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日本酸素ホールディングス株式会社
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7.4%
投下資本利益率
ROE(実績)1304位
11.3%
有報 報告値
営業利益率569位
14.6%
営業益 1,978.8億
自己資本比率2638位
44.0%
EPS(実績)
286.2
26/03期
JINGI 解析 / 無料
読解タイプ複合型

解析準備中。

✓ 直近5期連続増収✓ 営業増益>増収(+19.3%>+3.9%)✓ 営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均2.30x)▲ ネットデット7167.1億▲ 支配株主 三菱ケミカルグループ㈱ 50.59%▲ 実質浮動株26.99%▲ のれん・無形9438.7億(純資産の77%)

直近5期連続増収。売上 9571.7→13596.1億

営業増益>増収(+19.3%>+3.9%)。利益成長が売上成長を上回る

営業CFが純益を裏打ち(CFO/純益 平均2.30x)。計上益がキャッシュで裏付けられる=利益の質が高い

ネットデット7167.1億。現金1653.5億 < 有利子負債8820.6億

支配株主 三菱ケミカルグループ㈱ 50.59%。実質浮動株26.99%・TOB/少数株主論点

実質浮動株26.99%。機関サイズは出口に厚み制約(流動性・出入口)

のれん・無形9438.7億(純資産の77%)。M&A由来。減損は自己資本を直接毀損

JINGIの解析は有価証券報告書など一次開示の事実に接地した構造読解です。「所有に値する事業か・静かにすり減る事業か」を読むためのもので、割安/割高の断定・目標株価・特定銘柄の売買推奨ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

RESULTS 直近業績(26/03期・単年)

損益(PL)
売上高
1兆3,596
前年比 +3.9%
営業利益
1,978.8
前年比 +19.3%
経常利益
458.8
前年比 +116.0%
純利益
1,238.9
前年比 +25.4%
財政状態(BS)
総資産
2兆7,677
前年比 +14.5%
純資産
1兆2,174
前年比 +24.2%
現金
1,653.5
前年比 +14.4%
有利子負債
8,820.6
前年比 +3.7%
キャッシュフロー(CF)
営業CF
2,725.9
前年比 +15.9%
投資CF
-2,027.8
財務CF
-592.3
フリーCF
1,634.4
前年比 +85.1%
直近1年の実額と前年比(億円)。PL=稼ぐ力/BS=財務の厚み/CF=現金の出入り。推移は下の各カードで確認できます。出所: 有報 連結PL/BS/CF

FINANCIALS 業績推移(5期・有報)

指標22/0323/0324/0325/0326/03
売上高(百万)957,1691,186,6831,255,0811,308,0241,359,611
営業利益(百万)165,906197,882
経常利益(百万)9,8949,8527,49321,24245,884
純利益(百万)64,10373,080105,90198,779123,891
EPS(円)148.1168.9244.7228.2286.2
1株配当(円)34.038.044.051.062.0
営業利益率(%)12.714.6
ROE(%)11.210.812.910.411.3
自己資本比率(%)31.833.538.040.544.0

BALANCE SHEET 財政状態推移(5期・有報)

指標22/0323/0324/0325/0326/03
総資産(百万)1,977,0262,158,9502,409,0832,418,1972,767,679
純資産(百万)628,714724,314914,481980,4511,217,357
流動資産(百万)565,776623,304
流動負債(百万)395,285503,586
現金(百万)93,697132,217126,100144,528165,348
有利子負債(百万)850,566882,060
ネットキャッシュ(百万)-706,038-716,712
BPS(円)1,452.81,673.32,112.72,265.12,812.4
自己資本比率(%)31.833.538.040.544.0
総資産の伸びと純資産の厚み、現金と有利子負債の差(ネットキャッシュ)で財務の安全性を読む。自己資本比率が高く現金>有利子負債なら財務は相対的に堅い(借入依存が小さい)。出所: 有報 連結貸借対照表

CASH FLOW キャッシュフロー推移(5期)

キャッシュフロー22/0323/0324/0325/0326/03
営業CF(百万)148,760187,959215,980235,147272,594
投資CF(百万)-70,858-98,073-124,654-142,926-202,776
財務CF(百万)-77,946-54,430-110,072-73,287-59,230
営業CFがプラスで安定=利益がきちんと現金化。営業CFが継続してマイナスなら本業が現金を生めていない兆候(投資CFのプラスは資産売却による場合あり)。出所: 有報 連結CF計算書

解析 / 時間軸 グラフで見る(5年の軌跡)

水準の一点でなく軌跡で読む(原則8)。稼ぐ力 → 現金 → 1株の価値 → 財政状態の順に並べています。各グラフはカーソルを載せると年ごとの数値が出ます。詳細な数値は各セクションの表に併記。

表示形式:(選択は次回も保持・%系は補助線のまま)

① 稼ぐ力 ― 成長・収益性・資本効率

売上高・純利益(億円)
0億5,000億10,000億15,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 売上高 9,572億 ・ 純利益 641億23/03 ・ 売上高 1兆1,867億 ・ 純利益 731億24/03 ・ 売上高 1兆2,551億 ・ 純利益 1,059億25/03 ・ 売上高 1兆3,080億 ・ 純利益 988億26/03 ・ 売上高 1兆3,596億 ・ 純利益 1,239億
売上高純利益
規模(売上)と最終利益。売上が伸び利益も連動して増えているか。差の開き=利益率の変化。
利益率トレンド(%)
0%20%40%60% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 6.7%23/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 6.2%24/03 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 8.4%25/03 ・ 粗利率 41.7% ・ 営業利益率 12.7% ・ 純利益率 7.6%26/03 ・ 粗利率 42.8% ・ 営業利益率 14.6% ・ 純利益率 9.1%
粗利率営業利益率純利益率
利益率が安定〜上昇なら価格決定力・コスト管理が効く。低下は競争激化や一過性費用を疑う。
ROE・ROA・ROIC(%)
0%5%10%15% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ ROE 11.2% ・ ROA 3.2% ・ ROIC —23/03 ・ ROE 10.8% ・ ROA 3.4% ・ ROIC —24/03 ・ ROE 12.9% ・ ROA 4.4% ・ ROIC —25/03 ・ ROE 10.4% ・ ROA 4.1% ・ ROIC 6.9%26/03 ・ ROE 11.3% ・ ROA 4.5% ・ ROIC 7.4%
ROEROAROIC
資本効率。ROEが高くてもROAが低ければレバレッジ依存。ROIC(投下資本利益率)は本業が投下資本をどれだけ稼ぎに変えたか=事業そのものの効率。

② 現金の生成と使い方(キャッシュフロー)

キャッシュフロー(億円)
-4,000億-2,000億0億2,000億4,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 営業CF 1,488億 ・ 投資CF -709億 ・ 財務CF -779億23/03 ・ 営業CF 1,880億 ・ 投資CF -981億 ・ 財務CF -544億24/03 ・ 営業CF 2,160億 ・ 投資CF -1,247億 ・ 財務CF -1,101億25/03 ・ 営業CF 2,351億 ・ 投資CF -1,429億 ・ 財務CF -733億26/03 ・ 営業CF 2,726億 ・ 投資CF -2,028億 ・ 財務CF -592億
営業CF投資CF財務CF
営業CFがプラスで安定=本業が現金を生む。投資CF−は成長投資、財務CF−は返済・還元。
フリーCF(営業CF−設備投資・億円)
0億500億1,000億1,500億2,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ フリーCF —23/03 ・ フリーCF —24/03 ・ フリーCF —25/03 ・ フリーCF 883億26/03 ・ フリーCF 1,634億
フリーCF
オーナー利益の目安。継続プラスなら配当・自社株買い・無借金化の原資。マイナス続きは要警戒。
設備投資・減価償却(億円)
0億500億1,000億1,500億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —23/03 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —24/03 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —25/03 ・ 設備投資 1,468億 ・ 減価償却 1,162億26/03 ・ 設備投資 1,092億 ・ 減価償却 1,269億
設備投資減価償却
再投資の強度。設備投資が減価償却を上回る=成長投資の局面、下回る=維持・回収局面。資産の重い/軽いビジネスかも見える。
利益の質(営業CF÷純利益・倍)
0倍1倍2倍3倍 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 営業CF/純利益 2.32倍23/03 ・ 営業CF/純利益 2.57倍24/03 ・ 営業CF/純利益 2.04倍25/03 ・ 営業CF/純利益 2.38倍26/03 ・ 営業CF/純利益 2.20倍
営業CF/純利益
1倍前後以上なら利益がきちんと現金化。継続して1倍を大きく下回ると会計利益と現金の乖離を疑う。

③ 1株の価値と株主還元

EPS(1株利益・円)
0円100円200円300円 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ EPS ¥14823/03 ・ EPS ¥16924/03 ・ EPS ¥24525/03 ・ EPS ¥22826/03 ・ EPS ¥286
EPS
1株あたりの稼ぐ力。右肩上がりが理想。増資による希薄化で伸び悩むなら発行株数も確認。
配当・配当性向
0円20円40円60円80円0%10%20%30% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 1株配当 ¥34 ・ 配当性向 23.0%23/03 ・ 1株配当 ¥38 ・ 配当性向 22.5%24/03 ・ 1株配当 ¥44 ・ 配当性向 18.0%25/03 ・ 1株配当 ¥51 ・ 配当性向 22.3%26/03 ・ 1株配当 ¥62 ・ 配当性向 21.7%
1株配当配当性向
配当の増加基調と配当性向(利益の何%を配当)。高すぎ(100%超)は無理な配当、低すぎは内部留保重視。

