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日本国土開発株式会社
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ROIC342位
1.9%
投下資本利益率
ROE(実績)391位
2.0%
有報 報告値
営業利益率377位
1.9%
営業益 23.2億
自己資本比率299位
47.1%
EPS(実績)
16.6
25/05期
JINGI 解析 / 無料
読解タイプ複合型

解析準備中。

▲ ネットデット118.9億▲ 5期累計 営業CF -2.0億▲ 純益がキャッシュを伴わない(CFO/純益 平均0.15x)

ネットデット118.9億。現金181.4億 < 有利子負債300.2億

5期累計 営業CF -2.0億。営業段階で資金流出=利益以前にキャッシュが出ていく(罠の芯)

純益がキャッシュを伴わない(CFO/純益 平均0.15x)。利益は出るが営業CFが薄い=アクルーアル依存に留意

JINGIの解析は有価証券報告書など一次開示の事実に接地した構造読解です。「所有に値する事業か・静かにすり減る事業か」を読むためのもので、割安/割高の断定・目標株価・特定銘柄の売買推奨ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

RESULTS 直近業績(25/05期・単年)

損益(PL)
売上高
1,233.5
前年比 -9.1%
営業利益
23.2
黒字転換
経常利益
19.5
黒字転換
純利益
13.3
黒字転換
財政状態(BS)
総資産
1,406.5
前年比 -3.5%
純資産
664.3
前年比 -3.2%
現金
181.4
前年比 -17.4%
有利子負債
300.2
前年比 +0.1%
キャッシュフロー(CF)
営業CF
37.9
黒字転換
投資CF
-38.8
赤字転換
財務CF
-37.9
フリーCF
-2.9
直近1年の実額と前年比(億円)。PL=稼ぐ力/BS=財務の厚み/CF=現金の出入り。推移は下の各カードで確認できます。出所: 有報 連結PL/BS/CF

FINANCIALS 業績推移(5期・有報)

指標21/0522/0523/0524/0525/05
売上高(百万)117,803126,790154,202135,701123,349
営業利益(百万)-9,4042,318
経常利益(百万)10,5858,3984,639-9,3431,945
純利益(百万)7,7137,3893,291-7,1911,332
EPS(円)88.984.539.0-86.216.6
1株配当(円)26.026.026.022.022.0
営業利益率(%)-6.91.9
ROE(%)10.99.74.2-9.82.0
自己資本比率(%)49.651.248.047.047.1

BALANCE SHEET 財政状態推移(5期・有報)

指標21/0522/0523/0524/0525/05
総資産(百万)148,766154,724162,339145,677140,649
純資産(百万)74,21179,94678,02968,59166,429
流動資産(百万)100,724112,609
流動負債(百万)52,68155,627
現金(百万)46,95447,17023,74921,94718,136
有利子負債(百万)30,00430,022
ネットキャッシュ(百万)-8,057-11,886
BPS(円)846.8900.9935.1819.5831.4
自己資本比率(%)49.651.248.047.047.1
総資産の伸びと純資産の厚み、現金と有利子負債の差(ネットキャッシュ)で財務の安全性を読む。自己資本比率が高く現金>有利子負債なら財務は相対的に堅い(借入依存が小さい)。出所: 有報 連結貸借対照表

CASH FLOW キャッシュフロー推移(5期)

キャッシュフロー21/0522/0523/0524/0525/05
営業CF(百万)4,5723,759-11,062-1,2633,793
投資CF(百万)-2,1724,331-6,3141,471-3,876
財務CF(百万)16,910-8,082-6,121-2,092-3,788
営業CFがプラスで安定=利益がきちんと現金化。営業CFが継続してマイナスなら本業が現金を生めていない兆候(投資CFのプラスは資産売却による場合あり)。出所: 有報 連結CF計算書

解析 / 時間軸 グラフで見る(5年の軌跡)

水準の一点でなく軌跡で読む(原則8)。稼ぐ力 → 現金 → 1株の価値 → 財政状態の順に並べています。各グラフはカーソルを載せると年ごとの数値が出ます。詳細な数値は各セクションの表に併記。

表示形式:(選択は次回も保持・%系は補助線のまま)

① 稼ぐ力 ― 成長・収益性・資本効率

売上高・純利益(億円)
-500億0億500億1,000億1,500億2,000億 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 売上高 1,178億 ・ 純利益 77億22/05 ・ 売上高 1,268億 ・ 純利益 74億23/05 ・ 売上高 1,542億 ・ 純利益 33億24/05 ・ 売上高 1,357億 ・ 純利益 -72億25/05 ・ 売上高 1,233億 ・ 純利益 13億
売上高純利益
規模(売上)と最終利益。売上が伸び利益も連動して増えているか。差の開き=利益率の変化。
利益率トレンド(%)
-10%-5%0%5%10% 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 6.5%22/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 5.8%23/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 — ・ 純利益率 2.1%24/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 -6.9% ・ 純利益率 -5.3%25/05 ・ 粗利率 — ・ 営業利益率 1.9% ・ 純利益率 1.1%
粗利率営業利益率純利益率
利益率が安定〜上昇なら価格決定力・コスト管理が効く。低下は競争激化や一過性費用を疑う。
ROE・ROA・ROIC(%)
-10%0%10%20% 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ ROE 10.9% ・ ROA 5.2% ・ ROIC —22/05 ・ ROE 9.7% ・ ROA 4.8% ・ ROIC —23/05 ・ ROE 4.2% ・ ROA 2.0% ・ ROIC —24/05 ・ ROE -9.8% ・ ROA -4.9% ・ ROIC -8.6%25/05 ・ ROE 2.0% ・ ROA 0.9% ・ ROIC 1.9%
ROEROAROIC
資本効率。ROEが高くてもROAが低ければレバレッジ依存。ROIC(投下資本利益率)は本業が投下資本をどれだけ稼ぎに変えたか=事業そのものの効率。

② 現金の生成と使い方(キャッシュフロー)

キャッシュフロー(億円)
-200億-100億0億100億200億 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 営業CF 46億 ・ 投資CF -22億 ・ 財務CF 169億22/05 ・ 営業CF 38億 ・ 投資CF 43億 ・ 財務CF -81億23/05 ・ 営業CF -111億 ・ 投資CF -63億 ・ 財務CF -61億24/05 ・ 営業CF -13億 ・ 投資CF 15億 ・ 財務CF -21億25/05 ・ 営業CF 38億 ・ 投資CF -39億 ・ 財務CF -38億
営業CF投資CF財務CF
営業CFがプラスで安定=本業が現金を生む。投資CF−は成長投資、財務CF−は返済・還元。
フリーCF(営業CF−設備投資・億円)
-60億-40億-20億0億 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ フリーCF —22/05 ・ フリーCF —23/05 ・ フリーCF —24/05 ・ フリーCF -40億25/05 ・ フリーCF -3億
フリーCF
オーナー利益の目安。継続プラスなら配当・自社株買い・無借金化の原資。マイナス続きは要警戒。
設備投資・減価償却(億円)
0億20億40億60億 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —22/05 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —23/05 ・ 設備投資 — ・ 減価償却 —24/05 ・ 設備投資 28億 ・ 減価償却 23億25/05 ・ 設備投資 41億 ・ 減価償却 21億
設備投資減価償却
再投資の強度。設備投資が減価償却を上回る=成長投資の局面、下回る=維持・回収局面。資産の重い/軽いビジネスかも見える。
利益の質(営業CF÷純利益・倍)
-4倍-2倍0倍2倍4倍 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 営業CF/純利益 0.59倍22/05 ・ 営業CF/純利益 0.51倍23/05 ・ 営業CF/純利益 -3.36倍24/05 ・ 営業CF/純利益 0.18倍25/05 ・ 営業CF/純利益 2.85倍
営業CF/純利益
1倍前後以上なら利益がきちんと現金化。継続して1倍を大きく下回ると会計利益と現金の乖離を疑う。

③ 1株の価値と株主還元

EPS(1株利益・円)
-100円-50円0円50円100円 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ EPS ¥8922/05 ・ EPS ¥8423/05 ・ EPS ¥3924/05 ・ EPS ¥-8625/05 ・ EPS ¥17
EPS
1株あたりの稼ぐ力。右肩上がりが理想。増資による希薄化で伸び悩むなら発行株数も確認。
配当・配当性向
0円10円20円30円-50%0%50%100%150% 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 1株配当 ¥26 ・ 配当性向 29.2%22/05 ・ 1株配当 ¥26 ・ 配当性向 30.8%23/05 ・ 1株配当 ¥26 ・ 配当性向 66.8%24/05 ・ 1株配当 ¥22 ・ 配当性向 -25.5%25/05 ・ 1株配当 ¥22 ・ 配当性向 132.4%
1株配当配当性向
配当の増加基調と配当性向(利益の何%を配当)。高すぎ(100%超)は無理な配当、低すぎは内部留保重視。

④ 財政状態・安全性(バランスシート)

