配当利回り

株価に対して、1年でどれだけ配当を受け取れるか

定義

1株配当 ÷ 株価。株価に対して受け取れる配当の割合。

投資での見方:高いほど利回りは良いが、無理な配当や減配余地がないかも併せて見る。

この指標はどう活用できる?

配当利回りは、1株あたりの年間配当を株価で割ったもの(配当 ÷ 株価)。株価に対して、1年でどれだけの配当を現金で受け取れるかを表す。株価が下がれば利回りは上がり、上がれば下がる。

バリュー投資での位置づけは「株主に戻る現金の一部」だ。ただし配当は、企業が生み出したFCF(オーナー利益)の使い道の一つにすぎない。残りは自社株買い・借入返済・再投資に回る。配当利回りだけでなく、その原資であるFCFが十分か、無理な配当でないかを併せて見る。

長く続けられるかが本質だ。利益やFCFに対して配当が過大(配当性向が高すぎ)だと、業績が傾いたときに減配のリスクがある。連続増配の年数や配当性向とあわせて、配当の「持続性」を確かめる。

図で見る

まず概念の"型"(例示)、次に実データでの現れ方。図の寸法は入力数値に忠実。
概念図(例) 株価を100とすると、1年で戻る配当はそのうち何%か 年間配当 = 株価の 3.00% 配当利回り = 1株配当 ÷ 株価 = 3.00% 高い=良いとは限らない:株価下落で利回りだけ上がることや、無理な配当(減配リスク)の裏返しのこともある
実データ(ニフティライフスタイル株式会社) 株価を100とすると、1年で戻る配当はそのうち何%か 年間配当 = 株価の 4.51% 配当利回り = 1株配当 ÷ 株価 = 4.51% 高い=良いとは限らない:株価下落で利回りだけ上がることや、無理な配当(減配リスク)の裏返しのこともある

実際の会社のケーススタディ

いまJINGIがカバーする銘柄の中で、この概念が顕著に現れている一社が ニフティライフスタイル株式会社(4262)配当利回りは4.51%で、株価に対して1年でこの割合の配当を現金で受け取れる水準にある。

ほかに配当利回りが高い例:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(3.52%)、トヨタ自動車株式会社(3.03%)。

選抜は配当利回りが高い順=概念が顕著に現れている例で、銘柄の優劣や投資判断を示すものではない。カバー銘柄や決算・株価の更新に応じて自動で入れ替わる。数値は概念の例示である。

数字を見るときの注意点

高利回りは「安く放置されている」だけでなく「株価が下落した結果」のこともある。株価下落で見かけの利回りが上がっている場合、業績悪化や減配の前触れのことがある。

無理な配当は続かない。利益やFCFを超えて配当を出していれば(配当性向が100%超・タコ足配当)、いずれ減配されやすい。利回りの高さだけで判断しない。

配当を出さない会社が劣るわけではない。成長段階で再投資に回す方が株主価値を高める場合も多い。配当利回りは「受け取れる現金の割合」を測る物差しであって、投資判断の信号ではない。

関連情報

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情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。実在銘柄は概念の現れ方の例示であり、価値判断ではありません。数値は有価証券報告書(EDINET)の一次データに接地。