④ 財政状態・安全性(バランスシート)

総資産・純資産(億円)
0億10,000億20,000億30,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 総資産 1兆9,770億 ・ 純資産 6,287億23/03 ・ 総資産 2兆1,590億 ・ 純資産 7,243億24/03 ・ 総資産 2兆4,091億 ・ 純資産 9,145億25/03 ・ 総資産 2兆4,182億 ・ 純資産 9,805億26/03 ・ 総資産 2兆7,677億 ・ 純資産 1兆2,174億
総資産純資産
規模の拡大と純資産(自己資本)の厚み。純資産が着実に増えていれば毀損より蓄積のフェーズ。
BPS・自己資本比率
0円1,000円2,000円3,000円0%20%40%60% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ BPS ¥1,453 ・ 自己資本比率 31.8%23/03 ・ BPS ¥1,673 ・ 自己資本比率 33.5%24/03 ・ BPS ¥2,113 ・ 自己資本比率 38.0%25/03 ・ BPS ¥2,265 ・ 自己資本比率 40.5%26/03 ・ BPS ¥2,812 ・ 自己資本比率 44.0%
BPS自己資本比率
BPS(1株純資産)の積み上がり=内部留保の蓄積。自己資本比率が高いほど財務の安全度が高い。
流動資産・流動負債(億円)
0億2,000億4,000億6,000億8,000億0%50%100%150% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —23/03 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —24/03 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —25/03 ・ 流動資産 5,658億 ・ 流動負債 3,953億 ・ 流動比率 143.1%26/03 ・ 流動資産 6,233億 ・ 流動負債 5,036億 ・ 流動比率 123.8%
流動資産流動負債流動比率
短期の支払い余力。流動資産が流動負債を十分上回る(流動比率が高い)ほど短期の安全性が高い。
固定資産・固定負債(億円)
0億10,000億20,000億30,000億0%50%100%150%200% 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —23/03 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —24/03 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —25/03 ・ 固定資産 1兆8,524億 ・ 固定負債 1兆425億 ・ 固定比率 188.9%26/03 ・ 固定資産 2兆1,444億 ・ 固定負債 1兆467億 ・ 固定比率 176.2%
固定資産固定負債固定比率
長期の資産と負債(固定資産=総資産−流動資産、固定負債=総負債−流動負債)。固定比率(固定資産÷自己資本)が100%以下なら長期資産を自己資本で賄えており財務は保守的。
現金・有利子負債(億円)
0億5,000億10,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ 現金 937億 ・ 有利子負債 —23/03 ・ 現金 1,322億 ・ 有利子負債 —24/03 ・ 現金 1,261億 ・ 有利子負債 —25/03 ・ 現金 1,445億 ・ 有利子負債 8,506億26/03 ・ 現金 1,653億 ・ 有利子負債 8,821億
現金有利子負債
手元資金と借金の推移。現金が有利子負債を上回れば実質無借金。借金が膨らむトレンドは財務リスク。
ネットキャッシュ(現金−有利子負債・億円)
-10,000億-5,000億0億5,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ ネットキャッシュ 937億23/03 ・ ネットキャッシュ 1,322億24/03 ・ ネットキャッシュ 1,261億25/03 ・ ネットキャッシュ -7,060億26/03 ・ ネットキャッシュ -7,167億
ネットキャッシュ
現金から借金を引いた実質手元資金。プラスで増加=手元の純現金が厚いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
のれん・無形資産(億円)
0億2,000億4,000億6,000億8,000億 22/0323/0324/0325/0326/0322/03 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —23/03 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —24/03 ・ のれん — ・ 顧客関連資産 —25/03 ・ のれん 5,753億 ・ 顧客関連資産 2,262億26/03 ・ のれん 6,850億 ・ 顧客関連資産 2,589億
のれん顧客関連資産
買収で積んだ無形。事業が悪化すると減損で自己資本を削るリスク。純資産に対して大きいほど注意。
出所: 有価証券報告書(主要な経営指標等・本表)を構造化し算出。原則8=時間軸で読む。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 時間軸 5年軌跡(スナップショットが隠す推移)

指標22/0323/0324/0325/0326/03
純利益率(%)6.76.28.47.59.1
ROE(%)11.210.812.910.411.3
ROA(%)3.23.44.44.14.5
総資産回転(回)0.480.550.520.540.49
営業CF率(%)15.515.817.218.020.1
営業CF/純益(倍)2.322.572.042.382.20
配当性向(%)22.922.518.022.421.7
売上 前年比(%)24.05.84.23.9
純資産 前年比(%)15.226.37.224.2
単年の水準でなく軌跡(時間軸)で読む層。増収率・純資産の前年比・営業CF率の年次推移から、加速か失速か・蓄積か毀損かを見る。出所: 有報 主要な経営指標等(5期)。原則8=時間軸。

DIVIDEND 配当・株主還元(実績5期)

22/03
¥34.0
23/03
¥38.0
24/03
¥44.0
25/03
¥51.0
26/03
¥62.0
配当性向 21.7%・連続増配 4年出所: 有報 1株当たり配当(EDINET)

解析 / 数値 数値で見る質(FCF・資本効率・複利)

FCF(オーナー利益)
1,634.4
7.4%
粗利率
42.8%
アクルーアル比率
-5.7%
売上CAGR
9.2%
EPS CAGR
17.9%
FCF・資本効率(ROIC/EV倍率)・複利(CAGR)・利益の質(アクルーアル)を一次データから算出。売上CAGRとEPS CAGRの差は成長が1株利益に乗っているかの目安、アクルーアル比率が大きく+なら会計利益とキャッシュの乖離に留意。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 数値(全量) 全数値指標

利益の質・収益性
純利益率
9.1%
ROA
4.5%
総資産回転
0.49
実効税率
27.7%
現金変換(CFO/営業益)
1.38
CFO/純益(平均)
2.30
累計営業CF
1兆604
FCFマージン
12.0%
資本効率・複利
維持capex(capex/減価)
0.86
BPS CAGR
17.9%
ソルベンシー・還元・希薄化
流動比率
1.24
純負債/EBITDA
2.21
インタレストカバレッジ
8.7
債務返済年数
3.2
配当性向
21.7%
連続増配
4
希薄化率
%
すべて一次データ(有報)から算出。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す(割高・割安の断定はしません)。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 偏差値プロファイル(全社比較)

掲載企業の母集団の中で、この企業が各指標でどこに位置するかを偏差値(平均50・標準偏差10)で表示。高いほど良いに方向を統一(純負債・アクルーアル等は低いほど高偏差値)。縦線=平均(50)。
ROIC営業益率純益率粗利率ROEROAFCF率自己資本流動比純負債発生高現金化売上成長EPS成長 50
ROIC
47
営業利益率
50
純利益率
50
粗利率
54
ROE
50
ROA
51
FCFマージン
50
自己資本比率
50
流動比率
47
純負債/EBITDA
49
アクルーアル比率
54
現金変換(営業CF/純益)
50
売上CAGR
50
EPS CAGR
51
母数が多いほど統計的に安定します(現状は掲載数が母数・指標により母数は異なる)。出所: 有価証券報告書(EDINET)の一次データから算出。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 のれん・無形/減損リスク

のれん
6,849.7億
顧客関連資産
2,589.0億
無形合計 9,438.7億(のれん+顧客関連・純資産比 77.5%)。M&Aで積んだ無形が相応にあり、事業の趨勢が崩れると減損リスクが自己資本に効く点に留意。出所: 有報 連結BS

解析 大株主・浮動株(出入口)

浮動株比率
27.0%
発行済−上位10−自己株
支配株主
三菱ケミカルグループ㈱
50.6% 保有
自己株式
0.17%
754,500株 ・簿価2.7億
大株主比率
1. 三菱ケミカルグループ㈱50.6%
2. 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)7.2%
3. 大陽日酸取引先持株会3.5%
4. ㈱日本カストディ銀行(信託口)2.6%
5. JP MORGAN CHASE BANK 385642(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)2.1%
6. 明治安田生命保険(相)2.1%
7. THE CHASE MANHATTAN BANK, N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.9%
8. STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)1.0%
9. ㈱みずほ銀行1.0%
10. STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.9%
上位10で 72.9%・発行済 433,092,000株・自己株 754,500株・浮動株 116,901,500株・株主 12,548名。所有者別(単元): 外国人 22.1% / 機関 14.8% / 個人 8.3%。浮動株が薄く出来高次第で値が飛びやすい=出入口の狭さに留意。出所: 有報 大株主の状況/所有者別状況

STRUCTURE 構造的に隣接する企業

同一の会計監査人や共有する法人株主が確認できませんでした=構造的に独立(機関投資家ネットワークの外)。同族・少数支配や独立系監査人の企業に多く、それ自体が構造上の特徴です。出所: 有報 大株主の状況/会計監査人

