・円)
0円100円200円300円400円 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ EPS ¥15823/03 ・ EPS ¥13124/03 ・ EPS ¥23225/03 ・ EPS ¥19326/03 ・ EPS ¥343
EPS
1株あたりの稼ぐ力。右肩上がりが理想。増資による希薄化で伸び悩むなら発行株数も確認。
配当・配当性向
0円100円200円300円0%50%100%150%200% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 1株配当 ¥180 ・ 配当性向 113.8%23/03 ・ 1株配当 ¥200 ・ 配当性向 153.2%24/03 ・ 1株配当 ¥270 ・ 配当性向 116.5%25/03 ・ 1株配当 ¥145 ・ 配当性向 75.0%26/03 ・ 1株配当 ¥160 ・ 配当性向 46.6%
1株配当配当性向
配当の増加基調と配当性向(利益の何%を配当)。高すぎ(100%超)は無理な配当、低すぎは内部留保重視。

④ 財政状態・安全性(バランスシート)

総資産・純資産(億円)
0億100,000億200,000億300,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 総資産 25兆338億 ・ 純資産 3兆3,027億23/03 ・ 総資産 24兆3,500億 ・ 純資産 3兆1,395億24/03 ・ 総資産 28兆767億 ・ 純資産 5兆8,785億25/03 ・ 総資産 26兆8,215億 ・ 純資産 5兆3,816億26/03 ・ 総資産 29兆5,922億 ・ 純資産 6兆4,198億
総資産純資産
規模の拡大と純資産(自己資本)の厚み。純資産が着実に増えていれば毀損より蓄積のフェーズ。
BPS・自己資本比率
0円2,000円4,000円6,000円0%10%20%30% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ BPS ¥1,985 ・ 自己資本比率 13.0%23/03 ・ BPS ¥1,929 ・ 自己資本比率 12.7%24/03 ・ BPS ¥3,707 ・ 自己資本比率 20.9%25/03 ・ BPS ¥3,561 ・ 自己資本比率 20.1%26/03 ・ BPS ¥4,425 ・ 自己資本比率 21.7%
BPS自己資本比率
BPS(1株純資産)の積み上がり=内部留保の蓄積。自己資本比率が高いほど財務の安全度が高い。
流動資産・流動負債(億円)
0億200億400億600億800億0%500%1,000%1,500%2,000% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 流動資産 746億 ・ 流動負債 253億 ・ 流動比率 294.5%23/03 ・ 流動資産 614億 ・ 流動負債 34億 ・ 流動比率 1,819.6%24/03 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —25/03 ・ 流動資産 314億 ・ 流動負債 35億 ・ 流動比率 899.8%26/03 ・ 流動資産 515億 ・ 流動負債 265億 ・ 流動比率 194.5%
流動資産流動負債流動比率
短期の支払い余力。流動資産が流動負債を十分上回る(流動比率が高い)ほど短期の安全性が高い。
現金・有利子負債(億円)
0億10,000億20,000億30,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 現金 2兆2,562億 ・ 有利子負債 7,829億23/03 ・ 現金 2兆6,464億 ・ 有利子負債 7,147億24/03 ・ 現金 2兆8,517億 ・ 有利子負債 7,150億25/03 ・ 現金 2兆3,414億 ・ 有利子負債 5,906億26/03 ・ 現金 2兆5,138億 ・ 有利子負債 —
現金有利子負債
手元資金と借金の推移。現金が有利子負債を上回れば実質無借金。借金が膨らむトレンドは財務リスク。
のれん・無形資産(億円)
0億500億1,000億1,500億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ のれん 1,249億 ・ 顧客関連資産 —23/03 ・ のれん 1,432億 ・ 顧客関連資産 —24/03 ・ のれん 1,172億 ・ 顧客関連資産 —25/03 ・ のれん 369億 ・ 顧客関連資産 —26/03 ・ のれん 411億 ・ 顧客関連資産 —
のれん顧客関連資産
買収で積んだ無形。事業が悪化すると減損で自己資本を削るリスク。純資産に対して大きいほど注意。
出所: 有価証券報告書(主要な経営指標等・本表)を構造化し算出。原則8=時間軸で読む。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 時間軸 5年軌跡(スナップショットが隠す推移)

指標22/0323/0324/0325/0326/03
純利益率(%)5.14.05.64.56.7
ROE(%)8.36.69.85.38.7
ROA(%)1.10.91.31.11.7
総資産回転(回)0.210.220.230.250.26
営業CF率(%)4.63.78.410.612.5
営業CF/純益(倍)0.900.921.492.361.87
配当性向(%)113.8153.2116.575.046.6
売上 前年比(%)4.92.325.21.314.9
純資産 前年比(%)5.6-4.987.2-8.419.3
単年の水準でなく軌跡(時間軸)で読む層。増収率・純資産の前年比・営業CF率の年次推移から、加速か失速か・蓄積か毀損かを見る。出所: 有報 主要な経営指標等(5期)。原則8=時間軸。

DIVIDEND 配当・株主還元(実績5期)

22/03
¥180.0
23/03
¥200.0
24/03
¥270.0
25/03
¥145.0
26/03
¥160.0
配当性向 46.6%・連続増配 1年出所: 有報 1株当たり配当(EDINET)

解析 / 数値 数値で見る質(FCF・資本効率・複利)

FCF(オーナー利益)
9,231.7
ROIC
%
粗利率
%
アクルーアル比率
-1.6%
売上CAGR(4年)
10.5%
EPS CAGR
21.4%
FCF・資本効率(ROIC/EV倍率)・複利(CAGR)・利益の質(アクルーアル)を一次データから算出。売上CAGRとEPS CAGRの差は成長が1株利益に乗っているかの目安、アクルーアル比率が大きく+なら会計利益とキャッシュの乖離に留意。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す。CAGR の窓は直近5期だが、その間に決算の基準(連結/単体)が変わっている場合は基準が一貫している期間だけに短縮して算出する(跨いだ成長率は意味を成さないため)。短縮後が2期以下なら算定しない。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 数値(全量) 全数値指標

利益の質・収益性
純利益率
6.7%
ROA
1.7%
総資産回転
0.26
実効税率
26.6%
現金変換(CFO/営業益)
CFO/純益(平均)
3.06
累計営業CF
8兆2,000
FCFマージン
12.1%
資本効率・複利
維持capex(capex/減価)
0.30
BPS CAGR
22.2%
ソルベンシー・還元・希薄化
流動比率
1.95
純負債/EBITDA
インタレストカバレッジ
債務返済年数
配当性向
46.6%
連続増配
1
希薄化率
0.01%
すべて一次データ(有報)から算出。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す(割高・割安の断定はしません)。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 偏差値プロファイル(全社比較)

掲載企業の母集団の中で、この企業が各指標でどこに位置するかを偏差値(平均50・標準偏差10)で表示。高いほど良いに方向を統一(純負債・アクルーアル等は低いほど高偏差値)。縦線=平均(50)。
総合偏差値
50.7 母集団3920社中 1945位9/14指標
総合 →
業種内 総合偏差値(保険業)
53.8 同業14社中 6位9/14指標
全体1945位・同業6位(母集団が異なるため両立します)
純益率ROEROAFCF率自己資本流動比発生高売上成長EPS成長 50
純利益率
51
ROE
51
ROA
49
FCFマージン
53
自己資本比率
35
流動比率
47
アクルーアル比率
49
売上CAGR
52
EPS CAGR
54
母数が多いほど統計的に安定します(現状は掲載数が母数・指標により母数は異なる)。出所: 有価証券報告書(EDINET)の一次データから算出。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 のれん・無形/減損リスク

のれん
410.9億
顧客関連資産
—億
無形合計 410.9億(のれん+顧客関連)=ほぼ無し(純資産比 0.6%)。買収で積んだ無形が乏しく、事業が悪化しても減損で自己資本を削るリスクは小さい(買収に依存しない自前の事業)。出所: 有報 連結BS

解析 大株主・浮動株(出入口)