総資産・純資産(億円)
0億500億1,000億1,500億2,000億 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 総資産 1,488億 ・ 純資産 742億22/05 ・ 総資産 1,547億 ・ 純資産 799億23/05 ・ 総資産 1,623億 ・ 純資産 780億24/05 ・ 総資産 1,457億 ・ 純資産 686億25/05 ・ 総資産 1,406億 ・ 純資産 664億
総資産純資産
規模の拡大と純資産(自己資本)の厚み。純資産が着実に増えていれば毀損より蓄積のフェーズ。
BPS・自己資本比率
0円500円1,000円0%20%40%60% 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ BPS ¥847 ・ 自己資本比率 49.6%22/05 ・ BPS ¥901 ・ 自己資本比率 51.2%23/05 ・ BPS ¥935 ・ 自己資本比率 48.0%24/05 ・ BPS ¥819 ・ 自己資本比率 47.0%25/05 ・ BPS ¥831 ・ 自己資本比率 47.1%
BPS自己資本比率
BPS(1株純資産)の積み上がり=内部留保の蓄積。自己資本比率が高いほど財務の安全度が高い。
流動資産・流動負債(億円)
0億500億1,000億1,500億0%100%200%300% 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —22/05 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —23/05 ・ 流動資産 — ・ 流動負債 — ・ 流動比率 —24/05 ・ 流動資産 1,007億 ・ 流動負債 527億 ・ 流動比率 191.2%25/05 ・ 流動資産 1,126億 ・ 流動負債 556億 ・ 流動比率 202.4%
流動資産流動負債流動比率
短期の支払い余力。流動資産が流動負債を十分上回る(流動比率が高い)ほど短期の安全性が高い。
固定資産・固定負債(億円)
0億200億400億600億0%20%40%60%80% 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —22/05 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —23/05 ・ 固定資産 — ・ 固定負債 — ・ 固定比率 —24/05 ・ 固定資産 450億 ・ 固定負債 244億 ・ 固定比率 65.5%25/05 ・ 固定資産 280億 ・ 固定負債 186億 ・ 固定比率 42.3%
固定資産固定負債固定比率
長期の資産と負債(固定資産=総資産−流動資産、固定負債=総負債−流動負債)。固定比率(固定資産÷自己資本)が100%以下なら長期資産を自己資本で賄えており財務は保守的。
現金・有利子負債(億円)
0億200億400億600億 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ 現金 470億 ・ 有利子負債 —22/05 ・ 現金 472億 ・ 有利子負債 —23/05 ・ 現金 237億 ・ 有利子負債 —24/05 ・ 現金 219億 ・ 有利子負債 300億25/05 ・ 現金 181億 ・ 有利子負債 300億
現金有利子負債
手元資金と借金の推移。現金が有利子負債を上回れば実質無借金。借金が膨らむトレンドは財務リスク。
ネットキャッシュ(現金−有利子負債・億円)
-200億0億200億400億600億 21/0522/0523/0524/0525/0521/05 ・ ネットキャッシュ 470億22/05 ・ ネットキャッシュ 472億23/05 ・ ネットキャッシュ 237億24/05 ・ ネットキャッシュ -81億25/05 ・ ネットキャッシュ -119億
ネットキャッシュ
現金から借金を引いた実質手元資金。プラスで増加=手元の純現金が厚いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
出所: 有価証券報告書(主要な経営指標等・本表)を構造化し算出。原則8=時間軸で読む。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 時間軸 5年軌跡(スナップショットが隠す推移)

指標21/0522/0523/0524/0525/05
純利益率(%)6.55.82.1-5.31.1
ROE(%)10.99.74.2-9.82.0
ROA(%)5.24.82.0-4.90.9
総資産回転(回)0.790.820.950.930.88
営業CF率(%)3.93.0-7.2-0.93.1
営業CF/純益(倍)0.590.51-3.362.85
配当性向(%)29.230.866.8132.4
売上 前年比(%)7.621.6-12.0-9.1
純資産 前年比(%)7.7-2.4-12.1-3.1
単年の水準でなく軌跡(時間軸)で読む層。増収率・純資産の前年比・営業CF率の年次推移から、加速か失速か・蓄積か毀損かを見る。出所: 有報 主要な経営指標等(5期)。原則8=時間軸。

SEGMENT 事業別の稼ぎ

事業売上構成比営業利益利益率従業員
関連事業127億100%59億46.4%37
「どの事業が稼ぐか」=所有に値するかの核。出所: 有報 セグメント情報(EDINET 一次データ)。情報提供であり売買推奨ではありません。

DIVIDEND 配当・株主還元(実績5期)

21/05
¥26.0
22/05
¥26.0
23/05
¥26.0
24/05
¥22.0
25/05
¥22.0
配当性向 132.4%・連続増配 —年出所: 有報 1株当たり配当(EDINET)

解析 / 数値 数値で見る質(FCF・資本効率・複利)

FCF(オーナー利益)
-2.9
ROIC342位
1.9%
粗利率
%
アクルーアル比率
-1.7%
売上CAGR
1.2%
EPS CAGR
-34.3%
FCF・資本効率(ROIC/EV倍率)・複利(CAGR)・利益の質(アクルーアル)を一次データから算出。売上CAGRとEPS CAGRの差は成長が1株利益に乗っているかの目安、アクルーアル比率が大きく+なら会計利益とキャッシュの乖離に留意。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 / 数値(全量) 全数値指標

利益の質・収益性
純利益率
1.1%
ROA
0.9%
総資産回転
0.88
実効税率
37.3%
現金変換(CFO/営業益)
1.64
CFO/純益(平均)
0.15
累計営業CF
-2.0
FCFマージン
-0.2%
資本効率・複利
維持capex(capex/減価)
1.92
BPS CAGR
-0.5%
ソルベンシー・還元・希薄化
流動比率
2.02
純負債/EBITDA
2.68
インタレストカバレッジ
6.5
債務返済年数
7.9
配当性向
132.4%
連続増配
希薄化率
0.06%
すべて一次データ(有報)から算出。赤字・CF流出時は該当指標を算定せず「—」で示す(割高・割安の断定はしません)。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 偏差値プロファイル(全社比較)

掲載企業の母集団の中で、この企業が各指標でどこに位置するかを偏差値(平均50・標準偏差10)で表示。高いほど良いに方向を統一(純負債・アクルーアル等は低いほど高偏差値)。縦線=平均(50)。
ROIC営業益率純益率ROEROAFCF率自己資本流動比純負債発生高現金化売上成長EPS成長 50
ROIC
45
営業利益率
50
純利益率
51
ROE
50
ROA
49
FCFマージン
51
自己資本比率
46
流動比率
47
純負債/EBITDA
44
アクルーアル比率
50
現金変換(営業CF/純益)
50
売上CAGR
46
EPS CAGR
35
母数が多いほど統計的に安定します(現状は掲載数が母数・指標により母数は異なる)。出所: 有価証券報告書(EDINET)の一次データから算出。情報提供であり売買推奨ではありません。

解析 のれん・無形/減損リスク

のれん
—億
顧客関連資産
—億
無形合計 0.0億(のれん+顧客関連)=ほぼ無し(純資産比 0.0%)。買収で積んだ無形が乏しく、事業が悪化しても減損で自己資本を削るリスクは小さい(買収に依存しない自前の事業)。出所: 有報 連結BS

解析 大株主・浮動株(出入口)

浮動株比率
49.5%
発行済−上位10−自己株
支配株主
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
9.4% 保有
自己株式
9.94%
8,868,600株 ・簿価36.3億
大株主比率
1. 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.4%
2. 株式会社ザイマックスグループ7.3%
3. 日本国土開発持株会5.2%
4. みずほ信託銀行株式会社(一般財団法人日本国土開発未来研究財団口)5.0%
5. 株式会社西京銀行4.1%
6. アジア航測株式会社4.0%
7. 日本基礎技術株式会社3.6%
8. 須賀工業株式会社2.6%
9. 株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.9%
10. THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.9%
上位10で 45.0%・発行済 89,255,000株・自己株 8,868,600株・浮動株 44,196,400株・株主 18,457名。所有者別(単元): 外国人 4.6% / 機関 23.9% / 個人 41.3%。浮動株が薄く出来高次第で値が飛びやすい=出入口の狭さに留意。出所: 有報 大株主の状況/所有者別状況

STRUCTURE 構造的に隣接する企業

同一の会計監査人や共有する法人株主が確認できませんでした=構造的に独立(機関投資家ネットワークの外)。同族・少数支配や独立系監査人の企業に多く、それ自体が構造上の特徴です。出所: 有報 大株主の状況/会計監査人

解析 / 統治 統治・資本の使い方

経営陣(取締役会)の持株比率
政策保有株式(簿価合計)5,802.0百万円(43銘柄)
役員報酬総額 / 役員数130.0百万円 / 9名
平均年間給与(提出会社)754万円
従業員数(連結)1,020名
監査報酬 / 非監査報酬58.0百万円 / —
平均勤続年数13.4年
女性管理職比率3.1%
従業員1人当たり売上120.9百万円
従業員1人当たり営業利益2.3百万円
政策保有株式の対純資産比873.4%
政策保有株式の多寡は資本効率と少数株主への向き合い方の手掛かり、役員報酬・平均年収の推移はコスト構造と人的資本の変化を映す。監査報酬に対する非監査報酬比は監査人の独立性、平均勤続年数・女性管理職比率は組織の定着と多様性の手掛かり。経営陣(取締役会)の持株比率は経営の当事者性(自社株のskin-in-the-game)=創業者主導かプロ経営かの手掛かり、従業員1人当たり営業利益は労働生産性、政策保有株式の対純資産比は自己資本のうち持ち合いに固定された割合(高いほど資本効率の重石)。出所: 有報(コーポレート・ガバナンス/従業員の状況)。

PROFILE 会社概要

代表者代表取締役社長 林 伊 佐 雄
本社所在地東京都港区虎ノ門四丁目3番13号
決算期5月
従業員数(連結)1,020名
EDINETコードE00059

解析 / 参考 バリュエーション算定(現在株価を入力)