解析 / 統治 統治・資本の使い方

経営陣(取締役会)の持株比率
政策保有株式(簿価合計)15,545.0百万円(14銘柄)
役員報酬総額 / 役員数333.0百万円 / 15名
平均年間給与(提出会社)1,064万円(前期比 +3.1%)
従業員数(連結)20,411名
監査報酬 / 非監査報酬251.0百万円 / 12.0百万円
平均勤続年数16.0年
女性管理職比率
従業員1人当たり売上66.6百万円
従業員1人当たり営業利益9.7百万円
政策保有株式の対純資産比127.7%
政策保有株式の多寡は資本効率と少数株主への向き合い方の手掛かり、役員報酬・平均年収の推移はコスト構造と人的資本の変化を映す。監査報酬に対する非監査報酬比は監査人の独立性、平均勤続年数・女性管理職比率は組織の定着と多様性の手掛かり。経営陣(取締役会)の持株比率は経営の当事者性(自社株のskin-in-the-game)=創業者主導かプロ経営かの手掛かり、従業員1人当たり営業利益は労働生産性、政策保有株式の対純資産比は自己資本のうち持ち合いに固定された割合(高いほど資本効率の重石)。出所: 有報(コーポレート・ガバナンス/従業員の状況)。

PROFILE 会社概要

代表者代表取締役社長 濱田 敏彦
本社所在地東京都品川区小山一丁目3番26号
決算期3月
従業員数(連結)20,411名
EDINETコードE00783

解析 / 参考 バリュエーション算定(現在株価を入力)

証券サイト等で見た現在株価を入力すると、PER・実質PER・利回り・概算時価総額を即時計算します。表示値は入力した現在株価に基づく参考値で、当サイトはリアルタイム株価を配信していません。
概算時価総額
株価×発行済
PER(実績)
株価÷EPS
PBR(実績)
株価÷BPS
実質PER
現金控除後
益回り(EBIT/EV)
EBIT÷企業価値
配当利回り
1株配当÷株価
概算時価総額=現在株価 × 発行済株式総数(有報 26/03期末 基準・433,092,000株)。基準日以降の自己株消却・新株発行で実際と差が出ることがあります。PER・PBR・実質PER・各利回りは1株ベースのため、この差の影響を受けません。実質PER・益回りの純現金・営業利益は有報基準。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。

解析 / 監視 適時開示タイムライン(定点観測の起点)

新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す定点観測の情報元。有価証券報告書は決算期(○年○月期)を添えて過去分も並びます(年で絞り込み可)。各行から EDINET の提出書類を開けます。有料プランでは開示が積まれるたび「テーゼは生きているか」を再検証します。出所: EDINET 提出書類一覧

SOURCE 一次開示 原文(有価証券報告書・抜粋)

