連続増配年数ランキング

JINGI が一次データから構造解析した銘柄を連続増配年数が多い順に並べた4銘柄の一覧です。配当を連続して増やしてきた年数。長いほど還元姿勢と収益の安定を示す傾向。順位は事実としての相対位置であって、特定銘柄の売買推奨や優劣の断定ではありません。株価に連動する指標は時点により変動します。
1 4058トヨクモ株式会社情報・通信業 4年
無借金・高利益率のストック型SaaS成長企業+無借金+営業利益率33.04%−筆頭株主 株式会社ナノバンク 45.66%(特別決議拒否権級)−実質浮動株25.36%
法人向けクラウドサービスを手がける会社で、災害時の「安否確認サービス」、サイボウズのkintoneに機能を足す「kintone連携サービス」、ナレッジ管理の「NotePM」が主力。 もっと見る
利用期間で課金するストック型(積み上げ型)で、直近5期は売上15.8→48.6億円と連続増収、2025年12月期の営業利益率は33%、解約率も0.8%台と低い。財務は有利子負債ゼロ・現金44億円と厚く、営業キャッシュフローが純利益を上回って利益の質を裏打ちする。一方で構造上の留意点は3つ。①筆頭株主ナノバンクが45.66%を握り、実質浮動株は25.36%と薄い。②kintone連携が同社開示で売上の約6割を占め、サイボウズへの依存が続く。③2025年に子会社化したプロジェクト・モード由来で、のれん8.81億+顧客関連資産3.08億が純資産(40.6億)の約29%を占める。数字は良いが、株価はPBR7.6倍と成長期待を織り込んだ水準で、割安と読める型ではない。
2 4262ニフティライフスタイル株式会社情報・通信業 3年
無借金・住まい依存の成果報酬送客型+無借金+実質キャッシュ47.2億(時価総額の55%)−顧客集中(リクルート37.9%)−住まい1カテゴリー依存81%
実体はニフティ不動産を核とする成果報酬型の送客メディア。連結子会社ドアーズ(外壁塗装の窓口)・GiRAFFE&Co.(SEO)を束ね、単一セグメント「行動支援サービス事業」で年間延べ約1億人のユーザー基盤を回す。 もっと見る
財務は無借金・自己資本83.2%・現金47.2億(時価総額の約56%)と過剰なほど堅牢で、営業利益率22.72%、8期連続増収と稼ぐ力は本物。ただし収益はLIFE STYLE領域45.8億に偏り、同社開示ではリクルート1社で売上37.9%・LIFULLと合わせ上位2社で52.1%を占める非対称依存。堀であるオーガニック集客は検索アルゴリズムと生成AIに構造的に晒され、WORK STYLE領域は9.2億→6.6億へ縮小した。ニフティ株式会社が65.3%を握り実質浮動株25.07%と薄く、出口の厚みも限られる。安い罠ではなく、数字は優良だが成長持続性に留保がつく型。
3 7806株式会社MTGその他製品 2年
V字回復した美容機器ブランドの高成長織り込み型+直近5期連続増収+営業増益>増収(+225.5%>+37.5%)−実質浮動株27.14%
ReFa(美容ローラー・ヘアケア)とSIXPAD(EMSトレーニング機器)を柱に、EC・美容室卸・百貨店/量販店・海外と多彩な販路で美容・健康機器を売る会社。財務は5期連続増収で、売上は428億→988億へ。 もっと見る
特に直近期は営業利益率が前期4.6%から10.8%へ跳ね、純利益は79億、ROEも16.6%まで回復した(過去には利益率低迷期あり)。自己資本比率は67.8%と厚めだが、期中に財務制限条項付シンジケートローンで有利子負債が3,714百万円に増え、現金は減少傾向。セグメント別(同社開示)ではダイレクトマーケティング・プロフェッショナル・リテールが利益の柱で、海外とスマートリングは赤字。創業者・松下剛氏が28%を握り、上位10株主で72%、実質浮動株は27%と薄い。数字は急回復し良好だが、価格には高成長の織り込みが乗っており(PER22倍・PBR3.5倍)、『安いから安全』の型ではなく『回復した成長を株価がどこまで前提にしているか』を問う型。
4 4493株式会社サイバーセキュリティクラウド情報・通信業 1年
サブスク型WAFの高収益成長・増資で無借金化した複合型+自己資本比率75.57%+営業利益率21.69%
何で稼ぐ会社か:Webサイトを攻撃から守るクラウド型防御サービス(攻撃遮断くん、WafCharm、CloudFastenerなど)を月額課金で提供するサイバーセキュリティ専業。 もっと見る
継続課金の残高を示すARRは同社開示で約50.0億円(前年比22.0%増)。財務の骨:2025年12月期は売上50.8億円(前期比31.8%増)・営業利益11.0億円(同42.5%増)・営業利益率21.7%で、利益成長が売上成長を上回る。自己資本比率は前期55.3%から75.6%へ急改善したが、これは稼いだ利益だけでなく新株発行18.5億円が主因で、期末現金は39.8億円へ増えた。営業CFが純益を裏打ちし利益の質は高い。支配/出口:筆頭株主のファンドでも9.17%と分散、浮動株65%と流動性は厚い。増収増益・高収益・実質無借金に近い姿で、数字の見た目は良い。ただしM&Aで膨らむのれん(4.4億円)と、増資による自己資本改善の性質は割り引いて読むべき局面。
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SOURCE / 出典

数値は 金融庁 EDINET の有価証券報告書と市場データから構造化・算出したものです。本ページは情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。