証券サイト等で見た現在株価を入力すると、PER・実質PER・利回り・概算時価総額を即時計算します。表示値は入力した現在株価に基づく参考値で、当サイトはリアルタイム株価を配信していません。
概算時価総額
株価×発行済
PER(実績)
株価÷EPS
PBR(実績)
株価÷BPS
実質PER
現金控除後
益回り(EBIT/EV)
EBIT÷企業価値
配当利回り
1株配当÷株価
概算時価総額=現在株価 × 発行済株式総数(有報 25/05期末 基準・89,255,000株)。基準日以降の自己株消却・新株発行で実際と差が出ることがあります。PER・PBR・実質PER・各利回りは1株ベースのため、この差の影響を受けません。実質PER・益回りの純現金・営業利益は有報基準。情報提供であり、割安/割高の断定や売買の推奨ではありません。

解析 / 監視 適時開示タイムライン(定点観測の起点)

新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す定点観測の情報元。有価証券報告書は決算期(○年○月期)を添えて過去分も並びます(年で絞り込み可)。各行から EDINET の提出書類を開けます。有料プランでは開示が積まれるたび「テーゼは生きているか」を再検証します。出所: EDINET 提出書類一覧

SOURCE 一次開示 原文(有価証券報告書・抜粋)

事業の内容— EDINETより引用 ↗
3 【事業の内容】当社グループは、当社、子会社18社、関連会社2社で構成され、主な事業内容とその位置づけは次のとおりであります。 (1) 土木事業当社の土木事業は日本国内と東南アジアを拠点に、総合建設会社として、ダム、河川、橋梁、トンネル、道路、上下水道、造成工事等の社会基盤整備及び震災関連復興工事から、太陽光発電所建設工事まで幅広い工事の施工管理を行っております。建設材料のリサイクルを実現する「ツイスター工法」、自然材料を利用した新しい処分場覆土技術「キャピラリーバリア」、ゴミの減容化に対応する「動圧密工法」等を当社で独自に開発し、実用化を図っております。また、技術提案型の企業として、幅広い分野で積み重ねてきた様々な実績と経験を生かし、社会や時代の要請に応える「オンリー・ワン技術」の開発に力を注いでおり、現在では、マシナリーの活用による生産性の向上にも力を入れ、特にスクレーパの導入による大規模造成工事における工期短縮・省力化は、当社の強みとなっております。さらに、国土交通省が推進するi-Construction(建設工事の測量、調査、設計、施工、検査、維持管理や更新などのプロセスにICTを導入して、建設産業の生産性を向上させる取り組みのこと)に積極的に取り組み、ICTを調査、測量から施工、維持管理まで効果的に活用した土工事(無人飛行体を用いた写真測量による現況地形の3次元化や建設機械の自動化技術等を単独もしくは連携させた技術による施工の自動化)をはじめ現場の生産性を向上させるための技術開発にも力を入れております。子会社の国土開発工業株式会社は主に土木工事の施工及び建設用機械の製造・販売・賃貸を行っており、福島エコクリート株式会社は主に石炭火力発電所より排出される石炭灰を主原料とする路盤材等の石炭灰混合材料(製品名ORクリート)の製造販売を行っております。また、海洋工業株式会社は主に動圧密工法、リフューズプレス工法(廃棄物層内に特殊なスクリューオーガーを回転・圧入して、廃棄物を横方向に圧縮させ、さらに上部から表層の廃棄物等を孔内に投入して廃棄物を再締固めして減容化を図る工法)等による地盤改良工事等を行っております。 ANION株式会社は主に塩害対策を目的に樹脂材料やコンクリート材料に添加して使用する硝酸型機能性吸着材(製品名ADOXパウダー)の製造販売を行っております。 (2) 建築事業当社の建築事業は公共施設、競技場等の大型施設、オフィスビル・マンション等の建造物(超高層建築)、マルチテナント型物流施設等、多岐にわたる実績を有しています。工事の工程管理、出来形管理、品質管理等、発注者が要求する管理基準を満たす高い施工管理能力に基づく高品質な建物の提供、及び設計・施工が可能である当社の強みを活かした「建築デザイン計画ソリューション」「建築事業計画ソリューション(お客様の計画の推進と課題解決を総合的にサポートし、プロジェクトの円滑な実現のご提案)」「建物価値再生ソリューション リニューアル・リノベーション・コンバージョン(経年劣化による利便性・機能性の低下、あるいは災害に対する安全性・耐久性の問題などを克服するだけでなく、デザインや機能に新たな付加価値を設けることで、資産価値の向上と収益性確保への貢献、また、コストと収益性の正確な分析・把握を行い、全面改修による既存の機能、用途とは異なる新しい建物への転換・再生のご提案)」「RE100達成の支援(電力コストダウンや再エネ比率の向上に向けた幅広いトータルソリューションのご提案)」「食品工場エンジニアリング(衛生管理対策に加え、セキュリティ対策、人や物の動線計画などの最適なご提案)」「免震エンジニアリング(地域性、地盤状況、建物特性等から免震を導入する建物の地震リスク予測を綿密に行い、免震による効果を解析して、最適なプランのご提案)」等お客様のニーズに合わせたソリューションの提供を行っております。これらの役務の提供にあたっては、様々な技術を用いております。また、子会社のコクドビルエース株式会社は主にリニューアル工事を主体とした建築工事の施工等を行っております。 (3) 関連事業当社の関連事業は不動産開発・投資・賃貸・販売事業、再生可能エネルギー事業、墓苑事業等の事業を展開しております。不動産事業においては、ユリ伏見合同会社を営業者とする匿名組合に出資を行いました。再生可能エネルギー事業の太陽光発電事業では、当社は宮古発電合同会社を営業者とする匿名組合、松島太陽光発電合同会社を営業者とする匿名組合、延岡太陽光発電合同会社を営業者とする匿名組合、合同会社地域共生発電所を営業者とする匿名組合並びに田老発電合同会社を営業者とする匿名組合に出資を行いました。また、営農型の太陽光発電所を運営するJDCグリーンエナジー合同会社を連結子会社としております。当社グループが運営する再生可能エネルギー事業の具体的な取り組みは下記のとおりであります。 名称セグメント所在地出力発電時期売電契約先AMBIXソーラー富里関連事業千葉県富里市2.68 MW2013年12月東京電力エナジーパートナー㈱AMBIXソーラー会津坂下関連事業福島県河沼郡会津坂下町2.69 MW2016年10月東北電力㈱AMBIXソーラー水戸関連事業茨城県水戸市0.28 MW2017年1月東京電力エナジーパートナー㈱AMBIXソーラー宇都宮2関連事業栃木県宇都宮市1.41 MW2017年10月東京電力エナジーパートナー㈱AMBIXソーラー浜田関連事業島根県浜田市1.33 MW2015年12月中国電力ネットワーク㈱AMBIXソーラー益田関連事業島根県益田市0.50 MW2023年3月中国電力ネットワーク㈱AMBIXソーラー雲仙1関連事業長崎県雲仙市1.51 MW2015年5月九州電力送配電㈱AMBIXソーラー雲仙2関連事業長崎県雲仙市1.45 MW2017年11月九州電力送配電㈱田老太陽光発電所関連事業岩手県宮古市2.36 MW2015年10月東北電力㈱津軽石太陽光発電所関連事業岩手県宮古市1.61 MW2015年9月宮古新電力㈱東北電力㈱つくば未来センター関連事業茨城県つくば市1.11 MW2019年6月東京電力パワーグリッド㈱松島どんぐり太陽光発電所関連事業宮城県宮城郡松島町50.40 MW2020年12月東北電力㈱延岡くじら池太陽光発電所関連事業宮崎県延岡市12.60 MW2023年4月九州電力送配電㈱パワープラント四日市北小松太陽光発電所関連事業三重県四日市市10.50 MW2024年8月中部電力ミライズ㈱ 事業の系統図は次のとおりであります。
セグメント情報— EDINETより引用 ↗
(セグメント情報等) 【セグメント情報】1 報告セグメントの概要当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。なお、当社グループは、主に製品・サービス別に各事業本部にて事業展開していることから、「土木事業」、「建築事業」及び「関連事業」の3つを報告セグメントとしております。「土木事業」は土木工事全般に関する事業、「建築事業」は建築工事全般に関する事業、「関連事業」は不動産の売買、賃貸及び不動産開発全般に関する事業、再生可能エネルギー事業等であります。 2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している会計処理の方法と同一であります。なお、セグメント間の内部売上高及び振替高は、市場価格を勘案して一般取引条件と同様に決定しております。 3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報前連結会計年度(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日) (単位:百万円) 報告セグメント調整額(注1)連結財務諸表計上額(注2)土木事業建築事業関連事業計売上高 一定の期間にわたり移転される財又はサービス38,15884,2393,124125,522-125,522一時点で移転される財又はサービス2,2213,8592,8628,944-8,944顧客との契約から生じる収益40,38088,0985,987134,467-134,467その他の収益223379731,234-1,234 外部顧客への売上高40,60488,1366,960135,701-135,701 セグメント間の内部売上高 又は振替高1484998△98-計40,60588,1847,010135,800△98135,701セグメント利益又は損失(△)△6,294△3,6122,056△7,851△1,553△9,404セグメント資産36,88148,22142,804127,90617,770145,677その他の項目 減価償却費775291,0461,8514642,316のれんの償却額23--23-23 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額649523,3544,0564484,505 (注1) 調整額は以下のとおりであります。1. セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,553百万円は、報告セグメントに帰属しない全社費用及び セグメント間取引消去であります。2. セグメント資産の調整額17,770百万円は、主に報告セグメントに帰属しない投資有価証券他であります。3. 減価償却費の調整額464百万円は、報告セグメントに帰属しない研究施設他の減価償却費であります。4. 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額448百万円は、自社利用設備等の設備投資額であります。(注2)セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。 当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) (単位:百万円) 報告セグメント調整額(注1)連結財務諸表計上額(注2)土木事業建築事業関連事業計売上高 一定の期間にわたり移転される財又はサービス33,32570,7153,152107,193-107,193一時点で移転される財又はサービス2,4603,8338,61414,908-14,908顧客との契約から生じる収益35,78674,54811,767122,102-122,102その他の収益256349561,247-1,247 外部顧客への売上高36,04274,58312,723123,349-123,349 セグメント間の内部売上高 又は振替高1,68545491,779△1,779-計37,72774,62812,772125,128△1,779123,349セグメント利益又は損失(△)△4,5502,5825,9053,938△1,6202,318セグメント資産30,89344,35347,852123,10017,548140,649その他の項目 減価償却費595459451,5865382,124 有形固定資産及び 無形固定資産の増加額765461,9902,8023993,201 (注1) 調整額は以下のとおりであります。1. セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,620百万円は、報告セグメントに帰属しない全社費用及び セグメント間取引消去であります。