事業の内容— EDINETより引用 ↗
3 【事業の内容】当社グループは、主として酸素・窒素・アルゴン等各種工業ガス、LPガス、医療用ガス、特殊ガスの製造・販売及び溶断機器・溶接材料、各種ガス関連機器、空気分離装置の製造・販売、設備メンテナンス並びにステンレス製魔法瓶等の製造・販売を営んでおります。なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当するため、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については、連結財務諸表の数値に基づいて判断することとなります。主な事業内容と主要な関係会社の位置づけは、次のとおりで、事業内容の区分はセグメント情報における区分と同一であります。主要な関係会社主な事業内容日本 大陽日酸㈱酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、水素、ガス関連機器、特殊ガス、電子関連機器・工事、化合物半導体製造装置、機械装置、LPガス、医療用ガス、医療機器、安定同位体の製造・販売日酸TANAKA㈱ガス溶断機器、レーザー加工機の製造・販売、各種圧縮・液化ガス、溶断機材の販売大陽日酸ガス&ウェルディング㈱溶断機材の販売並びに各種圧縮ガスの製造・販売日本液炭㈱液化炭酸ガス、ドライアイスの製造・販売並びに各種圧縮・液化ガスの販売大陽日酸東関東㈱酸素、窒素の製造・販売並びに各種圧縮ガス、特殊ガスの販売大陽日酸系統科技股份有限公司ガス供給機器、精製装置の製造・販売、配管工事日本メガケア㈱各種圧縮・液化ガスの販売、医療ガスの製造・販売、医療機器の販売・レンタルアイ・エム・アイ㈱医療機器の輸入・開発・販売・レンタル・メンテナンス㈱ティーエムエアー酸素、窒素、アルゴンの製造 米国 Matheson Tri-Gas, Inc.酸素、窒素、アルゴン、特殊ガス、水素、ドライアイス、機器の製造・販売、溶断機材の販売 欧州 Nippon Gases Euro-Holding S.L.U.ヨーロッパにおける関係会社の株式保有等Nippon Sanso Homecare España, S.L.U.在宅医療サービスの提供及び医療機器の販売Nippon Sanso Deutschland Holding GmbH中央ヨーロッパにおける関係会社の株式保有等Nippon Gases Belgium NV酸素、窒素、アルゴンの製造・販売Nippon Gases Italia S.r.l.イタリアにおける関係会社の株式保有等Nippon Gases Industrial S.r.l.酸素、窒素、アルゴンの製造・販売 主要な関係会社主な事業内容アジア・オセアニア Nippon Sanso Holdings Singapore Pte. Ltd.東南アジアにおける関係会社の株式保有等Leeden National Oxygen Ltd.溶接関連器具、安全具、各種圧縮ガス、特殊ガスの販売並びに酸素、窒素、アルゴンの製造・販売Nippon Sanso Vietnam Joint Stock Company酸素、窒素、アルゴンの製造・販売Nippon Sanso (Thailand) Co., Ltd. 〃NSC (Australia) Pty Ltdオセアニアにおける関係会社の株式保有等Coregas Pty Ltdオーストラリアにおける産業ガスの製造・販売日酸投資有限公司中国における関係会社の株式保有等日酸(揚州)電子材料有限公司特殊ガスの製造・販売日酸(上海)電子材料有限公司特殊ガスの販売日酸美気神(西安)電子材料有限公司 〃台湾日酸股份有限公司窒素の製造・販売、特殊ガス並びに機器の販売Matheson Gas Products Korea Co., Ltd.特殊ガスの製造・販売 サーモス サーモス㈱家庭用品等の製造・販売膳魔師(中国)家庭制品有限公司 〃 (注)1.次の各社は、当連結会計年度において下記のとおり商号変更しております。・Esteve Teijin Healthcare, S.L.は、Nippon Sanso Homecare España, S.L.U.へ商号変更しております。・Nippon Gases Deutschland Holding GmbHは、Nippon Sanso Deutschland Holding GmbHへ商号変更しております。・大陽日酸(中国)投資有限公司は、日酸投資有限公司へ商号変更しております。・揚州大陽日酸半導体気体有限公司は、日酸(揚州)電子材料有限公司へ商号変更しております。・大陽日酸特殊気体(上海)有限公司は、日酸(上海)電子材料有限公司へ商号変更しております。・美气神甩子材料(西安)有限公司は、日酸美気神(西安)電子材料有限公司へ商号変更しております。2.次の各社は、2026年4月1日付けで下記のとおり商号変更しております。・大陽日酸㈱は、日本酸素㈱へ商号変更しております。・大陽日酸ガス&ウェルディング㈱は、日本酸素G&W㈱へ商号変更しております。・大陽日酸東関東㈱は、日本酸素東関東㈱へ商号変更しております。・大陽日酸系統科技股份有限公司は、台湾日酸系統科技股份有限公司へ商号変更しております。・Matheson Tri-Gas, Inc.は、Nippon Sanso Matheson, Inc.へ商号変更しております。・Nippon Gases Euro-Holding S.L.U.は、Nippon Sanso Euro-Holding S.L.U.へ商号変更しております。・Nippon Gases Belgium NVは、Nippon Sanso Belgium NVへ商号変更しております。・Nippon Gases Italia S.r.l.は、Nippon Sanso Italia S.r.l.へ商号変更しております。・Nippon Gases Industrial S.r.l.は、Nippon Sanso Industrial S.r.l.へ商号変更しております。・Leeden National Oxygen Ltd.は、Nippon Sanso Singapore Ltd.へ商号変更しております。・Matheson Gas Products Korea Co., Ltd.は、Nippon Sanso Matheson Korea Co., Ltd.へ商号変更しております。3.以上の概略図は次頁のとおりです。
事業等のリスク— EDINETより引用 ↗
3 【事業等のリスク】 (1)当社グループのリスクマネジメント体制当社グループは、「グローバルリスクマネジメント会議」を中心に、グループにおける役割と責任を明確化し、経営上のリスクを中長期的な視点から評価し、リスクマネジメント活動の最適化を図っております。代表取締役社長 CEOは、「グローバルリスクマネジメント統括責任者」として、全社的なリスクマネジメント体制の整備・運用に関する最終的な責任を担います。また、各事業会社社長等は「地域リスクマネジメント統括責任者」として、所管する地域のリスクマネジメント体制の整備・運用に関する責任を担います。地域リスクマネジメント統括責任者のもとには、「地域リスクマネジメント推進担当者」をおき、各地域のリスクマネジメントを推進しております。「グローバルリスクマネジメント会議」は同時期に開催される「グローバル戦略検討会議」と連携し、グループ全体の事業戦略をリスクと機会の両面から捉えることに努めております。また、関連する会議体・組織等ともリスク情報を共有しながら、全社的なリスクマネジメント活動を推進しております。当社グループのリスクマネジメントの体制図は、図表1をご参照ください。 (図表1)当社グループのリスクマネジメント体制図(注)本図は提出日現在(2026年6月15日)のリスクマネジメント体制を示しています。図表内の日本酸素株式会社、Nippon Sanso Matheson, Inc.、及びNippon Sanso Euro-Holding S.L.U.は2026年4月1日付けでそれぞれ大陽日酸株式会社、Matheson Tri-Gas, Inc.、及びNippon Gases Euro-Holding S.L.U.から商号変更しております。 (2)リスクマネジメントのプロセス当社グループでは、事業を取り巻く外部環境・内部環境の変化をリスクと機会の両面から特定・評価します。リスク評価にあたり、様々な国・地域・領域で事業を展開する事業会社のリスクと、持株会社としての当社のリスクをグループ共通の枠組み(リスクカテゴリ、リスク定義、リスク評価基準)で評価します。グループ全体のリスク評価結果に基づき、「グローバルリスクマネジメント会議」にて、リスク認識、リスク対応を共有するとともに、優先して全社的な対応が必要となる「重要リスク」を決定し、グループ全体で重要リスクへの対応を推進してまいります。リスクマネジメントプロセスは、「当社及び事業会社におけるリスクマネジメントプロセス」と、当社グループとして特に優先して組織的な対応が必要である「重要リスクに関するリスクマネジメントプロセス」があり、いずれもリスクの特定、リスクの評価、リスク対応方針の決定、リスク対応策の決定、リスクへの対応、モニタリング・見直しで構成されます。 また、事業環境の変化が著しい昨今は、変化に応じたリスク対応の強化・見直しが必要となります。当社グループでは、各事業会社とグローバルリスクマネジメント推進事務局が「リスクマネジメント連絡会」を定期的に開催し、事業環境の変化や、それに応じたリスク対応の強化・見直し等のモニタリングを実施し、リスク情報とベストプラクティスの共有を図っております。 (3)グローバルリスクマネジメント会議当社グループは「グローバルリスクマネジメント会議」を原則年1回開催します。グローバルリスクマネジメント会議は、当社代表取締役社長 CEOを議長とし、執行役員、各部門長、監査役、グループCCO、地域リスクマネジメント統括責任者及び議長が指名する者で構成し、当社グループの重要リスクの選定、対応に関する事項、全社的なリスクマネジメントの基本方針、規程、及び計画に関する事項等について審議を行います。当社グループの重要リスクの選定にあたっては、グループ共通のリスク評価基準である「発生頻度」(5段階)「影響度」(5段階)とともに、以下図表2の考え方を踏まえて検討します。 (図表2)当社グループの重要リスク選定の考え方 2025年度のグローバルリスクマネジメント会議では、昨年度の重要リスクテーマ、そしてこの1年間の環境変化を踏まえ、以下を当社グループの重要リスクテーマとして選定いたしました。 1.世界経済及び社会の変化地政学・サプライチェーン、経済情勢の変化、AIの進展とサイバー攻撃の高度化、カーボンニュートラル2.基盤事業の維持・強化設備老朽化、技術開発の連携強化、グループガバナンス/コンプライアンス3.人財人財確保、後継者計画、人権/DEI 2025年度は、各事業会社、NSHD各部門から地政学リスクに加え、経済情勢の不確実性の高まりやサイバー攻撃の高度化など、社会環境の大きな変化について共有されました。また、情報セキュリティリスク及びグループコンプライアンスリスクへの対応状況の報告と議論が行われました。それぞれの事業環境により、リスク認識、リスク対応策は異なりますが、その背景と違いを理解し、リスクを多面的に捉えることにより、当社グループにおけるリスクマネジメント活動のさらなる向上を図ります。 今後も当社と各事業会社が連携しながら、重要リスクテーマの対応状況の確認や、リスク低減に向けた取組みを進めてまいります。上記を踏まえた当社グループの「事業等のリスク」は以下のとおりです。 (4)事業等のリスク 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 経営戦略・事業に関するもの ① グローバル事業展開について当社グループは、現在、日本、米国、欧州、アジア・オセアニアの4極で、グローバルに事業を展開しております。各国における事業運営は、これらの国・地域における市場動向、政治、経済、慣習、宗教、テロ、紛争、大規模災害その他の要因によって、当社グループの事業活動、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社は各地域を統括する事業会社との意思疎通と情報共有を進め、迅速な意思決定に努めております。 ② 設備投資について当社グループは、各国に工業ガスの製造拠点を有しており、大口顧客向けには、顧客の敷地・隣接地に空気分離装置等を設置し、パイピングによるガス供給(オンサイトプラント方式)を行っております。また、新たな分野を含め、今後ともビジネスチャンスの獲得に向けた投資を進めてまいりますが、産業構造、及び需要動向の変化による鉄鋼、化学、石油精製、半導体、自動車等、主力顧客の操業率の低下や、生産拠点の統廃合や移転などにより、当社グループの製造設備の稼働率が低下し、或いは設備の全部又は一部が不要になり、また建設中のプロジェクトにおいて、顧客の事業環境、経営状況の変化によりプロジェクトの継続が困難となり、かつ、契約による補償でカバーできない場合には、設備の除却損、減損損失等の発生により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 製造コストについて主力製品である酸素、窒素、アルゴンの製造コストは、電力コストが大きな割合を占めており、近年の原油価格やLNG価格の大幅な変動の影響を受けております。また、人件費や輸送費等も上昇しており、製造コストは高止まりが継続しております。それに対し、販売価格への転嫁を実施しておりますが、製造コストの上昇が継続し、転嫁が充分に行えない場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ サプライチェーンについて当社グループが取り扱う産業ガス製品には、各種成分を混合させて製造する半導体特殊材料ガスや、産出される天然ガス田の大半を北米や中東が占めるヘリウムガスなど、グローバルなサプライチェーンが不可欠な製品があります。これらの製品は、生産状況の変動や生産国における地政学リスクの高まりにより、輸出入の規制対象品となることや、国際情勢の緊張を背景とした海上輸送状況の変動により、お客様への安定供給に支障が生じるリスクがあります。また、お客様の事業活動に支障が生じた場合、当社グループの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報セキュリティについて近年、AI技術の急速な発展により業務効率化や新たな価値創出の機会が広がる一方で、これを悪用したサイバー攻撃の高度化・巧妙化が進んでおり、情報セキュリティリスクは引き続き高い状況にあります。特に当社グループの事業基盤である製造設備や制御システムなどのOT(オペレーショナルテクノロジー)領域においても攻撃対象となるリスクが高まっており、万一被害が発生した場合には、操業停止や供給への影響など、事業活動に支障を及ぼす可能性があります。当社はこうしたリスクに対処するため、グループ全体でのリスク評価の実施やセキュリティ対策の強化を進めております。また、情報セキュリティポリシーの展開及び基準の整備を通じた統制の強化に加え、従業員への教育・訓練の充実を図ることで、グループ全体のセキュリティ意識の向上とリスク低減に向けた取組みを継続しております。 ⑥ 気候変動について地球温暖化等環境課題に関する取組みや気候変動等のリスクを開示する要請が高まる中、当社グループは「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に基づいた情報開示を進めております。これにより、ステークホルダーとの対話を強化し、グルー