浮動株比率
57.2%
発行済(全種類)−自己株−上位10
支配株主
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(うち、投資信託99,823千株、年金信託4,051千株、その他93,838千株)
13.6% 保有
自己株式
2.55%
38,131,100株 ・簿価1,506.2億
大株主比率
1. 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(うち、投資信託99,823千株、年金信託4,051千株、その他93,838千株)13.6%
2. 日本生命保険相互会社7.5%
3. 株式会社日本カストディ銀行(信託口)(うち、投資信託49,647千株、年金信託4,706千株、その他20,729千株)5.2%
4. トヨタ自動車株式会社4.8%
5. THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.8%
6. JP MORGAN CHASE BANK 380055(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.3%
7. STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.2%
8. JP MORGAN CHASE BANK 380081(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.6%
9. THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.6%
10. 住友生命保険相互会社1.3%
上位10で 42.8%・発行済 1,492,551,732株・自己株 38,131,100株・浮動株 831,489,632株・株主 187,499名。所有者別(単元): 外国人 37.0% / 機関 37.1% / 個人 16.8%。浮動株が薄く出来高次第で値が飛びやすい=出入口の狭さに留意。出所: 有報 大株主の状況/所有者別状況

STRUCTURE 構造的に隣接する企業

同一の会計監査人や共有する法人株主が確認できませんでした=構造的に独立(機関投資家ネットワークの外)。同族・少数支配や独立系監査人の企業に多く、それ自体が構造上の特徴です。出所: 有報 大株主の状況/会計監査人

解析 / 統治 統治・資本の使い方

経営陣(取締役会)の持株比率0.05%(取締役 10名計)
政策保有株式(簿価合計)208,456.0百万円(3銘柄)
役員報酬総額 / 役員数541.0百万円 / 20名
平均年間給与(提出会社)1,238万円(前期比 +8.2%)
従業員数(連結)46,856名
監査報酬 / 非監査報酬1,183.0百万円 / 126.0百万円
平均勤続年数21.7年
女性管理職比率12.8%
従業員1人当たり売上163.3百万円
従業員1人当たり営業利益
政策保有株式の対純資産比3.2%
政策保有株式の多寡は資本効率と少数株主への向き合い方の手掛かり、役員報酬・平均年収の推移はコスト構造と人的資本の変化を映す。監査報酬に対する非監査報酬比は監査人の独立性、平均勤続年数・女性管理職比率は組織の定着と多様性の手掛かり。経営陣(取締役会)の持株比率は経営の当事者性(自社株のskin-in-the-game)=創業者主導かプロ経営かの手掛かり、従業員1人当たり営業利益は労働生産性、政策保有株式の対純資産比は自己資本のうち持ち合いに固定された割合(高いほど資本効率の重石)。出所: 有報(コーポレート・ガバナンス/従業員の状況)。

PROFILE 会社概要

代表者取締役社長 CEO 舩曵 真一郎
本社所在地東京都中央区新川二丁目27番2号
市場 / 業種東証プライム / 保険業
決算期3月
従業員数(連結)46,856名
EDINETコードE03854

解析 / 参考 バリュエーション算定(現在株価を入力)

証券サイト等で見た現在株価を入力すると、PER・実質PER・利回り・概算時価総額を即時計算します。表示値は入力した現在株価に基づく参考値で、当サイトはリアルタイム株価を配信していません。
概算時価総額
株価×発行済
PER(実績)
株価÷EPS
PBR(実績)
株価÷BPS
実質PER
現金控除後
益回り(EBIT/EV)
EBIT÷企業価値
配当利回り
1株配当÷株価
概算時価総額=現在株価 × 発行済株式総数(有報 26/03期末 基準・1,492,551,000株)。基準日以降の自己株消却・新株発行で実際と差が出ることがあります。PER・PBR・実質PER・各利回りは1株ベースのため、この差の影響を受けません。実質PER・益回りの純現金・営業利益は有報基準。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。

解析 / 監視 適時開示タイムライン(定点観測の起点)

2026-07-07大量保有報告書(特例対象株券等) ↗ / キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー
2026-06-30確認書 ↗
2026-05-22変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 日本生命保険相互会社
2026-05-13確認書 ↗
2025-12-22変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 日本生命保険相互会社
2025-12-05変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 日本生命保険相互会社
2025-11-19確認書 ↗
2025-10-30変更報告書 ↗ / トヨタ自動車株式会社
2025-09-05変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 日本生命保険相互会社
2025-06-20確認書 ↗
2024-11-19確認書 ↗
2024-09-20変更報告書 ↗ / トヨタ自動車株式会社
2024-08-30変更報告書 ↗ / トヨタ自動車株式会社
2024-06-24確認書 ↗
2024-02-22変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 日本生命保険相互会社
2024-02-14確認書 ↗
2023-12-22変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 日本生命保険相互会社
2023-11-17確認書 ↗
2023-08-04変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2023-06-26確認書 ↗
2022-12-05変更報告書(特例対象株券等) ↗ / ブラックロック・ジャパン株式会社
2022-06-27確認書 ↗
2022-04-18変更報告書(特例対象株券等) ↗ / 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す定点観測の情報元。有価証券報告書は決算期(○年○月期)を添えて過去分も並びます(年で絞り込み可)。大量保有報告書保有者が提出する書類で、この銘柄について書かれたものを発行会社ベースで並べています(「/」の後ろが提出者=保有者)。各行から EDINET の提出書類を開けます。有料プランでは開示が積まれるたび「テーゼは生きているか」を再検証します。出所: EDINET 提出書類一覧

SOURCE 一次開示 原文(有価証券報告書・抜粋)