2. セグメント資産の調整額17,548百万円は、主に報告セグメントに帰属しない投資有価証券他であります。3. 減価償却費の調整額538百万円は、報告セグメントに帰属しない研究施設他の減価償却費であります。4. 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額399百万円は、自社利用設備等の設備投資額であります。(注2)セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。 【関連情報】1 製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。 2 地域ごとの情報 (1) 売上高 (単位:百万円) 日本アジア合計前連結会計年度(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日)127,9737,728135,701当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)113,00910,339123,349 (2) 有形固定資産本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。 3 主要な顧客ごとの情報前連結会計年度(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)該当事項はありません。 【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】前連結会計年度(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日)該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) (単位:百万円) 報告セグメント全社・消去合計土木事業建築事業関連事業計減損損失--7070-70 【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】前連結会計年度(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日) (単位:百万円) 報告セグメント全社・消去合計土木事業建築事業関連事業計当期償却額23--23-23当期末残高------ (注)当連結会計年度に藤信化建株式会社の全株式を売却し、連結の範囲から除外したため「土木事業」セグメントにおいてのれんが814百万円減少しております。 当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)該当事項はありません。 【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】該当事項はありません。
生産・受注・販売の状況— EDINETより引用 ↗
1 製品及びサービスごとの情報セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
主要な販売先— EDINETより引用 ↗
3 主要な顧客ごとの情報前連結会計年度(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日)該当事項はありません。
事業等のリスク— EDINETより引用 ↗
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境について ①建設市場の動向国内外の景気後退や国及び地方公共団体の公共投資予算の削減等により、建設市場が著しく縮小した場合や今後競合他社との競争が激化し、民間工事における受注価格が下落する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、建設事業においては、ICT施工やDX戦略による省力化技術の確立により、市場の縮小にも柔軟に対応できる事業体質の構築に取り組んでおります。不動産開発事業・再生可能エネルギー事業を主とする関連事業による安定収益の拡大にも引き続き注力しており、直近3ヵ年においては当社利益の中核となっております。また、今後のさらなる市況の変化に備え新規事業への投資も強化しており、持続的な成長を可能とする収益基盤の変革を推進してまいります。 ②人材確保に係るリスク建設業界においては、建設技術者・技能労働者の高齢化が進み、計画的な人員確保の重要性が高まってきております。当社グループでは、計画的な人員確保に向けて「採用」「定着」「育成」の強化に努めておりますが、需給関係の急激な逼迫により人員確保が困難となった場合には、受注機会の喪失や納期遅延等の問題が発生する恐れがあり、業績に影響を与える可能性があります。このリスクに対応するため、特に技能労働者の地位向上への取り組みとしてキャリアアップシステムの推進、優良職長認定制度、褒章につながる国土交通省の建設マスターへの推薦を行っております。また、DX化や独自の機械力を活用したICT施工による省人化、省力化施工によって施工効率の向上に挑戦してまいります。さらに、成果に見合った報酬が得られる人事制度の構築や労働環境の改善等の「働き方改革」に加え、タレントマネジメントの実施やエンゲージメントの向上等の「働きがい改革」を推進しており、優秀な人財の確保を採用市場でアピールしてまいります。当社グループでは、ダイバーシティ&インクルージョンの活動として、経営トップ自らが健康管理最高責任者(CHO)となり、2018年9月に「健康経営宣言」を制定しています。この活動推進に対して、経済産業省及び東京証券取引所が主催する「健康経営銘柄」に4度選定されています。健康経営銘柄は従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる上場企業を選定するもので、建設業では最多となっております。また、上場企業に限らず大規模法人のうち保険者と連携して優良な健康経営を実践している法人として、経済産業省と日本健康会議が共同で進める「健康経営優良法人~ホワイト500~」にも6年連続で選定されております。今後もさらに従業員の健康増進に向けた活動を推進してまいります。 ③労務単価及び資材価格の高騰建設工事の施工は長期間に及ぶものが多いことから、契約期間中に想定外に労務単価や工事用資材の価格が高騰する可能性があります。単価の高騰分について請負金額に反映できない場合には、業績に影響を与える可能性があります。このリスクに対応するため、労務状況の常時確認や主要資材の市場価格調査を行い、資材・労務価格等の急激な変動に対しては先行調達や代替工法の提案等により対応しております。また、特に大きな影響が及ぶ可能性のある建築事業では、予め物価スライドに関して契約条項に盛り込むことを原則とすることで、資材価格の急騰等に対応してまいります。 (2) 取引先の信用リスクについて景気の減速や建設市場の縮小などにより、発注者、協力会社、共同施工会社の信用不安などが顕在化した場合、資金の回収不能や施工遅延を引き起こし、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、案件採択にあたっては、施主の信用調査を実施後、その内容について審査委員会で審議を行い、経営会議(大口のものについては取締役会)への結果報告を経て承認する手続きとしており、与信判定に応じた工事代金の受領・支払などの取引条件の確保に取り組んでおります。 (3) 施工物の瑕疵について継続的な施工教育の実施や、ISOなどの品質管理手法を活用した施工管理の徹底により、品質管理には万全を期しておりますが、万一施工物に関する重大な瑕疵があった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、本支店の管理体制の大幅な見直しを行い、施工支援や技術指導を行う部署を新設し、業務プロセスの見直しや管理基準の平準化を図っています。さらに、重点管理現場を中心に工程進捗・原価進捗のモニタリングを強化しています。 (4) 建設活動に伴う事故について建設事業は、作業環境や作業方法の特性から危険を伴うことも多く、他の産業に比べ事故発生率が高くなっております。人身や施工物などに関わる重大な事故が発生した場合、業績や企業評価に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、工事着手にあたり施工計画を策定し、安全な作業環境を整え施工しております。また、徹底した安全教育の実施、危険予知活動や安全パトロールなどの災害を撲滅するための活動を実施しております。事業部門とは独立した社長直轄の安全衛生管理室が各現場へ安全パトロールを実施するとともに、過去事例や他社事例に基づき教育を行うなど、指導・監督の下、安全管理には十分に配慮された体制で施工を行っております。また、すべての工事において、建設工事保険、賠償責任保険等の付保によるリスクヘッジも行っております。 (5) 資産保有リスクについて営業活動の必要性から、投資有価証券・事業用不動産等の資産を保有しておりますが、時価が著しく低下した場合、評価損や減損損失の計上等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、事業用資産については、案件毎に定期的に減損リスク等を把握し、投資有価証券については、個別銘柄ごとに、株式保有に伴うコストやリスク、営業上の便益等の経済合理性を総合的に勘案のうえ、保有意義を見直し、取締役会にて保有の適否を検証しております。 (6) 関連事業に係るリスクについて ①不動産開発当社グループは関連事業として主力事業である土木事業及び建築事業とは求められるノウハウが異なる不動産開発事業を展開しております。当該事業に係るプロジェクトは事業期間が長期間にわたることから、事業環境に著しい変化が生じた場合や開発が想定どおりに進捗しない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、不動産開発事業は、関係部署による事前協議を行った上で、決裁基準に応じて経営会議・取締役会で厳格に判断を下しており、計画段階から着手後にかけて、常に事業リスクや環境変化の兆候を把握することに努め、適時適切に事業計画の点検と見直しを実施しております。 ②太陽光発電太陽光パネルの発電効率低下のリスクについては、適切なメンテナンス、モニタリングを実施する対策を取っておりますが、自然災害や事故等の原因で、発電所修復のための休業中に発電量が予定より大幅に減少した場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、自然災害や事故等の原因による施設等の被害に関しては、各種保険に加入することでリスクの軽減を図っております。 (7) 海外事業に伴うリスクについて海外工事について、予期しない法律、規制、政策の変更、テロ紛争、伝染病等が発生した場合や、経済情勢の変化に伴う工事の縮小、延期等が行われた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、外貨建ての資産・負債を有しているため、為替レートの変動により為替差損が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、進出国の的確な情勢把握に努めており、テロ紛争・伝染病等の対応については、「海外緊急事態対応マニュアル」に基づき、役職員及び家族の安全を第一に捉え、進出国のリスク状況に応じては本邦への緊急搬送サービスや現地での適切な医療体制の確保の充実を図るなど危機管理体制の一層の強化に努めております。また、為替変動リスクに対応するため、予測しがたい急激な為替の変動に備え、必要に応じ為替予約などを通じ外貨建資産に対しヘッジを実施するなど、可能な限りリスクの回避をしております。 (8) 法的規制について建設事業の遂行は、建設業法、建築基準法、宅地建物取引業法、国土利用計画法、都市計画法、独占禁止法等により多数の法的規制を受けております。当社グループの各社では、特定建設業許可、一級建築士事務所登録、宅地建物取引業の許認可等を受けております。現時点において、当該許認可等の取消となる事由に抵触する事象は発生しておりませんが、将来、何らかの理由により、当該許認可等が取消され又はそれらの更新が認められない場合、もしくはこれらの法律等の改廃又は新たな法的規制の新設、適用基準の変更によっては、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、常に建設業法をはじめとした各種関連法令の制定改廃動向を予め把握するとともに、役職員及び専門工事業者に対して法令遵守の啓発活動及び遵守状況のモニタリングを実施しております。 (9) 大規模災害に関するリスクについて地震等の天災、人災等が発生