経営者による分析(MD&A)— EDINETより引用 ↗
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの経営成績、財政状態及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 (1) 経営成績 ① 業績全般 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)における当社グループの事業環境は、主要市場・地域において先行きを見通すことが困難な状況が続きました。 このような状況の下、グループ全体における製商品の出荷数量は前連結会計年度比で減少しました。グループ全体としては、コスト上昇による販売価格への転嫁等の価格マネジメント、そして地域ごとに生産性向上プログラムに継続的に取り組みました。これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上収益1兆3,596億11百万円(前連結会計年度比 3.9%増加)、コア営業利益2,030億84百万円(同 7.4%増加)、営業利益1,978億82百万円(同 19.3%増加)、親会社の所有者に帰属する当期利益1,238億91百万円(同 25.4%増加)となりました。 為替の影響については、期中平均レートが前連結会計年度に比べ、米ドルで152円57銭から151円9銭へと1円48銭(同 1.0%)の円高、ユーロで163円66銭から175円58銭へと11円92銭(同 7.3%)の円安となるなど、売上収益は全体で約229億円、コア営業利益は全体で約44億円多く表示されております。 なお、コア営業利益は営業利益から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出しております。(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度増減額増減率(%)売上収益1,308,0241,359,61151,5863.9コア営業利益189,149203,08413,9347.4 非経常項目△23,243△5,20218,041-営業利益165,906197,88231,97619.3 金融収益3,8862,816△1,069- 金融費用△24,520△23,912607-税引前利益145,272176,78631,51421.7 法人所得税△43,326△48,904△5,577-当期利益101,945127,88225,93625.4 親会社の所有者に帰属する当期利益98,779123,89125,11125.4 非支配持分に帰属する当期利益3,1663,990824- ② セグメント業績 セグメント業績は、次のとおりです。 なお、セグメント利益はコア営業利益で表示しております。 〔日本〕 産業ガス関連では、主に炭酸ガス、パッケージガス、電子材料ガスの価格マネジメント効果があったものの、セパレートガス・LPガスといったガスの出荷数量が減少し、減収となりました。機器・工事では、エレクトロニクス関連は中大型案件の工事の進捗に伴う売上等により増収でしたが、産業ガス関連は減収となりました。セグメント利益は、価格マネジメント効果やエレクトロニクス関連の機器・工事における売上収益の増加が寄与し、増益となりました。 以上の結果、日本セグメントの売上収益は、4,062億96百万円(前連結会計年度比 0.9%減少)、セグメント利益は、541億82百万円(同 15.1%増加)となりました。 〔米国〕 産業ガス関連では、製商品の出荷は低調でしたが、価格マネジメント効果により増収となりました。機器・工事では、エレクトロニクス関連で減収となりました。セグメント利益は、価格マネジメント効果や生産性向上への取組みがあったものの、コストの上昇や、製商品の出荷数量減少の影響を受け、減益となりました。 以上の結果、米国セグメントの売上収益は、3,605億57百万円(前連結会計年度比 0.1%増加)、セグメント利益は、529億14百万円(同 11.5%減少)となりました。 〔欧州〕 産業ガス関連では、セパレートガスをはじめとするガスの出荷数量は減少しましたが、為替の影響や価格マネジメント効果により、増収となりました。機器・工事では、医療関連機器・工事が堅調に推移したこと、前期に買収したイタリアのプラントエンジニアリング会社の売上収益が加わったことが寄与し、増収となりました。セグメント利益は、ガスの出荷数量減少の影響を受けたものの、価格マネジメント効果や生産性向上への取組みにより、増益となりました。 以上の結果、欧州セグメントの売上収益は、3,509億78百万円(前連結会計年度比 6.8%増加)、セグメント利益は、704億26百万円(同 12.8%増加)となりました。 〔アジア・オセアニア〕 産業ガス関連では、前期に取得したオーストラリアのLPガス販売事業、そして今期に取得したオセアニア地域における産業ガス事業の寄与により、増収となりました。エレクトロニクス関連では、電子材料ガスの出荷数量が回復基調であること、機器・工事が堅調に推移したことにより、増収となりました。セグメント利益は、売上収益の増加により増益となりました。 以上の結果、アジア・オセアニアセグメントの売上収益は、2,084億52百万円(前連結会計年度比 18.1%増加)、セグメント利益は、197億46百万円(同 31.2%増加)となりました。 〔サーモス〕 日本では、猛暑の影響によりスポーツボトルの販売が上期を中心に堅調に推移したこと、機能的でスタイリッシュなデザインを特徴とする新製品の上市もあり、増収となりましたが、韓国では減収となりました。セグメント利益は、日本における売上収益の増加、継続的なコスト削減などにより、増益となりました。 以上の結果、サーモスセグメントの売上収益は、332億63百万円(前連結会計年度比 2.1%増加)、セグメント利益は、65億11百万円(同 3.6%増加)となりました。 各セグメントの売上収益及びセグメント利益の状況は以下のとおりです。(単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度増減売上収益セグメント利益売上収益セグメント利益売上収益増減率(%)セグメント利益増減率(%)日本410,00947,090406,29654,182△3,712△0.97,09215.1米国360,20059,761360,55752,9143560.1△6,846△11.5欧州328,60162,419350,97870,42622,3766.88,00612.8アジア・オセアニア176,53815,047208,45219,74631,91318.14,69831.2サーモス32,5936,28633,2636,5116692.12253.6調整額80△1,45563△697△16-757-合計1,308,024189,1491,359,611203,08451,5863.913,9347.4(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 ③ 経営成績 当連結会計年度における売上収益は1兆3,596億11百万円となり、前連結会計年度に比べ515億86百万円の増収となっております。為替の影響については、期中平均レートが前連結会計年度に比べ米ドルで1円48銭の円高、ユーロで11円92銭の円安、豪ドルで1円11銭の円安となるなど、売上収益は全体で約229億円多く表示されております。 売上原価は7,771億92百万円(前連結会計年度比 146億10百万円増加)、販売費及び一般管理費は3,853億43百万円(同 260億24百万円増加)、その他の営業収益は68億90百万円(同 45億48百万円減少)、その他の営業費用は106億37百万円(同 260億33百万円減少)、持分法による投資利益は45億53百万円(同 4億60百万円減少)となっております。以上の結果、営業利益は1,978億82百万円となり、前連結会計年度比で319億76百万円の増益となりました。また、営業利益から非経常的な要因により発生した損益を除いたコア営業利益は2,030億84百万円となっており、前連結会計年度比で139億34百万円の増益となりました。非経常的な要因により発生した損益の主な内容は、特別退職金18億43百万円、事業整理損失引当金繰入額14億81百万円などとなっております。 金融収益は28億16百万円(同 10億69百万円減少)、金融費用は239億12百万円(同 6億7百万円減少)、これにより税引前利益は1,767億86百万円となり、前連結会計年度に比べて315億14百万円の増益となりました。主な内容は、受取利息が19億7百万円(同 8億25百万円減少)、受取配当金が9億9百万円(同 1億5百万円減少)、支払利息が228億59百万円(同 15億29百万円減少)、為替差損が10億9百万円(前連結会計年度は為替差益が1億38百万円)などとなっております。 これらの結果、法人所得税と非支配持分を控除した親会社の所有者に帰属する当期利益は1,238億91百万円となり、前連結会計年度比で251億11百万円の増益となりました。 (2) 財政状態 当連結会計年度末の資産合計は2兆7,676億79百万円で、前連結会計年度末比で3,494億81百万円の増加となりました。為替の影響については、前連結会計年度末に比べて米ドルで10円36銭の円安、ユーロで21円33銭の円安となるなど、約2,093億円多く表示されております。 当連結会計年度では、設備投資や企業買収の実行により、有形固定資産
経営方針・経営環境・課題— EDINETより引用 ↗
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2026年3月31日)現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。 (1) 会社の経営方針当社グループは、企業理念として「進取と共創。ガスで未来を拓く。The Gas Professionals」を掲げております。「私たちは、革新的なガスソリューションにより社会に新たな価値を提供し、あらゆる産業の発展に貢献すると共に、人と社会と地球の心地よい未来の実現をめざします。」このような思いを企業活動の基本方針とし、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。 (2) 中長期的な経営戦略及び対処すべき課題当社グループを取り巻く事業環境においては、世界的な物価上昇圧力や地政学リスク長期化に加え、関税措置の強化に起因する全世界的な景気後退懸念、さらには戦略物資の供給懸念など、多様で複雑なマクロ経済環境の変化に直面いたしました。こうした外部要因によるコストの増加は当社グループにおける重要な対処すべき課題です。この課題に対して、当社はグループ全体での製品の価格マネジメントの推進と生産性向上活動などの施策を積極的に行い対応してまいりました。足元では、イランにおける紛争など地政学リスクはますます高まるとともにサプライチェーンリスクが増大しております。顧客産業への影響やエネルギー価格の変動など、当社グループの事業への影響について引き続き注視し、適切に対処してまいります。また、生成AIの活用促進などデジタル技術の進展によって、当社グループの事業領域である半導体・エレクトロニクス市場に中長期的な成長機会が生まれており、こうした変化にも迅速に対応していく必要があります。以上のような環境認識のもと、当社は本年3月に新中期経営計画「Next Innovation 2030 - Evolving for the Future」(対象期間:2027年3月期~2030年3月期。以下、「Next Innovation 2030」という。)を策定いたしました。前中期経営計画「NS Vision 2026 - Enabling the Future」(対象期間:2023年3月期~2026年3月期。以下、「NS Vision 2026」という。)は、純粋持株会社制移行後初の経営計画として、未来の成長を支える基盤づくりに重点を置き、当初計画を概ね上回る成果を挙げてまいりました。こうして築いた基盤を踏まえ、Next Innovation 2030では以下の3点を重点戦略として設定し、未来へ向かって進化し続ける段階へとステージを引き上げます。各々の戦略実行にあたっては、グループ事業会社が有する強みを共有し、シナジーを高めることを目的として、グループ横断のCenter of Excellence(以下、「CoE」という。)体制を構築します。CoE体制においては、「エレクトロニクス事業の拡大」やNS Vision 2026のオペレーショナル・エクセレンス活動を承継する「Commercial, Operations, Resilience and Execution(CORE)」などを重点テーマとして設定し、今後4年間にわたり、グループ重点戦略の着実な実行を通じて、事業収益の拡大及び新たな成長ドライバーの創出に取り組んでまいります。 ① 産業ガス事業の収益力の強化・オペレーショナル・エクセレンスの拡大によるベストプラクティス共有の加速・レジリエント事業の拡大 ② エレクトロニクス事業の拡大・トータル・ガス・サプライ・ソリューションのグローバル展開の加速・先端材料分野への重点投資・新たな地域への参入 ③ 将来の成長ドライバーの創出・イノベーションマインドのさらなる醸成・グローバルな事業開発・研究開発体制の拡充によるイノベーションの加速 上記のグループ重点戦略を軸にしながら、以下のセグメント別戦略を遂行いたします。 日本・産業ガスに加え、ガスを起点とした革新的な事業の拡充をめざしたポートフォリオの実現・エレクトロニクス事業の拡大と研究開発力の強化・革新事業(安定同位体、アディティブ・マニュファクチャリング)の拡大 米国・プラント稼働効率の向上・事業密度の向上・エレクトロニクス材料ガス・機器事業の拡大 欧州・産業ガス事業のフットプリント拡大・エレクトロニクス事業(機器、トータル・ガス&ケミカル・マネジメント含む)の強化・カーボンニュートラル等の革新的な事業の拡大・ヘルスケア事業の拡大・DX、ロボティクスの活用 アジア・オセアニア・ガス事業の強化(アプリケーション含む)・エレクトロニクス事業の強化・HYCO事業(※)の機会追求・急成長をサポートするガバナンス体制の拡充(※)天然ガス等から水蒸気改質装置(SMR)で分離される水素(H2)と一酸化炭素(CO)を石油精製・石油化学産業にパイプラインを通じて大規模供給する事業 サーモス・当社グループ唯一のBtoCビジネスとして、魔法びん事業から生活全体に寄り添う「ライフスタイルブランド」への進化・サステナビリティを企業文化として確立し、それを支える事業変革の実現・グローバル市場でのさらなるブランド力強化とパートナーシップ構築を通じて海外展開を推進 上記に加えて、グループとして「人的資本価値の創造」「ブランディング」「サステナビリティ」「DX」「エンジニアリング」「技術・事業開発戦略」の6つのテーマで経営基盤の進化に努め、社会・市場環境の変化に迅速に対応してまいります。 財務KPI 実績(2026年3月期)Next Innovation 2030最終年度目標(2030年3月期)売上収益 [億円]13,59615,000~15,750コア営業利益 [億円]2,0302,500~2,750EBITDA(注1) [億円]3,2994,000~4,400EBITDAマージングループ:24.3%各セグメント:16.5~32.8%グループ:≧26.5%各セグメント:≧19.0%EBITDA純有利子負債倍率(注2)2.37倍≦1.5倍ROCE after Tax(注3)7.1%≧8.0%(注)1.EBITDA(Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortization)コア営業利益に減価償却費及び償却費を加えて算出される利益です。