事業の内容— EDINETより引用 ↗
3 【事業の内容】 当社及び当社の関係会社(子会社236社、関連会社36社(2026年3月31日現在))において営まれている主な事業の内容及び当該事業における主要な関係会社の位置付けは次のとおりであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 <事業の内容> (1) 国内損害保険事業日本国内において、以下の子会社3社などが損害保険事業を営んでおります。 ① 三井住友海上火災保険株式会社 ② あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 ③ 三井ダイレクト損害保険株式会社 (2) 国内生命保険事業日本国内において、以下の子会社2社などが生命保険事業を営んでおります。 ① 三井住友海上あいおい生命保険株式会社 ② 三井住友海上プライマリー生命保険株式会社 (3) 海外事業日本国内においては国内損害保険子会社の海外部門が、諸外国においては海外現地法人及び国内損害保険子会社の海外支店が、海外事業を営んでおります。 (4) 金融サービス事業/デジタル・リスク関連サービス事業 ① 金融サービス事業 国内損害保険子会社、三井住友DSアセットマネジメント株式会社などが、アセットマネジメント事業、金融保証事業、確定拠出年金事業、ART(Alternative Risk Transfer)事業、個人融資関連事業及びベンチャー・キャピタル事業などを営んでおります。 ② デジタル・リスク関連サービス事業 MS&ADインターリスク総研株式会社などが、リスクマネジメント事業などを営んでおります。 <事業の概要図> (注) それぞれの事業における主要な連結子会社等を記載しております。各記号の意味は次のとおりであります。 ★:連結子会社 ●:持分法適用の関連会社
事業等のリスク— EDINETより引用 ↗
3 【事業等のリスク】 (1) 当社グループのリスク管理 ① リスク管理基本方針当社グループは、持続的成長と企業価値向上を追い続ける世界トップ水準の保険・金融グループを創造することを経営ビジョンに掲げており、その実現を阻害するあらゆる不確実性を「リスク」と捉え、リスク管理態勢を整備し、経営の最重要課題としてリスク管理に取り組んでおります。当社グループでは、「MS&ADインシュアランス グループ リスク管理基本方針」を定め、グループ内で共有された基本的な考え方のもとでリスク管理を実行しております。「MS&ADインシュアランス グループ リスク管理基本方針」には、リスク管理の基本プロセスと体制、保険グループとして認識すべきリスクの定義や管理の考え方等が定められております。グループ国内保険会社では、この基本方針に沿って各社の実態に合わせた「リスク管理方針」を制定し、主体的にリスク管理を行っております。 ② リスク管理体制当社では、取締役会の課題別委員会の1つであるERM委員会にてリスク管理に係るモニタリング等を行い、重要事項についてはERM委員会の協議を踏まえて、グループ経営会議及び取締役会に報告を行う体制としております。また、グループリスク対策会議を2024年度に設置し、当社グループに内在するリスク及び外部環境の変化に伴うリスクに関する論議を通じ、当社グループ全体のリスクの検知力と管理体制の強化を図っております。グループ国内保険会社は、国内外の子会社も含め各社それぞれのリスク管理を実行します。リスク管理部は、グループ全体のリスク及び各社のリスク管理の状況をモニタリングし、グループ全体の統合リスク管理を行い、ERM委員会へその結果を報告しております。 ③ ERMをベースにしたグループ経営ERM(Enterprise Risk Management)は、保険会社の経営において重要なリスク・収益(リターン)・資本という3つの経営指標をバランスよく管理していく機能を担っております。当社グループでは、リスク・リターン・資本のバランスを取った経営資源配分により、企業価値向上に取り組んでおります。 a.ERMの機能と役割ERMでは、資本の健全性(ESR(※1))を維持しつつ、リスク対比の収益性(ROR(※2)やVA(※3))が高い事業領域におけるリスクテイクを高めることで、目標とする資本効率性(修正ROE(※4))の達成を図ります。これら3者の関係は下図のとおりであります。(※)1 ESR(Economic Solvency Ratio/経済価値ベースのソルベンシー・レシオ):後述b.(a)参照2 ROR(Return on Risk):後述b.(b)参照3 VA(Value Added):後述b.(c)参照4 修正ROE(Return on Equity):後述b.(d)参照 b.ERMで注視する指標(※)5 統合リスク量:200年に一度の確率で当社グループ全体が被る損失の予想額(時価)6 時価純資産 :経営のバッファとしての純資産管理を徹底するために使用している指標(修正純資産+保険負債の含み損益+その他負債性資本等) (a)ESR(Economic Solvency Ratio)とはリスク量に対する資本の充実度を示す指標(=「時価純資産」÷「統合リスク量」)であります。リスク量は、事業や資産に係る損失や価値変動のリスクを統計的に数値化したものであり、統合リスク量は当社グループ全体のリスクの総額となります。(b)ROR (Return on Risk)とはリスク量に対して利益(リターン)がどの程度確保されているか(リスク量対比の収益性)を示す指標であります。リスクを引き受けるためには、それに見合う資本の確保が必要になります。したがって、RORが高い(すなわち、引き受けたリスクに対して得られる利益が大きい)事業は、必要な資本に対して、得られる利益がより大きい事業と言えます。(c)VA(Value Added)とはリスクを引き受けることによって、どれだけの付加価値が得られるかを示す指標であります。資本コストは、資本資産価格モデル(CAPM)により推計しております。(d)修正ROE(Return on Equity)とは資本に対する利益の割合で、資本の効率性を示す指標であります。 ④ ERMとリスク管理当社グループでは、リスク選好方針に沿って経営計画を策定し、ERMサイクルをベースに、健全性の確保と、収益力と資本効率の向上を図っております。ERMサイクルに沿って、リスクに見合った資本の配賦を行い、引き受けたリスクに対するリターン(ROR)のモニタリングを通じて、リスクコントロールやアンダーライティングの強化等を行っております。 a.ERMサイクルERMは、企画・執行・モニタリングのサイクルを通じて実践しております。b.ROR向上に向けた取組み引き受けたリスクに対しどれだけの利益が得られるかを示すRORの推移は、当社グループのリスクポートフォリオの収益力の状況を表しております。当社グループでは、ERMサイクルをベースにRORの向上に取り組んでおります。c.ストレステストの実施当社グループは自然災害の発生、資産価値の下落など、様々な事象の発現による影響を分析して、資本の十分性、期間損益への影響、ポートフォリオの脆弱性の確認を行うためにストレステストを実施しております。また、事象発現時の状況を分析し、資本を毀損する因子の洗い出しを行い、リスク耐性の向上に有効な対策の検討にも活用しております。 (2) 当社グループの主要なリスク当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。なお、本項に記載した将来に関する事項は本有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ① グループ重要リスクグループ各社が洗い出した主要なリスク事象リストに基づき、下表のように発生可能性と影響度を目安として、総合的な判断により、経営が管理すべき重要なリスク事象を「グループ重要リスク」として選定し、グループ重要リスク管理取組計画を策定したうえで、リスク対策の実行や各リスクの状況を定期的にモニタリングしております。 (※)7 発生可能性:当面(5年以内)の発生可能性。統計的な発生頻度(確率)に加え、統計的手法で捉えきれない切迫度、予兆等を勘案し、総合的に判断。8 影響度 :「経済的損失」「ブランド力・信用力への影響」等を勘案し、総合的に判断。 2026年度も引き続き、コンダクトリスクや地政学リスク(インフレ懸念を含む。)、気候変動、サイバーリスク、保険市場・人財市場の変化、人工知能(以下、「AI」という。)の急速な進展に係るリスクを適切にコントロールし、当社グループの持続的な成長を図ることが必要であることから、グループ重要リスクは2025年度と同様のものとしております。一方で、各重要リスクの状況は変化しているため、各重要リスクの「主な想定シナリオ」に以下a~eの環境変化を明示・反映し、管理・取組みを強化しております。また、表現の統一や例示の記載を今日的に見直すとともに、IFRS会計基準・新資本規制の導入を踏まえた修正を行っております。a.AIの急速な進展AIの急速な進展による影響を規制・経済・社会・環境の観点から確認し、当社グループへの影響が大きいと考えられるシナリオを追加し、同リスクの管理・取組みの強化に繋げてまいります。b.再保険市場の変化再保険市場の急激な変動(ソフト化、ハード化)は、当社グループの収益に大きな影響を与える可能性があること、資産集約型再保険市場の拡大によってシステミックリスクの懸念が高まっていると考えられることから、想定シナリオを追加して管理を強化してまいります。c.業務改善計画に関わる取組みの推進によるビジネスモデルの変化、顧客企業等におけるリスクマネジメントの必要性の高まり及び姿勢の変化損害保険会社各社の政策株式売却方針も踏まえ、顧客企業等の当社グループに期待する提供価値が変化する可能性(保険商品の提案から保険を含む統合的なリスクソリューションの提案への変化等)があることから、この変化に対応できない場合のリスクや、ビジネスモデルの変化による戦略実行に求められる人財の質等の変化を想定したシナリオを明確化しております。d.三井住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社の合併三井住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社の合併において、ステークホルダーに示した目指す姿を実現できないことによる社会的信用の低下を、主な想定シナリオに明示しております。e.信用リスク発現構造の認識インフレーションの進行や為替変動によるコスト増が投融資先企業等の業績悪化要因となることや、肥大化したノンバンクセクター等の破綻が広範に金融市場に影響する可能性を、主な想定シナリオに明示して管理を強化してまいります。 2026年度グループ重要リスクは下表のとおりであります。これらのリスクが発現することにより、多額の保険金・給付金の支払い、保有資産の価値の低下、競争環境や評判の変化等が生じ、当社グループの業績や財務状況に影響が生じるリスクがあります。当社グループでは、これらのリスクに対して、グループ重要リスク管理取組計画を策定(取締役会で決議)したうえで、リスク対策の実行を通じて、リスクの軽減やコントロールを実施しております。 No.グループ重要リスク(点線枠内は「主な想定
