経常利益

営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益

定義

営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益。

投資での見方:財務コスト込みの実力。営業利益との差で財務の重さが分かる。

この指標はどう活用できる?

経常利益は、営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益だ(日本基準特有の概念)。本業の儲け(営業利益)に、受取利息・支払利息・為替差損益などの財務的な損益を反映した、「経常的に稼ぐ力」を表す。

バリュー投資で経常利益を見るのは、財務構造(借入の利払い等)を含めた実力を掴むためだ。営業利益は好調でも、重い借入の利払いで経常利益が細る会社もある。営業利益と経常利益の差は、財務の効き方を映す。

経常利益は特別損益を含まない点で純利益より安定的だが、為替差損益など一過性の金融損益で振れることもある。中身を見る。

実際の会社のケーススタディ

いまJINGIがカバーする銘柄の中で経常利益が大きい一社が トヨタ自動車株式会社(7203)経常利益は41,973億円。営業利益との差で、財務の効き方を読む。

ほかに経常利益が大きい例:株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(34,102億円)、ソフトバンクグループ株式会社(10,100億円)。

選抜は経常利益が大きい順=規模が大きい例で、銘柄の優劣や投資判断を示すものではない。カバー銘柄や決算の更新に応じて自動で入れ替わる。数値は事実である。

数字を見るときの注意点

経常利益は日本基準特有で、IFRS採用企業にはない概念。国際比較や基準の違う会社との比較には注意する。

為替差損益など、本業と関係の薄い金融損益で単年は振れる。本業の実力は営業利益で、経常利益はその上の財務込みで、と使い分ける。

経常利益は「財務込みの経常的な稼ぐ力」を示す事実であって、投資判断の信号ではない。営業利益純利益と併せて推移で読む。

関連情報

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情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。実在銘柄は概念の現れ方の例示であり、価値判断ではありません。数値は有価証券報告書(EDINET)の一次データに接地。