国・地域により、金利水準、税率、減価償却費などに差異がありますが、この指標ではその差異を最小限に抑え、利益額を表示します。2.EBITDA純有利子負債倍率純有利子負債÷EBITDAで算出する財務健全性を示す指標です。3.ROCE after Tax(Return on Capital Employed after Tax:税引後使用資本利益率)[NOPAT:税引後コア営業利益(+受取配当金)]((コア営業利益-コア営業利益に含まれる持分法による投資損益)×(1-実効税率)+コア営業利益に含まれる持分法による投資損益+受取配当金)÷[使用資本](有利子負債+親会社の所有者に帰属する持分)で算出する資本効率性指標です。サステナビリティKPI 実績(2025年3月期)Next Innovation 2030最終年度目標(2030年3月期)ご参考:長期目標(2036年3月期)GHG排出量削減率(注4)16.5%9%(2031年3月期)21%環境貢献性商品・サービスの提供によるGHG削減貢献量の増加率(注5)-30%-サステナブルビジネス売上の増加率(注5)(注6)-30%-生産単位当たりの取水量削減率(注5)-10%-生産単位当たりの廃棄物削減率(注5)-10%-休業災害度数率(注7)1.85≦1.3-女性管理職比率16.7%≧22%(2031年3月期)-女性従業員比率20.8%≧25%(2031年3月期)-サステナブルエンゲージメントスコア(注8)81≧83-コンプライアンスサーベイスコア-≧80-(注)4.特定顧客向けにオンサイト供給を担う子会社のジョイント・オペレーション化に伴い、前中期経営計画「NS Vision 2026」から、基準年度のGHG排出量及び実績の見直しを行っております。5.基準年度:2025年3月期6.サステナブルビジネス売上には、食品及び飲料、医療・ヘルスケア及びライフスタイルなどの製商品・サービスが含まれます。7.休業災害度数率労働災害の発生頻度を表す指標であり、休業災害被災者数÷延べ労働時間×100万時間で算出します。8.サステナブルエンゲージメントスコアは、「 ①会社への愛着(Engaged)、 ②生産性と業績を支える職場環境(Enabled)、 ③職場における身体的・人間関係的・感情的な健康(Energized)」を総合的にとらえる指標です。 当社グループは、グループ理念にも通じるDNAである「進取の気概(イノベーティブマインド)」と技術力を一層高めることで、産業・社会を取り巻く環境変化に的確に対応し、未来の課題に応えうる企業への進化をめざし、上記に掲げた課題に取り組んでまいります。
重要な会計上の見積り— EDINETより引用 ↗
(重要な会計上の見積り)Nippon Gases Euro-Holding S.L.U.株式の評価1.当事業年度の財務諸表に計上した金額(単位:百万円) 前事業年度(2025年3月31日)当事業年度(2026年3月31日)関係会社株式666,193708,577うち、子会社であるNippon Gases Euro-Holding S.L.U.株式394,055394,055(注)Nippon Gases Euro-Holding S.L.U.は、2026年4月1日付けでNippon Sanso Euro-Holding S.L.U.へ商号変更しております。 2.財務諸表利用者の理解に資するその他の情報 (1)金額の算出方法 関係会社株式は取得原価をもって貸借対照表価額とし、当該株式の発行会社の財政状態の悪化により実質価額が著しく低下したときは減損処理を行っておりますが、子会社であるNippon Gases Euro-Holding S.L.U.株式については、実質価額の著しい低下がないことから減損処理を行っておりません。 実質価額は当該株式の発行会社の純資産額を基礎とし、超過収益力を反映させております。超過収益力は、株式取得時の当該子会社の純資産価値と実際の取得価額の差額を基礎として算出し、毎期超過収益力の減少に基づく実質価額の著しい低下の有無を検討しております。 (2)主要な仮定 超過収益力の減少に基づく実質価額の著しい低下の有無の検討に重要な影響を与える主要な仮定は、当該子会社の5ヵ年の将来キャッシュ・フローの見積りの基礎となる収益成長率、5年後以降の長期成長率及び割引率であります。 (3)翌事業年度の財務諸表に与える影響 主要な仮定について、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、前提とした状況が変化すれば超過収益力の減少に基づく実質価額の著しい低下の有無の検討結果が異なる可能性があります。
重要な契約— EDINETより引用 ↗
5 【重要な契約等】(企業・株主間のガバナンスに関する合意、及び企業・株主間の株主保有株式の処分・買増し等に関する合意) 当社は、三菱ケミカルグループ株式会社(旧 株式会社三菱ケミカルホールディングス。以下、「三菱ケミカルグループ㈱」という。)との間で、次のとおり企業・株主間のガバナンスに関する合意、及び企業・株主間の株主保有株式の処分・買増し等に関する合意を含む契約を締結しております。 資本業務提携契約契約会社当社契約締結日2013年9月26日相手方の名称三菱ケミカルグループ㈱相手方の住所東京都千代田区丸の内1-1-1パレスビル契約の名称資本業務提携契約契約の目的相互のグループ間におけるシナジー創出による両グループの事業拡大とさらなる発展を目的とした資本業務提携関係を構築すること契約の内容本資本業務提携契約には以下の内容を含みます。・三菱ケミカルグループ㈱及びその子会社が当社株式を第三者に対して譲渡、売却、担保権設定等の処分を行う場合は、当社と協議し合意したうえで実施することなお、本資本業務提携契約に基づく第三者割当増資の内容は「第4 提出会社の状況 1.株式等の状況 (4)発行済株式総数、資本金等の推移」に記載のとおりであります。 (注)本資本業務提携契約における企業・株主間のガバナンスに関する合意、及び企業・株主間の株主保有株式の処分・買増し等に関する合意の内容の多くは、「公開買付けに関する基本合意」によって修正されております。三菱ケミカルグループ㈱との間の合意の内容については、「公開買付けに関する基本合意」の内容をあわせてご覧ください。 公開買付けに関する基本合意契約会社当社契約締結日2014年5月13日相手方の名称三菱ケミカルグループ㈱相手方の住所東京都千代田区丸の内1-1-1パレスビル契約の名称公開買付けに関する基本合意契約の目的両者の資本業務提携関係のさらなる強化及び企業価値の向上を図ること契約の内容本基本合意には、以下の内容を含みます。・三菱ケミカルグループ㈱は、当社の持株比率を維持すること・三菱ケミカルグループ㈱は、当社の上場を維持し、当社の上場廃止を意図した行為をとらないこと・当社は、三菱ケミカルグループ㈱の当社株式保有比率が過半数を下回る結果を招来する行為を実施しようとする場合は、同社と協議の上、同社による当社株式の保有割合維持のために同社が合理的に受け入れ可能な機会を与えること・当社は、三菱ケミカルグループ㈱の「グループ経営規程」に則って経営を行うものとし、三菱ケミカルグループ㈱は、同社の「グループ経営規程」の下、当社の自主性を尊重し、当社を全面的に支援及び協力すること・三菱ケミカルグループ㈱は、当社の取締役候補として原則2名(代表取締役会長候補を含む)を指名することができ、当社は、当社の代表取締役社長候補を指名できること (1) 取締役会における検討状況その他当社における合意に係る意思決定に至る過程 資本業務提携契約については、両社の協業の内容、資本関係の在り方、当社事業への影響等について多角的な観点から慎重に検討を行ったうえで、資本業務提携を行うことが今後の事業の発展、ひいては将来的な企業価値及び株主価値の向上に資するものと判断し、2013年9月26日開催の取締役会において、全会一致で承認されました。公開買付けに関する基本合意については、当社の上場及び経営の自主性が維持されることを確認し、また投資家保護の観点から適切であるか等について多角的な観点から慎重に検討を行ったうえで、基本合意に定める事項を条件として三菱ケミカルグループ㈱による当社株式の公開買付けに賛同することが、当社の企業価値を高め、ひいては株主価値向上に資するものと判断し、2014年5月13日開催の取締役会において、全会一致で承認されました。 (2) 当社の企業統治に及ぼす影響 当社では、取締役会が、取締役、監査役の候補者の指名、CEOその他執行役員の選任及び解任について諮問する、任意の指名・報酬諮問委員会を設けております。委員の構成は、社長及び独立社外取締役5名の計6名で、独立社外取締役が委員長に就任しております。これにより経営陣の選任について親会社からの独立性を担保しております。また、公開買付けに関する基本合意において、三菱ケミカルグループ㈱は、同社の「グループ経営規程」の下、当社の自主性を尊重し、当社を全面的に支援及び協力することを規定しております。これにより、当社の事業決定は、当社の判断で行っており、同社の事前承諾が必要とされている事項はございません。なお、当社は、取締役(9名)の過半数である独立社外取締役5名、及び常勤の独立社外監査役2名を選任しております。このような体制で、親会社と親会社以外の株主の利益が相反するおそれがある場合であっても、親会社以外の株主の利益が不当に害されることのないように適切に対応しております。したがって、これらの合意が当社の企業統治に及ぼす実際上の影響は限定的であると認識しております。 (シンジケーション形式の金銭消費貸借契約) (1) 提出会社 当社が締結している財務制限条項が付されたシンジケーション形式の金銭消費貸借契約の概要は以下のとおりです。アレンジャーの属性契約締結日最終弁済期日借入残高担保財務制限条項の概要金融機関2019年9月30日2030年10月31日1,214.8百万ユーロなし2019年9月中間期以降、各年度の決算期の末日及び中間期の末日における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額を2019年3月決算期における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額の75%以上に維持すること。金融機関2023年3月28日2028年3月30日4,000百万円なし2023年3月決算期以降、各年度の決算期の末日及び中間期の末日における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額を2022年3月決算期における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額の75%以上に維持すること。金融機関2024年4月3日2033年4月28日7,500百万円なし各年度の決算期及び中間期の末日における借入人の連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額を2023年3月決算期における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額の75%以上の金額に維持すること。金融機関2024年12月18日2029年12月20日75,000百万円なし2025年3月期決算以降、各年度の決算期及び中間期の末日における借入人の連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額を2024年3月決算期における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額の75%以上に維持すること。金融機関2025年3月12日2030年3月14日20,000百万円なし2025年3月期決算以降、各年度の決算期及び中間期の末日における借入人の連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額を2024年3月決算期における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額の75%以上に維持すること。金融機関2025年4月25日2030年4月30日5,000百万円なし各年度の決算期及び中間期の末日における借入人の連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額を2024年3月決算期における連結財政状態計算書上の資本金、資本剰余金、自己株式及び利益剰余金の合計金額の75%以上の金額に維持すること。 (2) 連結子会社 連結子会社が締結している財務制限条項が付されたシンジケーション形式の金銭消費貸借契約の概要は以下のとおりです。連結子会社の名称:大陽日酸㈱(2026年4月1日付けで日本酸素㈱へ商号変更しております。)連結子会社の住所:東京都品川区小山一丁目3番26号代表者の役職氏名:代表取締役社長 永田 研二アレンジャーの属性契約締結日最終弁済期日借入残高担保財務制限条項の概要金融機関2019年4月23日2029年4月26日3,500百万円なし各年度の決算期の末日における借入人の連結の財政状態計算書における資本合計の部の金額を、当該決算期の直前の決算期の末日又は2018年3月に終了する決算期の末日における借入人の連結の財政状態計算書における資本合計の部の金額のいずれか大きい方の75%の金額以上にそれぞれ維持すること。
配当政策— EDINETより引用 ↗
3 【配当政策】当社は、企業体質の充実、強化に向けた内部留保に配慮しながら、安定的な配当の継続を基本に、連結業績との連動を考慮した配当政策により、株主の皆様への還元に努めていきたいと考えております。利益配分につきましては、中間と期末の年2回剰余金の配当を行うことを基本方針としております。これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。この方針の下、当期の期末配当金は、前期に比べ6円増配の1株当たり33円を予定しております。したがいまして、年間では中間配当の1株当たり29円と合わせ、1株当たり62円となります。また、次期の配当につきましては、1株当たり年間66円(うち、中間配当33円)を予定しております。内部留保資金の使途は国内外の設備投資資金等を予定しております。当社は、会社法第454条第5項の規定により取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨を定款に定めております。なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年10月30日12,55429取締役会決議2026年6月17日14,28533定時株主総会決議(予定)
上記は JINGI の解析ではなく、EDINET 提出の有価証券報告書からの引用(一次情報の検証用)。各「EDINETより引用 ↗」からこの銘柄の実際の提出書類を開いて原本を確認できます。JINGI 独自の解析・読解は上部の各カードが本体です。出所: 金融庁 EDINET でこの有報を開く(docID S100YB9P)↗ 有価証券報告書(EDINETコード E00783)・公共データ利用規約 PDL1.0。