経営者による分析(MD&A)— EDINETより引用 ↗
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要当社グループは、当連結会計年度よりIFRS会計基準を適用しており、前連結会計年度の財務数値についてもIFRS会計基準に組替えて比較分析を行っております。財務数値に係るIFRS会計基準と日本基準との差異については、「第5 経理の状況 連結財務諸表等 連結財務諸表注記」の「45 IFRS会計基準への移行に関する開示」に記載しております。当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、経営成績等のうち、国内損害保険事業の保険収益、保険サービス費用、再保険損益及び保険サービス損益には地震保険(家計地震)及び自動車損害賠償責任保険は含んでおりません。 ① 財政状態及び経営成績の状況当期の世界経済は、物価動向の変化等を背景に米国や欧州を中心として個人消費が増加するなど、多くの地域において緩やかに持ち直す一方、中東情勢を始めとする地政学リスクの高まりや米国の政策動向の影響等により、先行きに不透明感が残る状況となりました。また、わが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に、物価上昇を伴いながらも個人消費や設備投資に持ち直しの動きがみられる中、金利の上昇が段階的に進められ、一部に弱さが残るものの、引き続き緩やかな回復基調をたどりました。保険業界においては、少子高齢化に伴う国内市場の縮小が見込まれる一方、気候変動、AIの急速な普及、サイバーリスクの増大など新たなリスクの顕在化により、大きく変化する事業環境に対応するため、従来の保険ビジネスの枠組みに捉われない変革が求められております。 当期の主要施策とねらい<企業価値向上に向けた「お客さま本位の業務運営」「コンプライアンスの徹底」「ガバナンスの強化」>当社グループは、三井住友海上火災保険株式会社(以下、「三井住友海上」といいます。)とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、「あいおいニッセイ同和損保」といいます。)における企業保険分野での保険料調整行為や保険会社間の情報漏えい行為等の反省を踏まえ、引き続き、再発防止に向けた取組みを進めるとともに、事業のあり方の見直しや保険業法等の改正による競争ルールの変化を踏まえたビジネスモデルの変革を進めました。また、当社は、2025年6月の定時株主総会での承認を経て、監査等委員会設置会社に移行することにより、取締役会の監督機能を強化するとともに、経営の意思決定及び業務執行の迅速化を図りました。加えて、取締役の過半数を社外取締役とし、取締役会における経営判断の客観性を高めております。引き続き、当社は持株会社として、グループ全体の取組みをけん引してまいります。 <新たな競争環境での優位性の構築に向けた「国内損害保険事業体制の再編」>三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、2027年4月1日を効力発生日として合併することにつき最終合意し、合併契約を締結しました。当社グループは、保険本来の提供価値とリスクソリューション力によって「お客さまから最も選ばれる保険・金融グループ」となることを目指すため、本合併により、新たな損害保険会社を創造し、グループ成長源泉の盤石化とガバナンス強化等による信頼性向上を図ってまいります。お客さまの大切な未来を託していただくために、不確実性が増す時代において、変化を見通し社会のリスクを解決する「リスクに挑み、世界をリードする」存在となり、持続的な成長と企業価値向上を実現してまいります。また、三井住友海上は、健全な競争環境の実現を通じて保険業界のさらなる発展を主導していくことを目的に、SMBCグループの保険代理店である銀泉株式会社及び株式会社三井住友フィナンシャルグループとの間で、2026年4月1日付で保険代理店事業会社を共同出資により設立することを合意しました。 <持続的な利益創出に向けた「海外事業管理態勢の高度化」>米国のスペシャルティ保険のリーディングカンパニーであるW.R.Berkley Corporationに対する出資により、収益の多角化やアンダーライティング(注1)技術を活かした協業取組みの実現を図りました。また、意思決定を迅速に行うべく海外事業管理部門を当社へ集約し、多国籍人財により海外事業の戦略や重要課題の解決に向けた議論を行うIEC(International Executive Committee)を設置することを決定しました。これらの取組みにより、さらなる成長に向けたグループの資源配分機能の高度化を図ってまいります。(注1)アンダーライティング保険契約の引受け可否を判断することや引受条件を決めること。 <さらなる成長に向けた「新たな事業ポートフォリオ」>一層の資本効率向上を図る観点等から、豪州金融グループ Challenger Limitedの株式を売却しました。また、アセットマネジメント会社であるBarings LLC(米国大手生命保険会社Massachusetts Mutual Life Insurance Companyの100%子会社)への出資により、事業ポートフォリオの分散、資本効率の向上、保険商品開発力の向上につながる取組みを推進し、当社グループの企業価値のさらなる向上を図りました。 このような中、当連結会計年度の経営成績は次のとおりとなりました。保険サービス損益は、保険収益が6兆4,360億円、保険サービス費用が5兆4,227億円、再保険損益が△4,878億円となった結果、5,254億円となりました。また金融損益は、投資損益が9,319億円、保険金融損益が△6,708億円となったことから、2,610億円となりました。これらの損益にその他の収益・費用や持分法による投資損益等を加減算した税引前利益は7,035億円となり、法人所得税費用1,873億円を加減算した親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ2,104億円増加し、5,106億円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 イ 国内損害保険事業(三井住友海上)保険サービス損益は、保険収益が1兆9,347億円、保険サービス費用が1兆6,323億円、再保険損益が△1,774億円となった結果、1,249億円となりました。また金融損益は、投資損益が1,795億円、保険金融損益が△331億円となったことから、1,463億円となりました。これらの損益にその他の収益・費用等を加減算した税引前利益は2,339億円となり、法人所得税費用509億円を加減算した親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ743億円増加し、1,829億円となりました。 ロ 国内損害保険事業(あいおいニッセイ同和損保)保険サービス損益は、保険収益が1兆4,451億円、保険サービス費用が1兆2,642億円、再保険損益が△908億円となった結果、901億円となりました。また金融損益は、投資損益が1,189億円、保険金融損益が△290億円となったことから、898億円となりました。これらの損益にその他の収益・費用等を加減算した税引前利益は1,541億円となり、法人所得税費用351億円を加減算した親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ513億円増加し、1,189億円となりました。 ハ 国内損害保険事業(三井ダイレクト損保)保険サービス損益は、保険収益が402億円、保険サービス費用が432億円となった結果、△31億円となりました。また金融損益は3億円となりました。これらの損益にその他の収益・費用等を加減算した税引前利益は△29億円となり、法人所得税費用△7億円を加減算した親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ7億円減少し、△22億円となりました。 ニ 国内生命保険事業(三井住友海上あいおい生命)保険サービス損益は、保険収益が2,562億円、保険サービス費用が1,703億円、再保険損益が△3億円となった結果、855億円となりました。また金融損益は、投資損益が△881億円、保険金融損益が△787億円となったことから、△1,669億円となりました。これらの損益にその他の収益・費用等を加減算した税引前利益は△838億円となり、法人所得税費用△235億円を加減算した親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ825億円減少し、△602億円となりました。 ホ 国内生命保険事業(三井住友海上プライマリー生命)保険サービス損益は、保険収益が1,067億円、保険サービス費用が903億円、再保険損益が124億円となった結果、288億円となりました。また金融損益は、投資損益が6,536億円、保険金融損益が△5,014億円となったことから、1,521億円となりました。これらの損益にその他の収益・費用等を加減算した税引前利益は1,792億円となり、法人所得税費用519億円を加減算した親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度に比べ763億円増加し、1,273億円となりました。 ヘ 海外事業(海外子会社・関連会社)保険サービス損益は、保険収益が2兆5,076億円、保険サービス費用が2兆107億円、再保険損益が△2,992億円となった結果、1,976億円となりました。また金融損益は、投資損益が1,191億円、保険金融損益が△463億円となったことから、728億円となりました。これらの損益にその他の収益・費用や持分法による投資損益等を加減算した税引前
経営方針・経営環境・課題— EDINETより引用 ↗
