成長率

利益や配当が将来伸びると見込む年率(永久成長)

定義

利益や配当が将来伸びると見込む年率(永久成長)。

投資での見方:シミュレーターで上げると将来価値が増え理論株価は上がる。ただし割引率を超える前提は使えない。

この指標はどう活用できる?

評価モデルでの成長率は、利益や配当が将来にわたって伸びると見込む年率のことだ。特に理論株価の計算では、遠い将来まで続くと仮定する"永久成長率"を指すことが多い。

割引モデル(DDM等)では、理論株価はおおむね「来期の値 ÷(割引率 − 成長率)」で決まる。成長率を上げると分母が小さくなり理論株価は上がるが、割引率に近づくほど値は急激に大きく振れる。割引率を超える永久成長は無限大の価値を意味してしまうため、前提として使えない。

バリュー投資で成長率を保守的に置くのは、遠い将来の高成長ほど当たらないからだ。永久成長率は通常、経済成長率や物価上昇率程度(数%以下)に抑えるのが一般的で、高い成長を長く仮定するほど価値は"前提頼み"になる。

数字を見るときの注意点

永久成長率割引率に近づけると理論株価が発散的に膨らむ。わずかな前提差で答えが大きく変わる、最も扱いに注意が要る変数の一つ。

直近の高成長をそのまま永久成長に延長しない。急成長はいずれ鈍化するのが普通で、長期の前提には向かない。

成長率は将来の見込みであって確定値ではない。シミュレーターで動かし"どの前提ならいくらか"を確かめる道具として使う。

関連情報

割引率成長考慮(割引)配当割引(DDM)理論株価
情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。実在銘柄は概念の現れ方の例示であり、価値判断ではありません。数値は有価証券報告書(EDINET)の一次データに接地。