経営者による分析(MD&A)— EDINETより引用 ↗
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善に加え、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復傾向が続きました。一方で、海外景気の下振れや、米国の今後の政策動向、金融資本市場の変動等、引き続き 状況を注視していく必要があります。 建設業界においては、公共投資の底堅い推移や、民間設備投資の持ち直しの動きにより、建設投資全体としては 堅調に推移しております。しかしながら、コスト面では建設資材価格の高止まりや労務需給の逼迫等により、厳し い事業環境が続いております。 このような状況の中、当社グループの経営成績は以下のとおりとなりました。 当連結会計年度の経営成績については、売上高は123,349百万円(前連結会計年度比9.1%減)、売上総利益は12,193百万円(前連結会計年度は541百万円の売上総損失)、営業利益は2,318百万円(前連結会計年度は9,404百万円の営業損失)となりました。また、経常利益は1,945百万円(前連結会計年度は9,343百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,332百万円(前連結会計年度は7,191百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。(セグメントの経営成績については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しており、セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。)(土木事業)土木事業においては、売上高は37,727百万円(前連結会計年度比7.1%減)となり、利益面では、工事代金の回収懸念に対する貸倒引当金を計上したこと、大型工事において突貫工事等による工事費の増加を見込んだこと、及び連結子会社における大型下請工事で追加契約協議の難航に伴い損失を計上したことにより、セグメント損失4,550百万円(前連結会計年度は6,294百万円のセグメント損失)となりました。 (建築事業)建築事業においては、売上高は74,628百万円(前連結会計年度比15.4%減)であり、利益面は、選別受注を進めてきたことに加えて、不採算現場が竣工したことで案件の入れ替えが進み利益率が改善したためセグメント利益2,582百万円(前連結会計年度は3,612百万円のセグメント損失)となりました。 (関連事業)関連事業においては、販売用不動産等の売却により、売上高は12,772百万円(前連結会計年度比82.2%増)、セグメント利益は5,905百万円(前連結会計年度比187.2%増)となりました。 地域ごとの業績は次のとおりであります。 ①日本日本国内での売上高は113,009百万円であり、営業利益は2,078百万円となりました。 ②アジアアジアにおける売上高は10,339百万円であり、営業利益は239百万円となりました。 生産、受注及び販売の実績は次のとおりであります。なお、当社グループでは生産実績を定義することが困難なため、「生産の状況」は記載しておりません。 ① 受注実績セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)土木事業42,459△15.5建築事業105,24351.0関連事業12,72682.9合計160,43026.4 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 ② 売上実績セグメントの名称売上高(百万円)前年同期比(%)当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)土木事業36,042△11.2建築事業74,583△15.4関連事業12,72382.8合計123,349△9.1 (注) 売上実績においては、「外部顧客への売上高」について記載しております。 なお、参考のため、提出会社個別の事業の状況は次のとおりであります。 提出会社の受注高(契約高)及び売上高の状況 ① 受注高、売上高、繰越高期別種類別前期繰越高(百万円)当期受注高(百万円)計(百万円)当期売上高(百万円)次期繰越高(百万円)前事業年度(自 2023年6月1日至 2024年5月31日)建設事業土木55,10839,34994,45728,03866,419建築103,25162,372165,62480,82784,796小計158,359101,722260,081108,866151,215開発事業等305,5305,5615,53129合計158,390107,252265,643114,398151,244当事業年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)建設事業土木66,41932,89899,31724,79474,523建築84,79695,043179,83964,549115,290小計151,215127,941279,15789,343189,813開発事業等298,7918,8218,78040合計151,244136,733287,97898,123189,854 (注) 1.前事業年度以前に受注したもので、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注高にその増減額を含んでおります。従って、当期売上高にも係る増減額が含まれております。また、前事業年度以前に外貨建で受注したもので、当事業年度中の為替相場により請負金額に変更のあるものについても同様に処理しております。2.当期受注高のうち海外工事の割合は前事業年度15.7%、当事業年度9.9%であります。そのうち主なものは次のとおりであります。 当事業年度 請負金額10億円以上の主なもの 福樺建設股份有限公司福樺建設富貴莊園案住宅大樓新建工程 新家坡建設股份有限公司新家坡建設中壢區青平段新建工程 ② 受注工事高の受注方法別比率工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。期別区分特命(%)競争(%)計(%)前事業年度(自 2023年6月1日至 2024年5月31日)土木10.489.6100建築47.652.4100当事業年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)土木24.375.7100建築33.166.9100 (注) 百分比は請負金額比であります。 ③ 売上高期別区分国内海外合計(B)(百万円)官公庁(百万円)民間(百万円)(A)(百万円)(A)/(B)(%)前事業年度(自 2023年6月1日至 2024年5月31日)建設事業土木11,59616,442--28,038建築1,29671,8037,7289.680,827小計12,89288,2457,7287.1108,866開発事業等-5,531--5,531計12,89293,7777,7286.8114,398当事業年度(自 2024年6月1日至 2025年5月31日)建設事業土木15,1279,65690.024,794建築2,30951,90910,32916.064,549小計17,43761,56610,33911.689,343開発事業等-8,780--8,780計17,43770,34710,33910.598,123 (注) 1.海外工事の国別割合は以下のとおりであります。国名台湾バングラデシュ計前事業年度(%)100-100当事業年度(%)99.90.1100 2.完成工事のうち主なものは、次のとおりであります。前事業年度 請負金額10億円以上の主なもの 中日本高速道路株式会社新東名高速道路 秦野インターチェンジ工事 アール・アイ・シー・マネジメント株式会社多度町小山土地区画整理事業造成工事 サンヨーホームズ株式会社、住友不動産株式会社(仮称)大国町駅前計画新築工事 サムティ株式会社(仮称)大田区羽田1丁目ホテル新築工事 東急不動産株式会社(仮称)柏沼南物流施設計画新築工事 当事業年度 請負金額10億円以上の主なもの ソーラー・フィールド4合同会社小松沢太陽光発電所建設工事 国土交通省関東地方整備局R3多摩川左岸二子玉川築堤護岸工事 東急不動産株式会社、株式会社長谷工コーポレーション(仮称)札幌市中央区南三条西1丁目計画 新築工事 パルシステム生活協同組合連合会パルシステムつくばみらいセンター新築工事 MIRARTHホールディングス株式会社(仮称)レーベン桃山台新築工事 3.売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先別の売上高及びその割合は、次のとおりであります。前事業年度該当事項はありません。当事業年度該当事項はありません。 ④ 繰越高(2025年5月31日現在)区分国内海外合計(B)(百万円)官公庁(百万円)民間(百万円)(A)(百万円)(A)/(B)(%)建設事業土木46,42427,0351,0631.474,523建築2,23577,54135,51330.8115,290小計48,660104,57636,57619.3189,813開発事業等-40--40計48,660104,61636,57619.3189,854 繰越工事のうち請負金額10億円以上の主なもの 野村不動産株式会社、総合地所株式会社(仮称
経営方針・経営環境・課題— EDINETより引用 ↗
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 日本国土開発グループの経営の基本方針 当社グループは経営理念として「わが社はもっと豊かな社会づくりに貢献する」を掲げています。この理念は、1991年4月に創立40周年を機に策定したもので、当時は「社会が直面している問題の解決とより良い社会の構築、快適環境の創造を通じ、ゆとりある社会づくりを目指す」、この想いを経営理念に込めました。30年以上経った今もこの想いは変わらず、SDGs達成を目標に取り入れる等、当社グループは全てのステークホルダーに対して「豊かな社会づくり」とは何かを考えてきました。 2022年7月から当社グループは、2030年までの長期ビジョンとして「社会課題を解決する『先端の建設企業』」を目指すべき姿と位置づけ、立ち向かう社会課題として「気候変動問題」「2030年問題」を設定し、脱炭素社会の実現や人口減少による担い手不足などの諸問題に対して当社グループが持つノウハウや知見を生かし、社会課題の解決に貢献できるよう取り組んでいます。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 ①「中期経営計画2024」の振り返り 2023年5月期からの3カ年経営計画である「中期経営計画2024」において、土木・建築事業が2024年5月期に大幅損失を計上し、2024年7月に中期経営計画の計数目標の見直し(最終年度ROE10%水準→5%水準、営業利益110億円→40億円に修正)を行いました。 最終年度である2025年5月期に、前年度の損失計上を受け、土木・建築事業で受注審査の厳格化、管理・施工体制強化などを実施しました。その成果もあり、建築事業が回復基調に転じ計画を超える利益を計上、関連事業の販売用不動産の一部売却によるフロー収益や太陽光発電を中心としたエネルギー事業のストック収益などが貢献し、黒字化を達成しました。 一方、土木事業は3期連続の大幅損失計上となり、回復が遅れています。その結果、前中期経営計画における見直し後の財務目標においても計画未達(ROE2.0%、営業利益23億円)となりました。 非財務目標については、脱炭素の取り組みにおいて2050年のカーボンニュートラルの目標であるSBTイニシアチブの「SBTネットゼロ」目標の認定取得したほか、健康経営では「健康経営銘柄2025」(通算4回目)に選定されるなど、先進的な取り組みを実施することができました。 ②外部環境認識 海外経済においては、米国政権による各国への通商政策は不確定要素であり、地政学的リスクなどによる原材料・エネルギー価格の高騰や金融・資本市場の変動などの影響は先行き不透明となっています。