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、グループの目指す姿として「経営理念(ミッション)」、「経営ビジョン」、「行動指針(バリュー)」を以下のとおり定めております。<経営理念(ミッション)>グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます<経営ビジョン>持続的成長と企業価値向上を追い続ける世界トップ水準の保険・金融グループを創造します<行動指針(バリュー)>お客さま第一 :わたしたちは、常にお客さまの安心と満足のために、行動します誠実 :わたしたちは、あらゆる場面で、あらゆる人に、誠実、親切、公平・公正に接しますチームワーク :わたしたちは、お互いの個性と意見を尊重し、知識とアイデアを共有して、ともに成長します革新 :わたしたちは、ステークホルダーの声に耳を傾け、絶えず自分の仕事を見直しますプロフェッショナリズム:わたしたちは、自らを磨き続け、常に高い品質のサービスを提供します (2) 目標とする経営指標当社グループは「グループの2030年度目指す姿」と、それに基づく2026年度グループ経営計画において、グループ全体の業績を示す経営指標として「修正利益」(注1)、「EPS成長率」(注2)、「修正ROE」(注3)、「ESR(Economic Solvency Ratio)」(注4)を掲げており、目標値は次のとおりであります。 2030年度目指す姿2026年度目標修正利益(除く政策株式売却損益)8,000億円5,300億円EPS成長率11%(年率)4%(年率)修正ROE(除く政策株式売却損益)11%以上10%ESR180%以上180%以上(注)1 修正利益 =当期利益+政策株式売却損益・純投資株式売却損益(FVOCI指定した売却損益)-市況変動影響・新契約費繰延影響-その他特殊要因2 EPS成長率=修正利益(除く政策株式売却損益)÷発行済株式総数(除く自己株式数)の成長率3 修正ROE =修正利益÷修正純資産(純資産-債券の含み損益-保険負債の含み損益-のれん・企業結合に係る無形資産)4 ESR =時価純資産÷統合リスク量(信頼水準99.5%) (3) 経営環境並びに事業上及び財務上の対処すべき課題今後のわが国を含む世界経済は、引き続き緩やかに回復していくことが期待される一方で、中東情勢による不透明感が高まっており、加えて、金融資本市場の変動や米国の政策動向による影響が懸念されております。保険業界においては、保険料調整行為等の不適切事案の発生を受けて改正された保険業法が2026年6月より施行されております。あらためて「顧客本位の業務運営の徹底」「健全な競争環境の実現」を最優先とした取組みを進めるとともに、引き続き経済の成長を支える商品・サービスの提供等を通じて、安心で安全な社会の実現に欠くことのできない社会インフラとしての役割を発揮していくことが求められております。このような中、当社グループは、「グループの2030年度目指す姿」として、保険本来の価値提供を追求し、「お客さまから最も選ばれる保険・金融グループ」となることを目指してまいります。また、その取組みを礎として、お客さまの大切な未来を託していただくために「リスクに挑み、世界をリードする」存在となり、不確実性が増す時代において、変化を見通し社会のリスクを解決してまいります。世界に広がる事業基盤を通じ、最適な安心・最高の体験・最先端のソリューションを提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来に貢献してまいります。国内保険会社の取組姿勢お客さまから最も選ばれる保険・金融グループグループタグラインTaking on Risk, Leading the World ~リスクに挑み、世界をリードする~ [グループの2030年度目指す姿]当社グループは、持続的に利益を創出する収益構造の実現に向け、事業構造の最適化と事業基盤の強化に取り組み、当社グループの企業価値の向上を図ってまいります。 事業構造最適化提供価値の変革資本アロケーション最適化お客さまに最適な安心のお届け「お客さまを守る」最高のエフォートレス体験の提供「期待を超える」最先端のソリューションの開発「ミライを創る」更なる成長を目指す領域の拡大、収益力向上「グループの成長と規律を両立する」○お客さまへの適切な価値提供○リスクソリューション提案力、アンダーライティング力の強化○キャパシティ提供力の強化○お客さまへのエフォートレスな価値提供○お客さまに適したディストリビューション○ソリューションの開発・提供○社会課題・地域課題への対応○国内保険事業におけるオーガニック成長実現○海外を中心とした新たな成長領域への経営資源の投入○規律ある事業投資の実施○資産運用領域の収益力向上事業基盤強化戦略機能強化ガバナンス強化人的資本経営AI・DX○グループの舵取り機能の実効性向上○海外事業や生保事業等の戦略機能の強化○持株会社の第2線・第3線機能の強化○持株会社の事業管理機能の強化○グループ会社のモニタリング強化○「スキル発揮」「キャリア形成」による社員の成長○経営戦略と連動した「人財ポートフォリオの構築」○「Well-being」の向上○IT構造最適化のさらなる推進○AIによる価値創出と競争力強化○サイバーセキュリティ態勢強化サステナビリティ自然災害リスクを低減し、未来に続くレジリエントな社会の創造人口動態等の社会構造の変化を見据えた豊かで幸せな社会の創造人権を守り、責任ある事業活動による社会からの信頼の向上 [事業領域別の取組み]「グループの2030年度目指す姿」の実現に向けた、主な事業領域別の2026年度の取組方針は以下のとおりです。国内損害保険事業においては、三井住友海上火災保険株式会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社それぞれの強みを維持・結集し、さらなる拡大を図るため、計画どおり合併を実現させるとともに、業務改善計画の着実な実行により「ビジネスモデル変革」を進めてまいります。また、自然災害の甚大化・頻発化、インフレの継続等、保険引受環境の変化要因を踏まえつつ、自動車保険及び火災保険の収益力強化を図ってまいります。国内生命保険事業においては、長期的な少子高齢化の進展、金利のある世界等の環境変化に対応した保障性・資産形成型の商品・サービスの開発や、販売チャネルの強化を図ってまいります。また、AI・DXの活用により、お客さまへの提供価値の向上を推進いたします。海外事業においては、2030年度に海外事業全体で修正利益4,200億円の達成という目標の実現に向け、海外事業管理部門を当社に集約し、意思決定の迅速化とグループ内の人財を有効活用した事業管理力の向上を図るとともに、当社に設置したIEC(International Executive Committee)を軸としてガバナンス態勢の強化を図るなど、事業管理の高度化・効率化を実現してまいります。また、W.R.Berkley Corporationの成長による利益拡大と協業によるシナジーの追求、非日系市場への取組みや大手MGA(Managing General Agent)への深耕等による米国事業の拡大に加え、収益性の高い主要顧客との取引拡大を通じて再保険事業でのさらなる成長やリスクリターンの拡大に取り組んでまいります。資産運用においては、収益期待資産の積増し、提携先(Barings LLC、LGT(注5)等)を踏まえたグループ運用態勢の強化等により、グローバルトップティア水準の利益成長と持続的な時価純資産価値(注6)を拡大します。また、「リスクテイクの拡大」とリスクテイクを支える「基盤の強化」に取り組み、収益力の向上を図ってまいります。(注)5 LGT(Liechtenstein Global Trust):多様な投資商品を提供するスイスの運用会社。6 時価純資産価値:経済価値ベースで評価した時価資産から時価負債を控除した差額であり、実質的な自己資本のこと。
重要な契約— EDINETより引用 ↗
5 【重要な契約等】 当社の子会社である三井住友海上火災保険株式会社は、2025年11月17日付で、米国大手生命保険会社Massachusetts Mutual Life Insurance Company(以下、「MassMutual社」という。)の100%子会社であるアセットマネジメント会社Barings LLCの持分18%をMassMutual社より取得することに合意いたしました。
配当政策— EDINETより引用 ↗
3 【配当政策】当社は、財務健全性の確保を前提として、持続的な成長により企業価値を高めていくとともに、継続的・安定的な株主還元を実施することにより、株主の皆さまのご期待にお応えしていきたいと考えております。これを踏まえ、中期経営計画(2022-2025)においては、1株当たりの配当水準の安定性を維持しつつ、グループ修正利益(注1)の50%を基本として、配当と自己株式の取得により株主還元を行う方針としております。基本的還元は、利益成長に応じて1株当たり配当額を累進させてまいります。それに加え、市場動向、事業環境、資本の状況などを踏まえ、機動的・弾力的に追加的還元を実施します。なお、中期経営計画(2022-2025)の第2ステージ(2024~2025)においては、基本的還元の方針を維持し、原則として、普通配当の減配は行わず、政策株式の売却加速影響による利益に基づく特別配当(注2)を還元します。また、毎期の配当の回数については、中間配当及び期末配当の年2回を基本としております。なお、これらの配当の決定機関は、中間配当については取締役会、期末配当については株主総会であります。当事業年度の期末配当金につきましては1株当たり82.5円とし、年間配当金は中間配当金77.5円と合わせて1株につき160円といたしました。内部留保資金につきましては、財務健全性に留意しつつ、経営基盤の更なる強化に向け、成長性・収益性の高い領域へ積極的に投資してまいります。 当社は、会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めております。当事業年度の剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年11月19日115,62777.5取締役会決議2026年6月22日119,98982.5定時株主総会決議 (注)1 グループ修正利益は、当社グループ全体の経常的な収益力を示す当社独自の指標であり、連結当期利益を基礎に、異常危険準備金等繰入額(繰入の場合は加算・戻入の場合は減算)などの加減算を行うことにより算出しております。2 特別配当とは、決算期ごとに実施する通常の普通配当に加えて、特別な利益が出た際などに実施する配当のことをいいます。 なお、本有価証券報告書提出日現在においても基本的還元の方針は変更せず、修正利益の50%を基本として、配当と自己株式の取得により株主還元を行います。修正利益は、IFRS連結当期利益から所定の調整を行うことにより算出いたします。
上記は JINGI の解析ではなく、EDINET 提出の有価証券報告書からの引用(一次情報の検証用)。各「EDINETより引用 ↗」からこの銘柄の実際の提出書類を開いて原本を確認できます。JINGI 独自の解析・読解は上部の各カードが本体です。出所: 金融庁 EDINET でこの有報を開く(docID S100YNCJ)↗ 有価証券報告書(EDINETコード E03854)・公共データ利用規約 PDL1.0。

