税引前利益に対して実際に負担した税金の割合。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
実効税率は、税引前利益に対して実際にいくらの税金を負担したかの割合だ。法定の税率とは、税額控除・繰越欠損金・海外税率の違いなどによってしばしばズレる。
ある年の実効税率が極端に低い(または高い)ときは、繰越欠損金の使用や一過性の税務要因が効いていることが多い。純利益を見るうえで、その年の税負担が平常時と違わないかを確かめる手掛かりになる。
バリュー投資で実効税率を見るのは、"税引後の利益(純利益)が、平常時に持続する水準か"を判断するためだ。低税率で嵩上げされた純利益は、翌年に税負担が正常化すると目減りしうる。
単年の実効税率は一過性要因で大きく振れる。複数年でならして、平常時の税負担の水準を見る。
繰越欠損金による低税率は、いずれ使い切れば正常化する。今の低税率がずっと続く前提を置かない。
実効税率の高低は割安・割高を語らない。純利益の"持続性"を読むための補助的な指標だ。