国内経済は、雇用・所得環境の改善もあり、回復傾向が続いていましたが、海外経済の減速により、国内企業の収益なども下押しされ、成長ペースは鈍化が見込まれます。 国内建設市場は堅調に推移しており、脱炭素化関連投資、国土強靭化計画による公共投資が見込まれるものの、資材・労務費の高騰、少子化に伴う住宅建設投資減などもあり、収益性の低下も考慮に入れる必要があります。また、担い手不足が深刻化しており、人財の確保・育成に関連する人的資本の活用が求められるほか、労働時間削減や生産性向上につながるAI(人工知能)やICT(情報通信技術)などのDX(Digital Transformation)は加速すると見込まれます。一方、南海トラフ地震、首都直下型地震などの発生確率が高まっており、被災地の復旧復興に貢献する建設業の果たす役割は大きいと認識しています。 以上の外部環境認識、前中期経営計画で果たせなかった目標に対する経営課題などに対応するため、2028年5月期を最終年度とする3カ年経営計画「中期経営計画2027」を策定しました。 ③日本国土開発の目指す姿 我々が目指す姿は、経営理念である「わが社はもっと豊かな社会づくりに貢献する」を実現することです。そのため、「気候変動問題」「2030年問題」を立ち向かう社会課題に掲げ、それらを解決する『先端の建設企業』となることを長期ビジョンとしています。“豊かな社会づくり”への貢献を目指し、経済的価値と社会的価値の相互作用により、企業価値向上を図るサステナビリティ経営を推進するため、マテリアリティ(重要課題)の刷新を実施した上で、新中期経営計画を策定しました。 ④「中期経営計画2027」のミッション 「中期経営計画2027」では、ミッションとして「持続的に利益を生み出す経営基盤を再構築し、『成長軌道への回帰』を実現する」を掲げました。これは前中期経営計画の財務目標が未達となり、我々が2030年までを見据えて計画していた“成長軌道”について、この3カ年で再び元の軌道に戻すため、持続的に利益を生み出す経営基盤を再構築することを最大の目的とします。中期経営計画の最終年度における計数目標は、ROE(自己資本利益率)8.0%、営業利益90億円とし、3カ年で投資総額740億円を実施する方針です。 ⑤各事業の取り組み<土木事業> 土木事業は、適正利益を確保した受注活動と施工管理体制強化により、事業体質を改善し、強みを活かした事業に注力して「持続的な安定事業への回帰」を目指していきます。「インフラリニューアル」「防災減災」「復興」への取り組みに注力し、“インフラソリューション”で社会課題解決に貢献します。<建築事業> 建築事業は、エリア別に注力マーケットを確立し、適正利益を確保できる受注活動を展開、品質管理を中心とした現場管理を徹底し、「安定事業から成長事業への脱皮」を目指していきます。設計・施工の品質向上はもちろん、積算・購買力強化に努め、当社グループのみならずお客様の収益力向上を図るとともに、竣工引き渡し後の管理維持も手掛け、お客様に寄り添う“建物のトータルサポーター”を目指します。 <関連事業> 関連事業は、投資・回収のバランスを意識した堅実投資でストック収益を伸ばし、開発不動産の適時売却によるフロー収益を積み重ねることで利益の拡大を図っていきます。不動産事業は、優良収益不動産の取得やアセットタイプの拡充、土地区画整理事業などを進めていくほか、新分野への挑戦を進めていきます。エネルギー事業は、自社開発案件の累計発電容量を2030年までに現在の127MWから200MWへの拡大を進めていきます。既存案件のバリューアップや屋根置き太陽光発電に取り組むこと、新分野への挑戦として蓄電池事業への参入なども加えて、長期安定適格太陽光発電事業者の認定を目指していきます。<新規事業> 新規事業については、「地域課題解決パートナー」として、日本全国の地域経済・地域社会への貢献、地域再興資源の創出支援を推進し、社会課題であるインフラリニューアルへの参入、気候変動問題に対応する再生可能エネルギーの普及に貢献していきます。 ⑥DX戦略 前中期経営計画においては、企業活動のあらゆる業務のDXを目指し、経営・業務システム、AI・RPAの導入、ICTを活用した測量や自動化施工、BIM/CIMの活用などを推進してきました。今後、これらのシステムやツールを導入・活用し、生産性向上、省人化、提供価値の最大化を目指していきます。そのためにも全社員のDX活用人財化、全社のDX活用体制の構築を進めるべく、人財と組織の変革の両輪で建設DXを実践していきます。 ⑦財務戦略と投資計画 財務戦略として、財務健全性の観点から「中期経営計画2027」期間中は自己資本比率40%以上、D/Eレシオ0.7倍以下を堅持してく方針です。自己資本は2024年5月期の大幅損失前の水準(790億円程度)を念頭に、最終年度は720億円の確保を目指していきます。 投資計画については、前中期経営計画において、キャッシュ・フローの不足から投資計画が未達となったことも踏まえ、新中期経営計画では収益力強化と事業基盤拡充に向け、有利子負債を戦略的に活用し、成長分野である関連事業(不動産事業、エネルギー事業)を中心に積極的な投資を実施する方針です。3カ年で740億円の投資を計画しています。 ⑧株主還元 配当政策では、前中期経営計画において安定した株主還元を実施するために導入した「DOE(株主資本配当率)」を継続して採用します。収益力の回復を前提に「DOE2.5 ~ 3.5%」を配当方針とし、最終年度まで順次引き上げを目指します。 ⑨市場評価と資本収益性改善への取り組み ここ数年の営業利益率とROEの低下、業績悪化による株価の下落などから、当社のPBR(株価純資産倍率)は1倍を下回って推移しています。2025年5月期から「市場評価と資本収益性の改善」に向けた取り組みとして、ROE改善と、PER(株価収益率)向上を目指し、安定性・収益性・将来性・関係性の観点から取り組みを実行しており、今後もPBRの向上に努めていきます。
関連当事者取引— EDINETより引用 ↗
【関連当事者情報】1.関連当事者との取引 (1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引 ①連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等記載すべき重要な取引はありません。 ②連結財務諸表提出会社の役員及び個人主要株主(個人の場合に限る。)等記載すべき重要な取引はありません。 (2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引前連結会計年度(自 2023年6月1日 至 2024年5月31日)種類会社等の名称又は氏名所在地資本金又は出資金(百万円)事業の内容又は職業議決権等の所有(被所有)割合(%)関連当事者との関係取引の内容取引金額(百万円)科目期末残高(百万円)役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社等新栄重機土木株式会社(注)1東京都日野市3土木事業-工事の発注工事の施工(注)212支払手形・工事未払金等5 (注)1.当社の取締役である曽根一郎の近親者が議決権の100%を所有しております。2.取引条件は、一般の取引条件と同様に決定しております。 当連結会計年度(自 2024年6月1日 至 2025年5月31日)記載すべき重要な取引はありません。 2.親会社又は重要な関連会社に関する注記 該当事項はありません。
重要な会計上の見積り— EDINETより引用 ↗
(重要な会計上の見積り)(一定の期間にわたり収益を認識する方法による収益認識及び工事損失引当金) (1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 (単位:百万円) 前連結会計年度当連結会計年度完成工事高121,06599,897工事損失引当金6681,031 (2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報 一定の期間にわたり収益を認識する方法により計上される完成工事高については、工事原価総額を基礎として当連結会計年度末までの実際発生原価に応じた工事進捗度に工事収益総額を乗じて算定しております。工事原価総額の見積りについては工事着工段階において実行予算を編成し、工事の現況を踏まえて継続的に見直しております。また、全ての工事契約について、工事原価総額が工事収益総額を超過する場合には、損失見込額について工事損失引当金を計上しております。上記のとおり、一定の期間にわたり収益を認識する方法による収益認識及び工事損失引当金の計上については、工事原価総額の見積りの影響を受けます。工事原価総額の見積りは、今後の工事の進捗に伴い、施工中の工法変更や施工範囲の変更等に伴う設計変更や追加契約の締結、市況の変化による調達価格(資材・外注費等)の変動などの影響を受ける可能性があり、翌連結会計年度の連結財務諸表の完成工事高及び工事損失引当金の計上額に重要な影響を及ぼす可能性があります。
重要な契約— EDINETより引用 ↗
5 【重要な契約等】(財務制限条項が付された借入金契約)当社が締結している財務制限条項が付された借入金契約の契約に関する内容等は、以下のとおりです。なお、財務上の特約の内容につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結貸借対照表関係)」に記載しているため、記載を省略しております。 契約締結日相手方の属性極度額(百万円)期末残高(百万円)弁済期限担保2025年3月25日都市銀行13,1003,0002026年3月27日なし2025年2月25日都市銀行-3,6002028年2月29日なし2020年2月25日都市銀行-2,4002027年2月26日なし2021年3月26日都市銀行-3,8002026年3月31日なし2021年3月26日都市銀行-2,7002028年3月31日なし2022年12月30日都市銀行3,0003,0002027年12月30日なし
配当政策— EDINETより引用 ↗
3 【配当政策】当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置づけており、業績と経営環境を勘案のうえ、企業体質の強化や将来の事業展開に備えるための内部留保を確保しつつ、安定的な配当を維持することを基本方針としております。また「中期経営計画2024」において、「DOE2.5~3.0%」水準の達成を目標として掲げております。 上記方針及び当期の業績を勘案し、当期の期末配当につきましては、2025年8月26日開催予定の定時株主総会にて1株あたり12円と決議して実施する予定であります。これにより、中間配当金10円を加えた年間配当金は、1株あたり22円となります。 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。決議年月日配当金の総額(百万円)1株当たり配当額(円)2025年1月14日取締役会決議80310.02025年8月26日定時株主総会決議(予定)96412.0 (注)1.2025年8月26日開催予定の定時株主総会決議による1株当たり配当額12.0円には特別配当2.0円が含まれております。2.2025年1月14日開催の取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式に対する配当金7百万円が含まれております。3.2025年8月26日開催の定時株主総会にて決議して実施する予定の配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式に対する配当金8百万円が含まれております。 (ご参考:「中期経営計画2027」における株主還元方針) 当社は、2025年7月15日に公表した2025年度を初年度とする3カ年計画の「中期経営計画2027」において、株主還元に関する目標水準を「DOE2.5〜3.5%」へと引き上げました。 これにより、株主還元の安定性を維持しつつ、収益力の回復を前提に還元額の順次拡大を図ることで、中長期的な株式保有を促進し、株主価値の向上を目指してまいります。
上記は JINGI の解析ではなく、EDINET 提出の有価証券報告書からの引用(一次情報の検証用)。各「EDINETより引用 ↗」からこの銘柄の実際の提出書類を開いて原本を確認できます。JINGI 独自の解析・読解は上部の各カードが本体です。出所: 金融庁 EDINET でこの有報を開く(docID S100WKKV)↗ 有価証券報告書(EDINETコード E00059)・公共データ利用規約 PDL1.0。