FACTS よくある質問(基本情報)

MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社の証券コード(銘柄コード)は?
8725です。上場市場は東証プライム、業種は保険業。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)のEDINETコードは?
E03854です。金融庁 EDINET でこのコードから有価証券報告書などの一次開示を確認できます。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)の代表者は誰ですか?
取締役社長 CEO 舩曵 真一郎です(有価証券報告書の表紙記載)。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)の本社所在地は?
東京都中央区新川二丁目27番2号です。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)の監査法人(会計監査人)は?
有限責任あずさ監査法人です。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)の筆頭株主は?
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(うち、投資信託99,823千株、年金信託4,051千株、その他93,838千株)で、保有比率は約13.6%です(2026-03-31基準)。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)の発行済株式数は?
有報(2026-03-31基準)で1,492,551,732株です(発行済株式総数)。うち自己株が38,131,100株、市場で流通する浮動株は831,489,632株です。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)の株主数は?
2026-03-31基準で187,499名です。上位10名で42.8%を保有します、浮動株比率は57.2%。
8725(MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社)の決算期は?
3月期です(上場市場は東証プライム)。
発行済株式数・株主数は有報の基準日時点の値です。企業の読解・評価は上部の各カードが本体です。出所: 有価証券報告書(EDINET)/市場統計。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

