市場で実際に売買される株の割合(発行済−大株主−自己株)。
投資での見方:薄いと少額の売買で株価が飛びやすい=出入口の狭さ。
浮動株比率は、発行済株式のうち市場で実際に流通する株の割合だ。JINGIでは「発行済 − 上位10大株主 − 自己株」を目安に近似する。残りが大株主や自己株で固定されているほど、この比率は小さくなる。
浮動株比率が低い="市場に出回る株が少ない"ということ。少額の売買でも株価が飛びやすく、需給だけで価格が大きく動く。出入口が狭い状態だ。
バリュー投資で浮動株比率を見るのは、価値と関係なく需給で株価が振れる度合いを測るためだ。薄い浮動株は、割安・割高の判断とは別に、価格の乱高下や売買のしにくさをもたらす。
近似式(発行済−上位10−自己株)は、持ち合いや実質的な固定株主を完全には捉えきれない。実際の流通量はこれより少ないこともある。
浮動株比率が低いこと自体は良し悪しではない。支配株主の当事者性という側面もあり、需給の振れやすさという側面もある。
比率の低さは割安・割高を示さない。価格の動きやすさ・流動性の文脈として読む。