1株あたりに支払われる配当金。
投資での見方:配当利回りの分子。継続性と増減の推移を見る。
1株配当(DPS)は、1株あたりに支払われる配当金の額だ。配当利回り(配当 ÷ 株価)の分子であり、株主が1株につき現に受け取る現金を表す。
1株配当そのものの推移は、会社の還元姿勢を素直に映す。継続的に増えていれば、利益の安定と株主還元への意思の一つの表れだ。減配や無配転換は、業績や資金繰りの変化のサインになりうる。
バリュー投資で1株配当を見るのは、"実際に手に入る現金"の水準と、その継続性を確かめるためだ。利回りだけでなく、配当の原資(利益・キャッシュ)に無理がないかを併せて読む。
1株配当は、株式分割・併合で額面が変わる。過去との比較は分割調整後の値で見る。
記念配当や特別配当が混じる年は、1株配当が一過性で膨らむ。普通配当と特別配当を区別する。
1株配当の高さ自体は割安・割高を語らない。配当性向や現金の裏付けと併せ、無理のない還元かを読む。