GLOSSARY 用語ガイド(指標の意味と、投資での見方)

株価・割安度
株価 × 発行済株式数。市場が会社全体を今いくらと見ているか。
投資での見方:規模と流動性の目安。これ自体は割安・割高を示さない。
株価 ÷ 1株利益。利益の何年分で株価がついているか。
投資での見方:期待の高さの目安。単独では割安・割高の判断にはならない。
時価総額から純現金を引いた「事業そのものの値段」を利益で割った倍率。
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。
株価 ÷ 1株純資産。純資産の何倍で買われているか。
投資での見方:1倍割れは「解散価値以下」の目安だが、割安とは限らない(罠のことも)。
1株あたりの純利益(純利益 ÷ 発行済株式数)。
投資での見方:伸びが続くかが本質。自社株買いで見かけ上増えることもある。
1株配当 ÷ 株価。株価に対して受け取れる配当の割合。
投資での見方:高いほど利回りは良いが、無理な配当や減配余地がないかも併せて見る。
企業価値=時価総額 + 純有利子負債。会社を丸ごと買う値段。
投資での見方:借金込みでいくらで買えるか。倍率評価の分子。
事業価値(時価総額+純有利子負債)を本業の稼ぎで割った倍率。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
⚠ 外部から出す限界:EBITDAは「どこまで費用を足し戻すか(調整後EBITDA)」で変わり、会社公表値と外部算出値が食い違うことがある。減価償却を除くため、設備集約型では実態より稼ぐ力を大きく見せやすい(水準は業種で異なる)。
企業価値を本業利益(EBIT)で割った倍率。
投資での見方:低いほど本業利益に対する会社全体の値段が小さいことを表す。EV/EBITDAと併読。
企業価値を売上で割った倍率。
投資での見方:赤字でも使える。業種で水準が大きく違う。
EV/EBITの逆数。会社を丸ごと買ったときの利回り。
投資での見方:高いほど、投じた企業価値に対する本業の利回りが大きいことを表す。国債利回り等と比較する。
実質キャッシュ(純現金)が時価総額に占める割合。
投資での見方:大きいほど、時価総額に対して手元の純現金が厚いことを表す。
収益性・効率
自己資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く持続的なら資本効率が良い。借金での嵩上げでないか要確認。
総資産がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:資産の効率。ROEと併せ借入依存でないかを見る。
投じた資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=強み(他社にない優位性)の目安。
⚠ 外部から出す限界:外部から有報だけで出すROICは簿価ベースの近似。投下資本に現金・のれん・費用処理された無形投資(研究開発・ブランド)をどう含めるかで数字が変わり、事業に使う資本と余剰資本を外から完全には切り分けられない。水準の絶対値でなく、同じ定義での軌跡と同業比較で読むのが誠実な使い方。
売上に対する粗利益(売上−原価)の割合。
投資での見方:高く安定なら値付けの強さ(価格決定力)がある。
売上に対する営業利益の割合(本業の稼ぐ力)。
投資での見方:高く安定なら本業が強い。趨勢の向きを重視。
売上に対する最終利益の割合。
投資での見方:一過性の損益で振れる。数年の水準で見る。
売上 ÷ 総資産。資産を何回転させて売上を作ったか。
投資での見方:高いほど資産効率が良い。薄利多売か厚利少売かの形。
税引前利益に対して実際に負担した税金の割合。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
⚠ 外部から出す限界:繰延税金・税制優遇・過年度修正で単年は大きく振れる。極端な年は一過性の要因かを、複数年でならして見る。
売上が前の年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:成長の勢い。数年の推移で加速か失速かを見る。
純資産が前年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:利益の蓄積か毀損か。継続的な増加が理想。
本業で得た総収入(トップライン)。
投資での見方:成長の起点。伸びが利益・現金に繋がっているかを見る。
本業の儲け(売上−原価−販管費)。
投資での見方:本業の実力。営業外・特別損益を除いた継続的な稼ぐ力。
営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益。
投資での見方:財務コスト込みの実力。営業利益との差で財務の重さが分かる。
税・特別損益まで引いた最終利益。
投資での見方:最終的に株主に帰属する利益。一過性で振れる点に注意。
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。経常利益に特別利益・特別損失を加減した、法人税等を差し引く前の利益。
経常利益又は経常損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。営業利益に営業外収益・営業外費用を加減した利益。
法人税、住民税及び事業税
損益計算書・法人税等の内訳。当期の課税所得に対して課された税額。
法人税等
損益計算書の項目。法人税・住民税・事業税と、法人税等調整額を合わせた金額。
営業外収益
損益計算書の区分。本業以外から経常的に生じる収益(受取利息、受取配当金、為替差益など)。
営業利益又は営業損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた、本業から生じた利益。
営業外費用
損益計算書の区分。本業以外から経常的に生じる費用(支払利息、為替差損など)。
法人税等調整額
損益計算書・法人税等の内訳。税効果会計により、会計上の利益と課税所得のずれを調整する額。
販売費及び一般管理費
損益計算書の区分。販売活動と管理活動にかかった費用(人件費、広告宣伝費、減価償却費など)。
減価償却費、販売費及び一般管理費
損益計算書・販売費及び一般管理費の内訳。販売・管理部門で使う固定資産の当期の減価償却額。
売上総利益又は売上総損失(△)
損益計算書の利益段階のひとつ。売上高から売上原価を差し引いた利益。
特別損失
損益計算書の区分。臨時的・非経常的に発生した損失(固定資産売却損、減損損失、災害損失など)。
その他、営業外収益
損益計算書・営業外収益の内訳。個別の科目として区分表示しなかった営業外収益をまとめた額。
包括利益
連結損益計算書の項目。当期純利益に、その他の包括利益(評価差額や為替換算調整など)を加えた利益。
親会社株主に係る包括利益、包括利益
連結損益計算書・包括利益の内訳。包括利益のうち親会社株主に帰属する部分。
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)
連結損益計算書・当期純利益の内訳。当期純利益のうち、非支配株主に帰属する分を除いた親会社株主の取り分。
成長・複利
数年ぶんの成長を1年あたりに均した年平均成長率。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
キャッシュ・利益の質
営業で得た現金から設備投資を引いた、株主が自由に使える現金。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
⚠ 外部から出す限界:営業CFから設備投資を引いて出すが、その設備投資の「維持」分と「成長」分を外から切り分けられない。厳密なオーナー利益は維持capexベースだが、外部近似では総capexを使うため、成長投資が重い会社では小さめに出やすい。
FCF ÷ 時価総額。株を丸ごと買ったときの現金利回り。
投資での見方:高いほど株価に対して現金を生む力が強い。マイナスは現金流出=要警戒。
FCF ÷ 売上。売上のうち自由に使える現金の割合。
投資での見方:高く安定なら現金を生む力が強い事業。
本業で実際に出入りした現金(営業キャッシュフロー)。
投資での見方:利益が現金を伴っているかの土台。継続してプラスかを見る。
設備投資や買収・売却など投資での現金の出入り。
投資での見方:継続的な設備投資は事業維持の目安。過大な買収は要注意。
借入・返済・配当・自社株買いなど資金調達での出入り。
投資での見方:借入依存か、株主還元に回しているかの手掛かり。
営業CF ÷ 売上。売上の何割が営業現金になったか。
投資での見方:高いほど現金化が早い。利益との乖離に注意。
会計上の利益がどれだけ現金になっているか。各期の表示は営業CF÷営業利益、「平均」は黒字期のみの営業CF÷純益で、分母が異なるため各期の単純平均とは一致しません。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
⚠ 外部から出す限界:ズレ自体は計算できるが、その意味(利益の質の低さか、事業特性か)は業種・会計方針の文脈依存で、数字だけでは判断できない。
数年ぶんの営業CFの合計。
投資での見方:一時的な変動をならした「稼ぐ現金の実力」。
会計上の利益とキャッシュのズレの大きさ。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
⚠ 外部から出す限界:利益とキャッシュのズレは計算できるが、それが「利益の質が低い」のか「先行投資型・季節性など正常な事業特性」なのかは、業種と会計方針を知らないと誤読する(建設・受注産業は構造的に大きくなる)。数字だけで質を断じない。
会計上の利益が、実際の現金の裏付けをどれだけ持っているか。営業CF(実際に入った現金)と純利益(会計上の利益)のズレ(アクルーアル)で測る。
投資での見方:利益と現金が近い、または現金が上回るほど質が高い傾向。継続して現金が利益に届かないと利益の実在性に注意(水準は業種・成長段階で異なる)。
売上債権回転日数
売上債権 ÷ 売上 × 365。売った代金を回収するまでの平均日数。
投資での見方:短いほど回収が速く、運転資金の負担が軽い。
棚卸回転日数
棚卸資産 ÷ 売上原価 × 365。仕入れた在庫が売れるまでの平均日数。
投資での見方:短いほど在庫が滞留せず資金効率が良い。業種で水準が大きく違う。
仕入債務回転日数
仕入債務 ÷ 売上原価 × 365。仕入代金を支払うまでの平均日数。
投資での見方:長いほど支払いを遅らせ手元資金に余裕が出る。取引先との関係次第。
CCC
現金循環日数。売上債権回転+棚卸回転−仕入債務回転。仕入代金の支払いから売上回収までに現金が事業に拘束される日数。
投資での見方:短い(マイナス)ほど運転資金が少なくて済む形。マイナスは回収が支払より先。業種で水準が違う。
営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。本業の営業活動から生じた現金の増減額。
小計、営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書・営業活動によるキャッシュ・フローの中の小計。利息・配当金の受払と法人税等の支払を加える前の金額。
投資活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。設備投資や有価証券の売買など、投資活動から生じた現金の増減額。
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
キャッシュ・フロー計算書の項目。営業・投資・財務の各活動を合計した、当期の現金の増減額。
現金及び現金同等物の残高
キャッシュ・フロー計算書の項目。期末時点の現金及び現金同等物の残高。
財務活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書の区分。借入・返済・増資・配当など、資金の調達と返済から生じた現金の増減額。
減価償却費、営業活動によるキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー計算書・営業活動によるキャッシュ・フローの小計の内訳。当期の減価償却費。現金の支出を伴わないため、利益に足し戻される。
財務の健全性
