ADV(平均売買代金)

1日に売買される「金額」の平均=流動性の大きさ

定義

1日に取引される金額の平均。

投資での見方:小さいほど「買いたい時に買えない/売りたい時に売れない」流動性リスク。

この指標はどう活用できる?

ADV(Average Daily Value=平均売買代金)は、1日に取引される金額(株数×株価)の平均だ。出来高(株数)と違い"金額"で測るため、株価水準の違う銘柄どうしを流動性の大きさで比べられる。

ADVが大きいほど、まとまった金額を売買しても株価を大きく動かさずに済む。小さいほど、少しの注文で価格が飛びやすく、"買いたい時に買えない・売りたい時に売れない"流動性リスクが高まる。

バリュー投資でADVを見るのは、割安に見える小型株ほど売買代金が細く、実際には出入りしにくいことがあるからだ。価値だけでなく"入って出られるか"という実務的な制約を測る。

数字を見るときの注意点

ADVは日によって大きくぶれる。決算や材料が出た日の一過性の膨らみに引っ張られないよう、一定期間の平均で見る。

ADVが小さい銘柄は板が薄く、売買コスト(スプレッド・スリッページ)も高くなりやすい。表示価格通りに約定できるとは限らない。

流動性は投資判断そのものではなく制約条件だ。ADVの大小は割安・割高を語らず、"扱いやすさ"の目安として読む。

関連情報

浮動株比率平均出来高浮動株時価
情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。実在銘柄は概念の現れ方の例示であり、価値判断ではありません。数値は有価証券報告書(EDINET)の一次データに接地。