自己資本が前年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:利益の蓄積か毀損か。継続的な増加が理想。
純資産 前年比は、自己資本(株主に帰属する部分)が前の年からどれだけ増減したかを表す。利益を蓄積して増えているのか、赤字や配当・自社株買いで減っているのかを映す。
継続的に純資産が増えていれば、稼いだ利益が着実に自己資本に積み上がっている一つの証だ。逆に、赤字や減損で純資産が減り続ける会社は、安全域(資産クッション)が年々細っていく。
バリュー投資で純資産 前年比を見るのは、"資本が蓄積されているか毀損しているか"という会社の体力の方向を掴むためだ。単年の利益より、資本の増減の趨勢が長期の健全性を語る。
純資産の増減は、利益だけでなく配当・自社株買い・増資・評価差額などでも動く。減少=悪とは限らず、還元による減少もある。中身を分ける。
増資で純資産が増えても、1株あたりでは希薄化していることがある。総額とBPS(1株純資産)を併せて見る。
純資産の増減は財務の方向を示すが、それ自体で割安・割高を断じない。利益の質・資本政策と併読する。