総資産に占める自己資本の割合。
投資での見方:高いほど財務が頑丈。低いと借入依存で下振れに弱い。
現金から有利子負債を引いた、正味の手元現金(=実質キャッシュ)。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
会社が持つ資産の合計(現金・売掛金・設備・のれん等)。事業の規模感。
投資での見方:大きさより中身と効率(ROA・総資産回転)で見る。
総資産から負債を引いた株主帰属分。厳密には自己資本(親会社株主帰属)に非支配株主持分・新株予約権を加えたもの。
投資での見方:厚いほど株主資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
手元の現金・預金(および現金同等物)。
投資での見方:有利子負債と比べた厚み(ネットキャッシュ)が安全域。
利息のつく借入金・社債の合計。
投資での見方:現金より多いと純有利子負債。少ない/ゼロなら財務は堅い。
1年以内に現金化できる資産(現金・売掛金・在庫等)。
投資での見方:流動負債と比べた厚みが短期の支払い余力。
1年以内に返す必要のある負債(買掛金・短期借入等)。
投資での見方:流動資産で十分賄えるかが短期の資金繰りの目安。
1株あたり純資産(純資産 ÷ 発行済株式数)。1株の解散価値の目安。
投資での見方:PBRの分母。継続して増えていれば資本が蓄積している。
流動資産 ÷ 流動負債。短期の支払い余力。
投資での見方:低いと短期の資金繰りに弱い。
純有利子負債が本業の稼ぎ(EBITDA)の何年分か。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
⚠ 外部から出す限界:分母のEBITDAは調整の幅があり(調整後EBITDA問題)、減価償却を除くため設備集約型では借金の重さを軽く見せやすい。
営業利益が支払利息の何倍か。
投資での見方:高いほど利払い余力がある。低いと金利上昇に弱い。
今の稼ぐ現金で有利子負債を返すのに要する年数の目安。
投資での見方:短いほど財務が軽い。
設備を維持するのに必要な投資額の目安(対 減価償却)。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
⚠ 外部から出す限界:維持のための設備投資と成長のための設備投資の切り分けは、外部からは原理的にできない(有報の投資CFに出るのは総額のみ)。減価償却を代理変数にした粗い近似で、これに依存するFCF(オーナー利益)の精度も同じ限界を負う。
買収で「相手の純資産より高く払った差額」を資産に計上したもの。
投資での見方:事業が悪化すると減損で自己資本を一気に削る火種になりうる。
のれんや無形資産が、事業悪化時に評価損(減損)を迫られる度合い。
投資での見方:無形が厚い会社ほど、趨勢が崩れたときの自己資本の毀損が大きい。
買収で得た顧客基盤などを無形資産に計上したもの。
投資での見方:のれんと同様、事業悪化時に減損で自己資本を削るリスク。
利益剰余金
貸借対照表・純資産の部にある株主資本の内訳。過去の利益のうち、配当などで社外に出さず社内に残した累計額。
当期変動額合計
株主資本等変動計算書の項目。その期に純資産が増減した合計額。
負債
貸借対照表・負債の部の合計。他者に返済・支払いの義務がある金額の総額。
負債純資産
貸借対照表の貸方の合計。負債と純資産の合計で、資産の合計と一致する。
資産
貸借対照表・資産の部の合計。会社が保有する資源の総額。
株主資本
純資産の部の内訳。資本金・資本剰余金・利益剰余金から自己株式を差し引いた合計。
資本金
純資産の部・株主資本の内訳。株主から払い込まれた金額のうち、会社法に基づき資本金とした額。
繰越利益剰余金
利益剰余金のうち、その他利益剰余金の内訳。任意積立金として積み立てていない残額。
資本剰余金
純資産の部・株主資本の内訳。株主から払い込まれた金額のうち、資本金としなかった額。
固定資産
資産の部の内訳。1年を超えて保有・使用する資産(有形固定資産・無形固定資産・投資その他の資産)。
投資その他の資産
資産の部・固定資産の内訳。投資有価証券、長期貸付金、繰延税金資産、敷金などをまとめた区分。
有形固定資産
資産の部・固定資産の内訳。建物、機械装置、土地など形のある資産。
その他、流動資産
資産の部・流動資産の内訳。個別の科目として区分表示しなかった流動資産をまとめた額。
資本準備金
純資産の部・株主資本・資本剰余金の内訳。払込金額のうち資本金としなかった額で、会社法により積立てが義務づけられているもの。
未払法人税等
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。当期の法人税・住民税・事業税のうち、決算日時点で未納の額。
固定負債
負債の部の内訳。支払期限が決算日の翌日から1年を超えて到来する負債。
自己株式
純資産の部・株主資本の内訳。会社が取得して保有する自社の株式。株主資本から控除する形で表示される。
未払金
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。本業の仕入以外の取引で生じた、支払期限が到来していない債務。
無形固定資産
資産の部・固定資産の内訳。ソフトウエア、のれん、特許権など形のない資産。
その他、投資その他の資産
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。個別の科目として区分表示しなかった長期資産をまとめた額。
未払費用
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。継続的な役務提供を受けたうち、決算日時点で支払期限が来ていない額。
関係会社株式
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。子会社および関連会社の株式。
株主資本以外の項目の当期変動額(純額)
株主資本等変動計算書・当期変動額の項目。評価・換算差額等や新株予約権など、株主資本以外の項目が当期に動いた純額。
支払利息、営業外費用
損益計算書・営業外費用の内訳。借入金や社債に対して支払った利息。
ソフトウエア
資産の部・固定資産・無形固定資産の内訳。自社利用または販売目的で資産計上したソフトウエア。
その他、流動負債
貸借対照表・負債の部の流動負債の内訳。個別の科目として区分表示しなかった流動負債をまとめた額。
投資有価証券
資産の部・固定資産・投資その他の資産の内訳。満期保有目的の債券やその他有価証券など、流動資産に属さない有価証券。
前払費用
貸借対照表・資産の部の流動資産の内訳。継続的な役務提供に対して先に支払ったうち、まだ提供を受けていない分。
工具、器具及び備品(純額)
資産の部・固定資産・有形固定資産の内訳。工具、器具及び備品の取得原価から減価償却累計額を差し引いた額。
建物(純額)
資産の部・固定資産・有形固定資産の内訳。建物の取得原価から減価償却累計額を差し引いた額。
株主還元・希薄化
純利益のうち配当に回した割合(%)。
投資での見方:高すぎは無理な配当の恐れ、低いと内部留保重視。
配当を連続して増やしてきた年数。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
新株発行などで1株の価値が薄まる度合い(%)。
投資での見方:大きいと既存株主の取り分が減る。
1株あたりに支払われる配当金。
投資での見方:配当利回りの分子。継続性と増減の推移を見る。
剰余金の配当
株主資本等変動計算書・当期変動額の項目。当期に実施した剰余金の配当額。
統治(ガバナンス)
取引維持などの目的で持つ他社株式(純投資以外)。
投資での見方:多いと資本効率を下げ、少数株主への向き合い方の手掛かり。
会社を実質的に支配する大株主(親会社や創業家など)。
投資での見方:少数株主の利益と衝突しないか、資本政策の主導権の手掛かり。
市場・流動性
今年に入ってからの最安値と最高値。現在の株価がそのレンジのどこにあるか。
投資での見方:高値圏か安値圏かの位置取りの文脈。割安・割高そのものではない。
市場全体の動きに対する、その株の値動きの感応度。
投資での見方:値動きの荒さの目安。売買のシグナルではない。
一定期間の株価の平均をつないだ線。
投資での見方:価格の位置の文脈。売買シグナルではない。
1日に取引される金額の平均。
投資での見方:小さいほど「買いたい時に買えない/売りたい時に売れない」流動性リスク。
1日に売買される株数の平均。
投資での見方:少ないと売買で株価が動きやすい=流動性リスク。
市場で実際に売買される株の割合(発行済−大株主−自己株)。
投資での見方:薄いと少額の売買で株価が飛びやすい=出入口の狭さ。
市場で実際に流通する株の時価総額。
投資での見方:小さいほど需給で株価が振れやすい。
機関投資家と、経営陣など内部者が持つ株の割合。
投資での見方:内部者比率は経営の当事者性、機関比率は需給の手掛かり。
理論株価の手法
複数の評価手法(EPV・配当割引・正当PER×正常化益・資産)で出した参考の価値レンジ。
投資での見方:単一の目標株価ではなく「幅」で捉える。前提を変えれば動く。
今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な価値。
投資での見方:成長を織り込まない下限の目安。安全域の物差し。
将来の配当を現在価値に割り引いて出す株価。
投資での見方:配当が安定した会社に向く。前提で大きく動く。
平準化した1株利益に妥当な倍率を掛けた参考値。
投資での見方:一過性を除いた「巡航利益」で見る発想。
1株あたりの純資産(解散価値の目安)。
投資での見方:株価がこれを大きく割ると資産面の安全域の手掛かり。
流動資産から総負債を引いた、極めて保守的な清算価値。
投資での見方:株価がこれ以下なら資産だけで下値を説明できる領域。
将来のお金を「今の価値」に引き直す率(要求リターン)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来を厳しく割り引く=理論株価は下がる。安全域を測る物差し。
利益や配当が将来伸びると見込む年率(永久成長)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来価値が増え理論株価は上がる。ただし割引率を超える前提は使えない。
事業の質・成長・金利から見て「妥当」と考えるPER(1株益に何倍まで払えるか)。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。実績PERとの差が期待の織り込み。
一時的な浮き沈みをならした「平常時の1株利益」。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。単年の特需/特損に振らされないための基準値。
正常化EPSに成長を織り込んで割り引いた理論株価(EPS×(1+成長率)÷(割引率−成長率))。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
投資の読み方
割安に見えて、実は安いなりの構造的な理由がある状態。
投資での見方:数字だけの割安に飛びつくと嵌る。安さの「理由」を読むのが核心。
本質的な価値に対して株価が持つ「間違えても損しにくい余裕」。
投資での見方:現金の厚み・資産・稼ぐ力で測る。バリュー投資の背骨。
新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す、JINGI の監視の仕組み。
投資での見方:一度の分析で終わらせず「テーゼは生きているか」を追い続ける。
このページで使う指標について、何を意味するかと、投資でどう見ればよいかを、なるべくやさしくまとめました。指標名にマウスを重ねる(スマホは指標名をタップ)と、その場で説明が出ます。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

SOURCE / 出典

基本情報・財務・大株主・ガバナンス・開示原文は 金融庁 EDINET(有価証券報告書・EDINETコード E03854)の一次データを構造化。各数値は一次開示で検証できます——上のリンクから EDINET で当社の提出書類を確認できます。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。