現金

手元の現金・預金(安全域の土台)

定義

手元の現金・預金(および現金同等物)。

投資での見方:有利子負債と比べた厚み(ネットキャッシュ)が安全域。

この指標はどう活用できる?

現金は、手元の現金・預金(および現金同等物)だ。会社がすぐに使える最も確実な資産で、有利子負債と比べた厚み(ネットキャッシュ)が、財務の安全と株価の下値を支える。

バリュー投資で現金を見るのは、それが「安全域の土台」だからだ。潤沢な現金は、不況を耐え、機会に投資し、株主に還元する余力になる。ただし現金は「持っているだけ」ではリターンを生まない——ROEを下げる。現金の厚みと、その使途(再投資・還元)の両方を見る。

現金有利子負債の差が純現金(ネットキャッシュ)。現金だけを見て借金を見落とすと、実質の手元現金を過大評価する。時価総額に対する純現金の割合(現金/時価)で、価値からの距離を測る。

実際の会社のケーススタディ

いまJINGIがカバーする銘柄の中で手元現金が厚い一社が 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)現金は900,455億円。有利子負債との差(純現金)と、その使途で意味を読む。

ほかに現金が厚い例:トヨタ自動車株式会社(126,596億円)、ソフトバンクグループ株式会社(53,622億円)。

選抜は現金が大きい順=規模が大きい例で、銘柄の優劣や投資判断を示すものではない。カバー銘柄や決算の更新に応じて自動で入れ替わる。数値は事実である。

数字を見るときの注意点

現金が厚い=良い、と単純化しない。使われずに眠る現金はROEを下げる。厚さと使途(資本配分)を併せて見る。

現金の額だけでなく、有利子負債との差(純現金)で実質を見る。借金で膨らんだ現金は実質の余力ではない。

現金は「手元の最も確実な資産」を示す事実であって、投資判断の信号ではない。純現金・使途・稼ぐ力と併せて読む。

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情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。実在銘柄は概念の現れ方の例示であり、価値判断ではありません。数値は有価証券報告書(EDINET)の一次データに接地。