1株配当 ÷ 株価。株価に対して受け取れる配当の割合。
投資での見方:高いほど利回りは良いが、無理な配当や減配余地がないかも併せて見る。
配当利回りは、1株あたりの年間配当を株価で割ったもの(配当 ÷ 株価)。株価に対して、1年でどれだけの配当を現金で受け取れるかを表す。株価が下がれば利回りは上がり、上がれば下がる。
バリュー投資での位置づけは「株主に戻る現金の一部」だ。ただし配当は、企業が生み出したFCF(オーナー利益)の使い道の一つにすぎない。残りは自社株買い・借入返済・再投資に回る。配当利回りだけでなく、その原資であるFCFが十分か、無理な配当でないかを併せて見る。
長く続けられるかが本質だ。利益やFCFに対して配当が過大(配当性向が高すぎ)だと、業績が傾いたときに減配のリスクがある。連続増配の年数や配当性向とあわせて、配当の「持続性」を確かめる。
いまJINGIがカバーする銘柄の中で、この概念が顕著に現れている一社が ニフティライフスタイル株式会社(4262)。配当利回りは4.51%で、株価に対して1年でこの割合の配当を現金で受け取れる水準にある。
ほかに配当利回りが高い例:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(3.52%)、トヨタ自動車株式会社(3.03%)。
選抜は配当利回りが高い順=概念が顕著に現れている例で、銘柄の優劣や投資判断を示すものではない。カバー銘柄や決算・株価の更新に応じて自動で入れ替わる。数値は概念の例示である。
高利回りは「安く放置されている」だけでなく「株価が下落した結果」のこともある。株価下落で見かけの利回りが上がっている場合、業績悪化や減配の前触れのことがある。
無理な配当は続かない。利益やFCFを超えて配当を出していれば(配当性向が100%超・タコ足配当)、いずれ減配されやすい。利回りの高さだけで判断しない。
配当を出さない会社が劣るわけではない。成長段階で再投資に回す方が株主価値を高める場合も多い。配当利回りは「受け取れる現金の割合」を測る物差しであって、投資判断の信号ではない。