FACTS よくある質問(基本情報)

日本酸素ホールディングス株式会社の証券コード(銘柄コード)は?
4091です。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)のEDINETコードは?
E00783です。金融庁 EDINET でこのコードから有価証券報告書などの一次開示を確認できます。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)の代表者は誰ですか?
代表取締役社長 濱田 敏彦です(有価証券報告書の表紙記載)。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)の本社所在地は?
東京都品川区小山一丁目3番26号です。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)の監査法人(会計監査人)は?
EY新日本有限責任監査法人です。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)の筆頭株主は?
三菱ケミカルグループ㈱で、保有比率は約50.6%です(2026-03-31基準)。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)の発行済株式数は?
有報(2026-03-31基準)で433,092,000株です(発行済株式総数)。うち自己株が754,500株、市場で流通する浮動株は116,901,500株です。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)の株主数は?
2026-03-31基準で12,548名です。上位10名で72.9%を保有し、浮動株比率は27.0%です。
4091(日本酸素ホールディングス株式会社)の決算期は?
3月期です。
発行済株式数・株主数は有報の基準日時点の値です。企業の読解・評価は上部の各カードが本体です。出所: 有価証券報告書(EDINET)/市場統計。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

GLOSSARY 用語ガイド(指標の意味と、投資での見方)

