税・特別損益まで引いた最終利益。
投資での見方:最終的に株主に帰属する利益。一過性で振れる点に注意。
純利益は、税・特別損益まですべて引いた最終利益だ。株主に最終的に帰属する利益で、EPS(1株利益)・PER・ROEの分子になる。会社の一番下の行(ボトムライン)で、配当や内部留保の源泉になる。
バリュー投資で純利益を見るのは、それが株主の取り分の最終形だからだ。ただし純利益は、特別利益・特別損失・税率変動・減損などで単年が大きく振れる。だから単年の純利益より、数年ならした水準(正常化利益)と、営業利益・FCFとの整合で実力を掴む。
純利益と営業CF・FCFを比べると、利益の質が見える。純利益は黒字でも現金が伴わなければ、利益の実在性に注意が要る(アクルーアル)。
いまJINGIがカバーする銘柄の中で最終利益が大きい一社が ソフトバンクグループ株式会社(9984)。純利益は50,023億円。単年より正常化した水準と、営業利益・FCFとの整合で実力を読む。
ほかに純利益が大きい例:トヨタ自動車株式会社(38,481億円)、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(24,272億円)。
選抜は純利益が大きい順=規模が大きい例で、銘柄の優劣や投資判断を示すものではない。カバー銘柄や決算の更新に応じて自動で入れ替わる。数値は事実である。
単年の純利益は一過性で最も振れやすい。特別損益・減損・税率で大きく動く。数年の推移と、営業利益・FCFとの整合で読む。
純利益が大きい=良い、ではない。規模でなく、1株あたり(EPS)・資本に対する効率(ROE)で見る。
純利益は「株主に帰属する最終利益」を示す事実であって、単年の高低が投資判断の信号ではない。正常化と質で読む。