営業利益が支払利息の何倍か。
投資での見方:高いほど利払い余力がある。低いと金利上昇に弱い。
インタレストカバレッジ(利息カバレッジ)は、営業利益(本業の稼ぎ)が支払利息の何倍あるかを示す。「本業の利益で、借金の利息を何回払えるか」という利払いの余力の目安だ。
倍率が高いほど、利益に対して利払いが軽く、金利上昇や業績悪化にも耐えやすい。1倍を割ると、本業の利益だけでは利息すら払えない状態を意味する。
バリュー投資でこの指標を見るのは、財務の"折れにくさ"を測るためだ。借入が多くても利益が厚ければ利払いは苦にならないが、利益が薄く借入が重い会社は、金利や業績の変化に脆い。
営業利益が一過性で膨らんだ年は倍率も良く見える。単年でなく複数年の水準で、平常時の利払い余力を見る。
利息は低金利下で軽く見えても、借換え時に金利が上がれば負担は増す。今の低い利息だけで安心しない。
高いカバレッジは財務の頑丈さの一面であって、割安・割高の判断ではない。事業の安定性と併せて読む。