FACTS よくある質問(基本情報)

日本国土開発株式会社の証券コード(銘柄コード)は?
1887です。
1887(日本国土開発株式会社)のEDINETコードは?
E00059です。金融庁 EDINET でこのコードから有価証券報告書などの一次開示を確認できます。
1887(日本国土開発株式会社)の代表者は誰ですか?
代表取締役社長 林 伊 佐 雄です(有価証券報告書の表紙記載)。
1887(日本国土開発株式会社)の本社所在地は?
東京都港区虎ノ門四丁目3番13号です。
1887(日本国土開発株式会社)の監査法人(会計監査人)は?
有限責任監査法人トーマツです。
1887(日本国土開発株式会社)の筆頭株主は?
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)で、保有比率は約9.4%です(2025-05-31基準)。
1887(日本国土開発株式会社)の発行済株式数は?
有報(2025-05-31基準)で89,255,000株です(発行済株式総数)。うち自己株が8,868,600株、市場で流通する浮動株は44,196,400株です。
1887(日本国土開発株式会社)の株主数は?
2025-05-31基準で18,457名です。上位10名で45.0%を保有し、浮動株比率は49.5%です。
1887(日本国土開発株式会社)の決算期は?
5月期です。
発行済株式数・株主数は有報の基準日時点の値です。企業の読解・評価は上部の各カードが本体です。出所: 有価証券報告書(EDINET)/市場統計。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

