1日に取引される金額の平均。
投資での見方:小さいほど「買いたい時に買えない/売りたい時に売れない」流動性リスク。
ADV(Average Daily Value=平均売買代金)は、1日に取引される金額(株数×株価)の平均だ。出来高(株数)と違い"金額"で測るため、株価水準の違う銘柄どうしを流動性の大きさで比べられる。
ADVが大きいほど、まとまった金額を売買しても株価を大きく動かさずに済む。小さいほど、少しの注文で価格が飛びやすく、"買いたい時に買えない・売りたい時に売れない"流動性リスクが高まる。
バリュー投資でADVを見るのは、割安に見える小型株ほど売買代金が細く、実際には出入りしにくいことがあるからだ。価値だけでなく"入って出られるか"という実務的な制約を測る。
ADVは日によって大きくぶれる。決算や材料が出た日の一過性の膨らみに引っ張られないよう、一定期間の平均で見る。
ADVが小さい銘柄は板が薄く、売買コスト(スプレッド・スリッページ)も高くなりやすい。表示価格通りに約定できるとは限らない。
流動性は投資判断そのものではなく制約条件だ。ADVの大小は割安・割高を語らず、"扱いやすさ"の目安として読む。