複数の評価手法(EPV・配当割引・正当PER×正常化益・資産)で出した参考の価値レンジ。
投資での見方:単一の目標株価ではなく「幅」で捉える。前提を変えれば動く。
理論株価は、EPV(収益力価値)・配当割引(DDM)・正常化EPS×正当PER・資産(BPS/NCAV)など複数の手法で見積もった価値を並べた"参考のレンジ"だ。単一の目標株価を出さず、あえて幅で示す。
手法ごとに前提(成長・割引率・正常化の見立て)が違うため、出てくる値もばらつく。そのばらつき自体が「この会社の価値がどれだけ前提に依存するか」を語る。狭ければ手堅く、広ければ見立て次第で大きく変わる、ということだ。
バリュー投資が単一の株価でなくレンジで考えるのは、未来が本質的に不確実だからだ。"いくらが正しい"ではなく"どの前提ならいくらになるか"を押さえ、株価がレンジのどこにあるかを文脈として読む。
レンジはあくまでモデル出力で、前提を変えれば動く。特定の数字を"正しい株価"として鵜呑みにしない。
収益系(EPV/DDM/正当PER)は、利益が正常にプラスでないと算定困難になる。赤字・累計CF流出の会社では資産系(BPS/NCAV)しか出ず、レンジは資産の話に限られる。
理論株価は価値を考える枠組みであって、売買を推奨するものではない。前提の妥当性を吟味し、判断は各人が行う。