GLOSSARY 用語ガイド(指標の意味と、投資での見方)

株価・割安度
株価 × 発行済株式数。市場が会社全体を今いくらと見ているか。
投資での見方:規模と流動性の目安。これ自体は割安・割高を示さない。
株価 ÷ 1株利益。利益の何年分で株価がついているか。
投資での見方:期待の高さの目安。単独では割安・割高の判断にはならない。
時価総額から純現金を引いた「事業そのものの値段」を利益で割った倍率。
投資での見方:現金が厚い会社は、見かけのPERより実質的な倍率が低く出ることがある。
株価 ÷ 1株純資産。純資産の何倍で買われているか。
投資での見方:1倍割れは「解散価値以下」の目安だが、割安とは限らない(罠のことも)。
1株あたりの純利益(純利益 ÷ 発行済株式数)。
投資での見方:伸びが続くかが本質。自社株買いで見かけ上増えることもある。
1株配当 ÷ 株価。株価に対して受け取れる配当の割合。
投資での見方:高いほど利回りは良いが、無理な配当や減配余地がないかも併せて見る。
企業価値=時価総額 + 純有利子負債。会社を丸ごと買う値段。
投資での見方:借金込みでいくらで買えるか。倍率評価の分子。
事業価値(時価総額+純有利子負債)を本業の稼ぎで割った倍率。
投資での見方:借金も込みで会社全体をいくらで買えるか。低いほど、稼ぎに対する会社全体の値段が小さいことを表す(水準は業種で異なる)。
⚠ 外部から出す限界:EBITDAは「どこまで費用を足し戻すか(調整後EBITDA)」で変わり、会社公表値と外部算出値が食い違うことがある。減価償却を除くため、設備集約型では実態より稼ぐ力を大きく見せやすい(水準は業種で異なる)。
企業価値を本業利益(EBIT)で割った倍率。
投資での見方:低いほど本業利益に対する会社全体の値段が小さいことを表す。EV/EBITDAと併読。
企業価値を売上で割った倍率。
投資での見方:赤字でも使える。業種で水準が大きく違う。
EV/EBITの逆数。会社を丸ごと買ったときの利回り。
投資での見方:高いほど、投じた企業価値に対する本業の利回りが大きいことを表す。国債利回り等と比較する。
実質キャッシュ(純現金)が時価総額に占める割合。
投資での見方:大きいほど、時価総額に対して手元の純現金が厚いことを表す。
収益性・効率
自己資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く持続的なら資本効率が良い。借金での嵩上げでないか要確認。
総資産がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:資産の効率。ROEと併せ借入依存でないかを見る。
投じた資本がどれだけ利益を生んでいるか(%)。
投資での見方:高く安定なら「稼ぐ仕組み」が強い=強み(他社にない優位性)の目安。
⚠ 外部から出す限界:外部から有報だけで出すROICは簿価ベースの近似。投下資本に現金・のれん・費用処理された無形投資(研究開発・ブランド)をどう含めるかで数字が変わり、事業に使う資本と余剰資本を外から完全には切り分けられない。水準の絶対値でなく、同じ定義での軌跡と同業比較で読むのが誠実な使い方。
売上に対する粗利益(売上−原価)の割合。
投資での見方:高く安定なら値付けの強さ(価格決定力)がある。
売上に対する営業利益の割合(本業の稼ぐ力)。
投資での見方:高く安定なら本業が強い。趨勢の向きを重視。
売上に対する最終利益の割合。
投資での見方:一過性の損益で振れる。数年の水準で見る。
売上 ÷ 総資産。資産を何回転させて売上を作ったか。
投資での見方:高いほど資産効率が良い。薄利多売か厚利少売かの形。
税引前利益に対して実際に負担した税金の割合。
投資での見方:極端に低い年は一過性の要因かを確認。
⚠ 外部から出す限界:繰延税金・税制優遇・過年度修正で単年は大きく振れる。極端な年は一過性の要因かを、複数年でならして見る。
売上が前の年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:成長の勢い。数年の推移で加速か失速かを見る。
純資産が前年からどれだけ増減したか(%)。
投資での見方:利益の蓄積か毀損か。継続的な増加が理想。
本業で得た総収入(トップライン)。
投資での見方:成長の起点。伸びが利益・現金に繋がっているかを見る。
本業の儲け(売上−原価−販管費)。
投資での見方:本業の実力。営業外・特別損益を除いた継続的な稼ぐ力。
営業利益に金融収支など経常的な損益を加えた利益。
投資での見方:財務コスト込みの実力。営業利益との差で財務の重さが分かる。
税・特別損益まで引いた最終利益。
投資での見方:最終的に株主に帰属する利益。一過性で振れる点に注意。
成長・複利
数年ぶんの成長を1年あたりに均した年平均成長率。
投資での見方:売上CAGRとEPS CAGRの差で「成長が1株利益に乗っているか」を見る。
キャッシュ・利益の質
営業で得た現金から設備投資を引いた、株主が自由に使える現金。
投資での見方:会計上の利益より「本当に手元に残る現金」。配当・自社株買い・成長投資の原資。
⚠ 外部から出す限界:営業CFから設備投資を引いて出すが、その設備投資の「維持」分と「成長」分を外から切り分けられない。厳密なオーナー利益は維持capexベースだが、外部近似では総capexを使うため、成長投資が重い会社では小さめに出やすい。
FCF ÷ 時価総額。株を丸ごと買ったときの現金利回り。
投資での見方:高いほど株価に対して現金を生む力が強い。マイナスは現金流出=要警戒。
FCF ÷ 売上。売上のうち自由に使える現金の割合。
投資での見方:高く安定なら現金を生む力が強い事業。
本業で実際に出入りした現金(営業キャッシュフロー)。
投資での見方:利益が現金を伴っているかの土台。継続してプラスかを見る。
設備投資や買収・売却など投資での現金の出入り。
投資での見方:継続的な設備投資は事業維持の目安。過大な買収は要注意。
借入・返済・配当・自社株買いなど資金調達での出入り。
投資での見方:借入依存か、株主還元に回しているかの手掛かり。
営業CF ÷ 売上。売上の何割が営業現金になったか。
投資での見方:高いほど現金化が早い。利益との乖離に注意。
会計上の利益がどれだけ現金になっているか。各期の表示は営業CF÷営業利益、「平均」は黒字期のみの営業CF÷純益で、分母が異なるため各期の単純平均とは一致しません。
投資での見方:1倍前後が健全。継続して低いと利益の質に疑問。
⚠ 外部から出す限界:ズレ自体は計算できるが、その意味(利益の質の低さか、事業特性か)は業種・会計方針の文脈依存で、数字だけでは判断できない。
数年ぶんの営業CFの合計。
投資での見方:一時的な変動をならした「稼ぐ現金の実力」。
会計上の利益とキャッシュのズレの大きさ。
投資での見方:大きくプラスは「利益は出ているが現金が伴わない」=利益の質が低い兆候。
⚠ 外部から出す限界:利益とキャッシュのズレは計算できるが、それが「利益の質が低い」のか「先行投資型・季節性など正常な事業特性」なのかは、業種と会計方針を知らないと誤読する(建設・受注産業は構造的に大きくなる)。数字だけで質を断じない。
会計上の利益が、実際の現金の裏付けをどれだけ持っているか。営業CF(実際に入った現金)と純利益(会計上の利益)のズレ(アクルーアル)で測る。
投資での見方:利益と現金が近い、または現金が上回るほど質が高い傾向。継続して現金が利益に届かないと利益の実在性に注意(水準は業種・成長段階で異なる)。
財務の健全性
総資産に占める自己資本の割合。
投資での見方:高いほど財務が頑丈。低いと借入依存で下振れに弱い。
現金から有利子負債を引いた、正味の手元現金(=実質キャッシュ)。
投資での見方:厚いほど手元の純現金が多いことを表す。マイナスは有利子負債が現金を上回る状態。
会社が持つ資産の合計(現金・売掛金・設備・のれん等)。事業の規模感。
投資での見方:大きさより中身と効率(ROA・総資産回転)で見る。
総資産から負債を引いた株主帰属分。厳密には自己資本(親会社株主帰属)に非支配株主持分・新株予約権を加えたもの。
投資での見方:厚いほど株主資本が大きい。利益の蓄積で継続的に増えるのが一つの見方。
手元の現金・預金(および現金同等物)。
投資での見方:有利子負債と比べた厚み(ネットキャッシュ)が安全域。
利息のつく借入金・社債の合計。
投資での見方:現金より多いと純有利子負債。少ない/ゼロなら財務は堅い。
1年以内に現金化できる資産(現金・売掛金・在庫等)。
投資での見方:流動負債と比べた厚みが短期の支払い余力。
1年以内に返す必要のある負債(買掛金・短期借入等)。
投資での見方:流動資産で十分賄えるかが短期の資金繰りの目安。
1株あたり純資産(純資産 ÷ 発行済株式数)。1株の解散価値の目安。
投資での見方:PBRの分母。継続して増えていれば資本が蓄積している。
流動資産 ÷ 流動負債。短期の支払い余力。
投資での見方:低いと短期の資金繰りに弱い。
純有利子負債が本業の稼ぎ(EBITDA)の何年分か。
投資での見方:低いほど借金の重さが軽い。高いと財務リスク。
⚠ 外部から出す限界:分母のEBITDAは調整の幅があり(調整後EBITDA問題)、減価償却を除くため設備集約型では借金の重さを軽く見せやすい。
営業利益が支払利息の何倍か。
投資での見方:高いほど利払い余力がある。低いと金利上昇に弱い。
今の稼ぐ現金で有利子負債を返すのに要する年数の目安。
投資での見方:短いほど財務が軽い。
設備を維持するのに必要な投資額の目安(対 減価償却)。
投資での見方:減価償却を大きく超える投資が続くと現金が残りにくい。
⚠ 外部から出す限界:維持のための設備投資と成長のための設備投資の切り分けは、外部からは原理的にできない(有報の投資CFに出るのは総額のみ)。減価償却を代理変数にした粗い近似で、これに依存するFCF(オーナー利益)の精度も同じ限界を負う。
買収で「相手の純資産より高く払った差額」を資産に計上したもの。
投資での見方:事業が悪化すると減損で自己資本を一気に削る火種になりうる。
のれんや無形資産が、事業悪化時に評価損(減損)を迫られる度合い。
投資での見方:無形が厚い会社ほど、趨勢が崩れたときの自己資本の毀損が大きい。
買収で得た顧客基盤などを無形資産に計上したもの。
投資での見方:のれんと同様、事業悪化時に減損で自己資本を削るリスク。
株主還元・希薄化
純利益のうち配当に回した割合(%)。
投資での見方:高すぎは無理な配当の恐れ、低いと内部留保重視。
配当を連続して増やしてきた年数。
投資での見方:長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。
新株発行などで1株の価値が薄まる度合い(%)。
投資での見方:大きいと既存株主の取り分が減る。
1株あたりに支払われる配当金。
投資での見方:配当利回りの分子。継続性と増減の推移を見る。
統治(ガバナンス)
取引維持などの目的で持つ他社株式(純投資以外)。
投資での見方:多いと資本効率を下げ、少数株主への向き合い方の手掛かり。
会社を実質的に支配する大株主(親会社や創業家など)。
投資での見方:少数株主の利益と衝突しないか、資本政策の主導権の手掛かり。
市場・流動性
今年に入ってからの最安値と最高値。現在の株価がそのレンジのどこにあるか。
投資での見方:高値圏か安値圏かの位置取りの文脈。割安・割高そのものではない。
市場全体の動きに対する、その株の値動きの感応度。
投資での見方:値動きの荒さの目安。売買のシグナルではない。
一定期間の株価の平均をつないだ線。
投資での見方:価格の位置の文脈。売買シグナルではない。
1日に取引される金額の平均。
投資での見方:小さいほど「買いたい時に買えない/売りたい時に売れない」流動性リスク。
1日に売買される株数の平均。
投資での見方:少ないと売買で株価が動きやすい=流動性リスク。
市場で実際に売買される株の割合(発行済−大株主−自己株)。
投資での見方:薄いと少額の売買で株価が飛びやすい=出入口の狭さ。
市場で実際に流通する株の時価総額。
投資での見方:小さいほど需給で株価が振れやすい。
機関投資家と、経営陣など内部者が持つ株の割合。
投資での見方:内部者比率は経営の当事者性、機関比率は需給の手掛かり。
理論株価の手法
複数の評価手法(EPV・配当割引・正当PER×正常化益・資産)で出した参考の価値レンジ。
投資での見方:単一の目標株価ではなく「幅」で捉える。前提を変えれば動く。
今の利益が成長ゼロで続くと仮定した保守的な価値。
投資での見方:成長を織り込まない下限の目安。安全域の物差し。
将来の配当を現在価値に割り引いて出す株価。
投資での見方:配当が安定した会社に向く。前提で大きく動く。
平準化した1株利益に妥当な倍率を掛けた参考値。
投資での見方:一過性を除いた「巡航利益」で見る発想。
1株あたりの純資産(解散価値の目安)。
投資での見方:株価がこれを大きく割ると資産面の安全域の手掛かり。
流動資産から総負債を引いた、極めて保守的な清算価値。
投資での見方:株価がこれ以下なら資産だけで下値を説明できる領域。
将来のお金を「今の価値」に引き直す率(要求リターン)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来を厳しく割り引く=理論株価は下がる。安全域を測る物差し。
利益や配当が将来伸びると見込む年率(永久成長)。
投資での見方:シミュレーターで上げると将来価値が増え理論株価は上がる。ただし割引率を超える前提は使えない。
事業の質・成長・金利から見て「妥当」と考えるPER(1株益に何倍まで払えるか)。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。実績PERとの差が期待の織り込み。
一時的な浮き沈みをならした「平常時の1株利益」。
投資での見方:シミュレーターで上げると理論株価は上がる。単年の特需/特損に振らされないための基準値。
正常化EPSに成長を織り込んで割り引いた理論株価(EPS×(1+成長率)÷(割引率−成長率))。
投資での見方:割引率>成長率のときだけ成立。成長率が割引率に近いほど値は大きく振れる。
投資の読み方
割安に見えて、実は安いなりの構造的な理由がある状態。
投資での見方:数字だけの割安に飛びつくと嵌る。安さの「理由」を読むのが核心。
本質的な価値に対して株価が持つ「間違えても損しにくい余裕」。
投資での見方:現金の厚み・資産・稼ぐ力で測る。バリュー投資の背骨。
新しい開示が出るたびに仮説(テーゼ)を読み直す、JINGI の監視の仕組み。
投資での見方:一度の分析で終わらせず「テーゼは生きているか」を追い続ける。
このページで使う指標について、何を意味するかと、投資でどう見ればよいかを、なるべくやさしくまとめました。指標名にマウスを重ねる(スマホは指標名をタップ)と、その場で説明が出ます。情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

SOURCE / 出典

基本情報・財務・大株主・ガバナンス・開示原文は 金融庁 EDINET(有価証券報告書・EDINETコード E00059)の一次データを構造化。各数値は一次開示で検証できます——上のリンクから EDINET で当社の提出書類を確認できます。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。