営業CF ÷ 売上。売上の何割が営業現金になったか。
投資での見方:高いほど現金化が早い。利益との乖離に注意。
営業CF率は、営業CF(本業で実際に出入りした現金)を売上で割った割合だ。「売上のうち、どれだけが本業の現金になったか」を表す。売上が現金に変わるスピードと効率の目安で、高いほど現金化が早い。
バリュー投資で営業CF率を見るのは、利益率(会計)とは別の「現金化の効率」を映すからだ。営業利益率が高くても、売掛金や在庫が膨らんで現金が入ってこなければ、営業CF率は低く出る。利益と現金のズレ(利益の質)を、率の面から確かめられる。
営業利益率と営業CF率の差、そして推移を見る。継続して営業CF率が営業利益率を下回るなら、利益が現金化されていない構造があるかもしれない。
営業CF率は前受金の増減など運転資本の一時的な動きで振れる。単年でなく数年ならして見る。
業種で水準が大きく違う(前受で回るビジネスは高く、回収の遅い業種は低い)。一律の基準で優劣を決めない。
営業CF率は「売上の現金化効率」を測る物差しであって、投資判断の信号ではない。利益率・推移・利益の質と併せて読む。