設備投資や買収・売却など投資での現金の出入り。
投資での見方:継続的な設備投資は事業維持の目安。過大な買収は要注意。
投資CF(投資キャッシュフロー)は、設備投資や買収・売却など、投資に伴う現金の出入りだ。通常はマイナス(設備や事業にお金を出す)で、それが「将来の成長への種まき」になる。営業CFで稼いだ現金を、どれだけ・何に投じているかを映す。
バリュー投資で投資CFを見るのは、経営の資本配分が現れるからだ。稼いだ現金を、成長投資に回すのか、買収に使うのか、それとも投資を絞って株主還元に回すのか。営業CFと投資CFの差がFCF(自由に使える現金)になる。
投資CFの「中身」を見る。事業維持に必要な設備投資(維持投資)か、成長のための新規投資か、M&Aか。継続的な設備投資は事業維持の目安であり、過大な買収はのれんと減損リスクを積む。
投資CFのマイナスが大きい=悪い、ではない。成長のための健全な投資かもしれない。額でなく中身(何に・なぜ)で見る。
投資を絞ればFCFは一時的に厚く見えるが、将来の稼ぐ力を削っているだけのこともある。維持に必要な投資が足りているかを見る。
投資CFは「投資への現金配分」を示す事実であって、投資判断の信号ではない。営業CF・FCF・資本配分の姿勢と併せて読む。