1年以内に現金化できる資産(現金・売掛金・在庫等)。
投資での見方:流動負債と比べた厚みが短期の支払い余力。
流動資産は、1年以内に現金化できると見込まれる資産だ(現金・預金、売掛金、在庫など)。すぐ使える現金に近い順に並ぶ資産で、短期の支払い能力の源泉になる。
バリュー投資で流動資産を見るのは、それが短期の安全(流動比率=流動資産÷流動負債)の分子であり、運転資本の土台だからだ。ただし「中身の質」が決定的に重要で、現金が多いのか、回収不確かな売掛金や売れ残りうる在庫が多いのかで、実際の支払い余力はまるで変わる。
流動資産が過大なのも、必ずしも良いとは限らない。在庫や売掛金が膨らんでいるだけなら、現金が事業に滞留しているサインのこともある。額より中身と回転を見る。
いまJINGIがカバーする銘柄の中で流動資産が厚い一社が トヨタ自動車株式会社(7203)。流動資産は428,241億円。流動負債と比べた厚み(流動比率)と、中身の質で読む。
ほかに流動資産が厚い例:ソフトバンクグループ株式会社(118,156億円)、ソニーグループ株式会社(59,500億円)。
選抜は流動資産が大きい順=規模が大きい例で、銘柄の優劣や投資判断を示すものではない。カバー銘柄や決算の更新に応じて自動で入れ替わる。数値は事実である。
流動資産が厚い=安全、とは限らない。売掛金の回収遅延や在庫の滞留で、額面ほど現金化できないことがある。中身の質を見る。
流動資産の増加が、成長でなく在庫・売掛金の膨張なら、現金が寝ているサインのこともある。回転(回収・在庫)と併せて見る。
流動資産は「短期に現金化できる資産」を示す事実であって、投資判断の信号ではない。流動比率・中身の質と併せて読む。