株価・割安度
株価 × 発行済株式数。市場が会社全体を今いくらと見ているか。
投資での見方:規模と流動性の目安。これ自体は割安・割高を示さない。
株価 ÷ 1株利益。利益の何年分で株価がついているか。
投資での見方:期待の高さの目安。単独では割安・割高の判断にはならない。
時価総額から純現金を引いた「事業そのものの値段」を利益で割った倍率。
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。
株価 ÷ 1株純資産。純資産の何倍で買われているか。
投資での見方:1倍割れは「解散価値以下」の目安だが、割安とは限らない(罠のことも)。
1株あたりの純利益(純利益 ÷ 発行済株式数)。
投資での見方:伸びが続くかが本質。自社株買いで見かけ上増えることもある。
1株配当 ÷ 株価。株価に対して受け取れる配当の割合。
投資での見方:高いほど利回りは良いが、無理な配当や減配余地がないかも併せて見る。
企業価値=時価総額 + 純有利子負債。会社を丸ごと買う値段。
投資での見方:借金込みでいくらで買えるか。倍率評価の分子。
事業価値(時価総額+純有利子負債)を本業の稼ぎで割った倍率。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
⚠ 外部から出す限界:EBITDAは「どこまで費用を足し戻すか(調整後EBITDA)」で変わり、会社公表値と外部算出値が食い違うことがある。減価償却を除くため、設備集約型では実態より稼ぐ力を大きく見せやすい(水準は業種で異なる)。
企業価値を本業利益(EBIT)で割った倍率。
投資での見方:低いほど本業利益に対する会社全体の値段が小さいことを表す。EV/EBITDAと併読。
企業価値を売上で割った倍率。
投資での見方:赤字でも使える。業種で水準が大きく違う。
EV/EBITの逆数。会社を丸ごと買ったときの利回り。
投資での見方:高いほど、投じた企業価値に対する本業の利回りが大きいことを表す。国債利回り等と比較する。
実質キャッシュ(純現金)が時価総額に占める割合。
投資での見方:大きいほど、時価総額に対して手元の純現金が厚いことを表す。
収益性・効率
自己資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く持続的なら資本効率が良い。借金での嵩上げでないか要確認。
総資産がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:資産の効率。ROEと併せ借入依存でないかを見る。
投じた資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=強み(他社にない優位性)の目安。
⚠ 外部から出す限界:外部から有報だけで出すROICは簿価ベースの近似。投下資本に現金・のれん・費用処理された無形投資(研究開発・ブランド)をどう含めるかで数字が変わり、事業に使う資本と余剰資本を外から完全には切り分けられない。水準の絶対値でなく、同じ定義での軌跡と同業比較で読むのが誠実な使い方。
売上に対する粗利益(売上−原価)の割合。
投資での見方:高く安定なら値付けの強さ(価格決定力)がある。
売上に対する営業利益の割合(本業の稼ぐ力)。
投資での見方:高く安定なら本業が強い。趨勢の向きを重視。
売上に対する最終利益の割合。
投資での見方:一過性の損益で振れる。数年の水準で見る。
売上 ÷ 総資産。資産を何回転させて売上を作ったか。
投資での見方:高いほど資産効率が良い。薄利多売か厚利少売かの形。
税引前利益に対して実際に負担した税金の割合。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
⚠ 外部から出す限界:繰延税金・税制優遇・過年度修正で単年は大きく振れる。極端な年は一過性の要因かを、複数年でならして見る。
売上が前の年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:成長の勢い。数年の推移で加速か失速かを見る。
純資産が前年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:利益の蓄積か毀損か。継続的な増加が理想。
本業で得た総収入(トップライン)。
投資での見方:成長の起点。伸びが利益・現金に繋がっているかを見る。
本業の儲け(売上−原価−販管費)。
投資での見方:本業の実力。営業外・特別損益を除いた継続的な稼ぐ力。
営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益。
投資での見方:財務コスト込みの実力。営業利益との差で財務の重さが分かる。
税・特別損益まで引いた最終利益。
投資での見方:最終的に株主に帰属する利益。一過性で振れる点に注意。
成長・複利
数年ぶんの成長を1年あたりに均した年平均成長率。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
キャッシュ・利益の質
営業で得た現金から設備投資を引いた、株主が自由に使える現金。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
⚠ 外部から出す限界:営業CFから設備投資を引いて出すが、その設備投資の「維持」分と「成長」分を外から切り分けられない。厳密なオーナー利益は維持capexベースだが、外部近似では総capexを使うため、成長投資が重い会社では小さめに出やすい。
FCF ÷ 時価総額。株を丸ごと買ったときの現金利回り。
投資での見方:高いほど株価に対して現金を生む力が強い。マイナスは現金流出=要警戒。
FCF ÷ 売上。売上のうち自由に使える現金の割合。
投資での見方:高く安定なら現金を生む力が強い事業。
本業で実際に出入りした現金(営業キャッシュフロー)。
投資での見方:利益が現金を伴っているかの土台。継続してプラスかを見る。
設備投資や買収・売却など投資での現金の出入り。
投資での見方:継続的な設備投資は事業維持の目安。過大な買収は要注意。
借入・返済・配当・自社株買いなど資金調達での出入り。
投資での見方:借入依存か、株主還元に回しているかの手掛かり。
営業CF ÷ 売上。売上の何割が営業現金になったか。
投資での見方:高いほど現金化が早い。利益との乖離に注意。
会計上の利益がどれだけ現金になっているか。各期の表示は営業CF÷営業利益、「平均」は黒字期のみの営業CF÷純益で、分母が異なるため各期の単純平均とは一致しません。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
⚠ 外部から出す限界:ズレ自体は計算できるが、その意味(利益の質の低さか、事業特性か)は業種・会計方針の文脈依存で、数字だけでは判断できない。
数年ぶんの営業CFの合計。
投資での見方:一時的な変動をならした「稼ぐ現金の実力」。
会計上の利益とキャッシュのズレの大きさ。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
⚠ 外部から出す限界:利益とキャッシュのズレは計算できるが、それが「利益の質が低い」のか「先行投資型・季節性など正常な事業特性」なのかは、業種と会計方針を知らないと誤読する(建設・受注産業は構造的に大きくなる)。数字だけで質を断じない。
会計上の利益が、実際の現金の裏付けをどれだけ持っているか。営業CF(実際に入った現金)と純利益(会計上の利益)のズレ(アクルーアル)で測る。
投資での見方:利益と現金が近い、または現金が上回るほど質が高い傾向。継続して現金が利益に届かないと利益の実在性に注意(水準は業種・成長段階で異なる)。
財務の健全性
総資産に占める自己資本の割合。
投資での見方:高いほど財務が頑丈。低いと借入依存で下振れに弱い。
現金から有利子負債を引いた、正味の手元現金(=実質キャッシュ)。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
会社が持つ資産の合計(現金・売掛金・設備・のれん等)。事業の規模感。
投資での見方:大きさより中身と効率(ROA・総資産回転)で見る。
総資産から負債を引いた株主帰属分。厳密には自己資本(親会社株主帰属)に非支配株主持分・新株予約権を加えたもの。
投資での見方:厚いほど株主資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
手元の現金・預金(および現金同等物)。
投資での見方:有利子負債と比べた厚み(ネットキャッシュ)が安全域。
利息のつく借入金・社債の合計。
投資での見方:現金より多いと純有利子負債。少ない/ゼロなら財務は堅い。
1年以内に現金化できる資産(現金・売掛金・在庫等)。
投資での見方:流動負債と比べた厚みが短期の支払い余力。
1年以内に返す必要のある負債(買掛金・短期借入等)。
投資での見方:流動資産で十分賄えるかが短期の資金繰りの目安。
1株あたり純資産(純資産 ÷ 発行済株式数)。1株の解散価値の目安。
投資での見方:PBRの分母。継続して増えていれば資本が蓄積している。
流動資産 ÷ 流動負債。短期の支払い余力。
投資での見方:低いと短期の資金繰りに弱い。
純有利子負債が本業の稼ぎ(EBITDA)の何年分か。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
⚠ 外部から出す限界:分母のEBITDAは調整の幅があり(調整後EBITDA問題)、減価償却を除くため設備集約型では借金の重さを軽く見せやすい。
営業利益が支払利息の何倍か。
投資での見方:高いほど利払い余力がある。低いと金利上昇に弱い。
今の稼ぐ現金で有利子負債を返すのに要する年数の目安。
投資での見方:短いほど財務が軽い。
設備を維持するのに必要な投資額の目安(対 減価償却)。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
⚠ 外部から出す限界:維持のための設備投資と成長のための設備投資の切り分けは、外部からは原理的にできない(有報の投資CFに出るのは総額のみ)。減価償却を代理変数にした粗い近似で、これに依存するFCF(オーナー利益)の精度も同じ限界を負う。
買収で「相手の純資産より高く払った差額」を資産に計上したもの。
投資での見方:事業が悪化すると減損で自己資本を一気に削る火種になりうる。
のれんや無形資産が、事業悪化時に評価損(減損)を迫られる度合い。
投資での見方:無形が厚い会社ほど、趨勢が崩れたときの自己資本の毀損が大きい。
買収で得た顧客基盤などを無形資産に計上したもの。
投資での見方:のれんと同様、事業悪化時に減損で自己資本を削るリスク。
株主還元・希薄化
純利益のうち配当に回した割合(%)。
投資での見方:高すぎは無理な配当の恐れ、低いと内部留保重視。
配当を連続して増やしてきた年数。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
新株発行などで1株の価値が薄まる度合い(%)。
投資での見方:大きいと既存株主の取り分が減る。
1株あたりに支払われる配当金。
投資での見方:配当利回りの分子。継続性と増減の推移を見る。
統治(ガバナンス)
取引維持などの目的で持つ他社株式(純投資以外)。
投資での見方:多いと資本効率を下げ、少数株主への向き合い方の手掛かり。
会社を実質的に支配する大株主(親会社や創業家など)。
投資での見方:少数株主の利益と衝突しないか、資本政策の主導権の手掛かり。
市場・流動性
今年に入ってからの最安値と最高値。現在の株価がそのレンジのどこにあるか。
投資での見方:高値圏か安値圏かの位置取りの文脈。割安・割高そのものではない。
市場全体の動きに対する、その株の値動きの感応度。
投資での見方:値動きの荒さの目安。売買のシグナルではない。
一定期間の株価の平均をつないだ線。
投資での見方:価格の位置の文脈。売買シグナルではない。
1日に取引される金額の平均。
投資での見方:小さいほど「買いたい時に買えない/売りたい時に売れない」流動性リスク。
1日に売買される株数の平均。
投資での見方:少ないと売買で株価が動きやすい=流動性リスク。
市場で実際に売買される株の割合(発行済−大株主−自己株)。
投資での見方:薄いと少額の売買で株価が飛びやすい=出入口の狭さ。
市場で実際に流通する株の時価総額。
投資での見方:小さいほど需給で株価が振れやすい。
機関投資家と、経営陣など内部者が持つ株の割合。
投資での見方:内部者比率は経営の当事者性、機関比率は需給の手掛かり。
理論株価の手法
複数の評価手法(EPV・配当割引・正当PER×正常化益・資産)で出した参考の価値レンジ。
投資での見方:単一の目標株価ではなく「幅」で捉える。前提を変えれば動く。
今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な価値。
投資での見方:成長を織り込まない下限の目安。安全域の物差し。
将来の配当を現在価値に割り引いて出す株価。
投資での見方:配当が安定した会社に向く。前提で大きく動く。
平準化した1株利益に妥当な倍率を掛けた参考値。
投資での見方:一過性を除いた「巡航利益」で見る発想。
1株あたりの純資産(解散価値の目安)。
投資での見方:株価がこれを大きく割ると資産面の安全域の手掛かり。
流動資産から総負債を引いた、極めて保守的な清算価値。
投資での見方:株価がこれ以下なら資産だけで下値を説明できる領域。
将来のお金を「今の価値」に引き直す率(要求リターン)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来を厳しく割り引く=理論株価は下がる。安全域を測る物差し。
利益や配当が将来伸びると見込む年率(永久成長)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来価値が増え理論株価は上がる。ただし割引率を超える前提は使えない。
事業の質・成長・金利から見て「妥当」と考えるPER(1株益に何倍まで払えるか)。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。実績PERとの差が期待の織り込み。
一時的な浮き沈みをならした「平常時の1株利益」。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。単年の特需/特損に振らされないための基準値。
正常化EPSに成長を織り込んで割り引いた理論株価(EPS×(1+成長率)÷(割引率−成長率))。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
投資の読み方
割安に見えて、実は安いなりの構造的な理由がある状態。
投資での見方:数字だけの割安に飛びつくと嵌る。安さの「理由」を読むのが核心。
本質的な価値に対して株価が持つ「間違えても損しにくい余裕」。
投資での見方:現金の厚み・資産・稼ぐ力で測る。バリュー投資の背骨。
新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す、JINGI の監視の仕組み。
投資での見方:一度の分析で終わらせず「テーゼは生きているか」を追い続ける。
このページで使う指標について、何を意味するかと、投資でどう見ればよいかを、なるべくやさしくまとめました。指標名にマウスを重ねる(スマホは指標名をタップ)と、その場で説明が出ます。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

SOURCE / 出典

基本情報・財務・大株主・ガバナンス・開示原文は 金融庁 EDINET(有価証券報告書・EDINETコード E00783)の一次データを構造化。各数値は一次開示で検証できます——上のリンクから EDINET で当社の提出書類を確認できます。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。